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流れ星のつく嘘に騙されて
幾千も羽ばたいていく星宛ての青い希望達
宇宙の塵になってゆく
もがれた翼が無意味なゴミのように時折地上に降っている
…
地下は重く粘度の高い暗闇だ
息 ....
どこまでも深く暗い
ろうそくを入れた粗末なランプ
小さな焔がこの果てしない未知を
ほんの少しだけ明らかにしている
小道を歩いている
ここはどこなのだろう
果たして進んでいるのだ ....
早朝 外は一面の霜
暖炉で部屋が温まるまでに出ていかなくちゃ
凍えた鉛筆を少しふるわせて
横になった君をスケッチ
しょうもない僕を好いてくれた君の
ため息は漂ってすぐ消えた
....
ちょっと前まで風船は鉄球だった
少女はそれを引きずって暮らしていた
今は風船は空気で満ちて
陽射しを浴びるだけで割れそうなくらい
薄い皮膜はつるりとしている
軽く紐を手に絡ませて歩け ....