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行かないで正解だったよ、とか
来て正解だったな、とか
終わってから言う
何かしてしまってから言う

生まれてきて正解でしたか
生きてきて良かったですか

失敗でも
生まれてきて良かっ ....
その現代詩、セルダムイリーガル
なんてちょっと格好いいじゃん

自由詩に
もし決まりとか約束事とかがあるなら
張り切ってぎりぎりを狙うよ
NGワードがあるなら別の言葉をさがす

使われ ....
国を統べる覚悟はあるか
国土も、国民も、法も王も
たった一人
自分一人だけの王国を

心身全くもって健全な人間などいない
そんな理想の国など
どこかにならあるというものではない
五体や ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=235166 庭の中では
わたしは園丁です
剪定ばさみ片手に
いろいろ切り詰めてまわります

あおあおとした小枝
みずみずしい若葉
手を入れるべき季節というものはありますが
どれも好きなだけ伸びても ....
うそか
ほんとか
ネズミは「根住み」なんだそうですよ

根の国
地中深く
その鳴く声もチュウ、チュウと
黄泉の国の住人

うそかほんとうか
どちらといえるようなことではないけど
 ....
星は知らないという
星にひとが名づけた名前があること

ではひとは知っているのだろうか
星にひとが名づけた名前があること
星に名前がついているわけ

幾通りもの答えがあっていい
たとえ ....
葉牡丹
公園の植え込みなんかで
冬は他にないからというような使われ方をしていた葉牡丹
今は冬にも花が多くなったし
葉牡丹そのものも種類が増えたけど
三つ編みのベンジャミンみたいに茎で芸当させ ....
クロマニヨン人は別人だった
ネアンデルタール人も別人だった
別人というよりは別人類だった
つまり彼らは私たちではないのです

クロマニヨン人のクロちゃんが
まぁ直近ではありますが
ネアン ....
絶対音感なんて
贅沢は言わないから
一音だけ
例えばA音
聞けたらいいな

木の色
幹の色
梢の色

空の色
雲の色
雲のふちの色

色を日々
いろいろに見分けているよう ....
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
うねうねと前線がやってくる
天気が崩れて落ちてくる
日没とともに

砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
もう十分楽しかっただろう?
潮 ....
青いバラを見ましたか
青いバラを見ましたよ
花屋さんのでっかいガラス張り冷蔵庫の中で
束になって真っ青してました

青いバラのニュースは聞いていたので
とうとう出回るようになったかと

 ....
イルカを見ていると
いろんなこと考えさせられる
あんたたち
水を跳ね飛ばすのわざとやってるでしょう

まっすぐにジャンプして
少しだけ横倒しに
ややわき腹から着水

一瞬のうちに
 ....
輪廻がなぜ
繰り返される花の名なのかと思っていたけど
リインカーネーション
あれはピンク
血の通う柔らかな肉の色
母の日のカーネーションは
体をくれたことへの
ごくごくプライベートな謝肉 ....
水族館で
深海コーナー
ダイオウグソクムシ水槽の前で
しゃがみこんで
ひらひら

なんとまぁ
水族館のスタッフは
餌付けに成功したらしく
(それまで何食べてたんだ?)
最近では
 ....
夜にこてんと横になったときの
すべり台の温かさを知っています
昼にそんなことしてると
子どもが降って来ますからね

そこかしこのベンチは
どれもこれもなんだかんだされてしまっていて
星や ....
{引用=*地下の風}啓蟄
三月の風が吹いている
この風は
地下の何処まで届くだろうか

春一番ともなれば
地下一階ぐらいまでは届くのか
台風の日
風とともに地下が
水浸しになってしま ....
ヒガンバナが咲いていたのを覚えていますか
赤い花
夏の終わりを縁取り
秋には倒れ
文字通り倒れ
それから細い葉をあおあおと
そこに広げていたのもご存知でしょうか

やがて季節は冬を迎え ....
同じ図書館は二つとないね
どの図書館も違う

引っ越したあとも使っていた
利用者カードの期限が来て
今度は更新できない

一度別れてしまった恋人の手や髪や唇には
二度と触れられないよう ....
梅は前線を作らない
梅前線と決して言わない

ぽつぽつと
五月雨がやがて降りしきるように
いつの間にか咲いている
あちらこちら
あたたかな
山肌や
木々や
家々の壁を背負って
大 ....
ムーミン谷に不眠症はない
眠れなくても誰も困らないから

ムーミンママは
もし眠れなかったら台所の整理
夜出てくるトロールたちに
小さなお菓子をこさえてくれたり
あたたかい飲み物をくれた ....
まず本
本が絶滅する
たとえば資源の枯渇、高騰

工場で印刷される書籍はなくなり
図書館やブックオフはレンジャーによって守られていて
古書街は聖地と化している

それからネット
イン ....
ポケットティッシュに
詩を印刷して配ったらいい
一枚一枚にでも
広告の裏紙部分だけにでも
やる気ないときは
通りすがりの一人一人に
二ついっぺんに無言で突き出したりね

それでそれもら ....
kauzakさんの小池房枝さんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
短足太陽- 小池房枝自由詩710-12-16
自由詩がもし不自由詩だったら- 小池房枝自由詩4+*10-7-14
人間の大地- 小池房枝自由詩410-6-22
夕陽の国、空の少しだけこちら側- 小池房枝自由詩610-2-20
詞花集、文字たちのアイウオーレ- 小池房枝自由詩910-2-14
根の国の慈雨の子守唄- 小池房枝自由詩710-2-11
星に名前がついているわけ- 小池房枝自由詩509-12-31
食べられない葉牡丹- 小池房枝自由詩209-12-29
クロマニヨン人のクロちゃん- 小池房枝自由詩209-12-28
その音のノート- 小池房枝自由詩2*09-12-17
視砂の岸辺- 小池房枝自由詩409-11-13
青く染められた物語- 小池房枝自由詩3*09-9-22
イルカおかえり- 小池房枝自由詩409-8-5
カーネーション、片仮名の野原から- 小池房枝自由詩509-4-10
ダイオウグソクムシと- 小池房枝自由詩8*09-3-26
暗くなってから公園- 小池房枝自由詩7*09-3-23
地下鉄と風- 小池房枝自由詩909-3-5
春一番と彼岸花- 小池房枝自由詩609-2-12
さようなら図書館- 小池房枝自由詩1009-1-29
春贄- 小池房枝自由詩409-1-20
トロールたちの眠れない夜- 小池房枝自由詩20*08-12-14
いつか最後の現代詩が- 小池房枝自由詩908-9-23
ティッシュ詩集- 小池房枝自由詩14+*08-9-18

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