大震災と原発事故で被害を受けた土地に赴任して、日々復興の仕事をしながらもう一年になる。右も左もわからないうちから多くの仕事を任されてなかなか苦労した。今では大抵の仕事に慣れてきて、来年度に向け .... 午後6時すぎ
喫茶店でコーヒー
あなたからのメール待ち

仕事で忙しい
今日は会えません
電話してもでない
だからメール待ち
都合よくされている

待ち時間がわからないから
少し ....
水の化学者になってみると
ビーカーかフラスコの中の純水で
わずか1CCの水なのに
サハラ砂漠を緑の森に
緑化してしまう夢が見られるよ

どんなヘドロの発生する
腐った川でも
水のビーカ ....
シークヮーサーの爽やかな風味は、青い果実の時特有のもので、オレンジ色に完熟すると、シークヮーサーだって、甘いみかんになるのだって、完熟シークヮーサーをたくさん頂いて

風を聞こう
時を見よう
 ....
ペンギン

おむすび

比喩の上手な娘だった

お互いをひとつ、またひとつ 知っていくことは、
ミルクピースの嵌まる所を見つけるようなものよ

頭脳ゲーム 記憶 感覚 時間潰し

端ッこから攻めて  ....
嫌なことはすべて後回しにしたい

嫌なことをすべて先に終わらせようとすると
いつまで経っても終わらないことに気がついた

まず嫌ではないことから順に片付けていくことにしたけれど
後に待ち構 ....
高田馬場駅から徒歩10分
父の居たオフィスは今でもそこにある。
建物を眺めて
私は買ったばかりの眼鏡を太陽にかざす。
二つのレンズは太陽の光りをいっぱい集めて
私の全身に降り注いだ。

 ....
飛びたつ機会を待つ鳥たちは

地球のいのちの最後の足跡

飛びたつ機会を待つ鳥たちの

さらさらとした最後のキス

飛びたつ機会はどこかで今も

温かいものだけ探している


 ....
目鼻立ちの麗しさではなく
口もとからふと匂い立つ色香でもない
清水の底から沸き上る泉のように円やかな微笑み
それは微笑んで見せようとする思いの仕草が
表情を作り出すよりもどこか深いところの水脈 ....
長いながいリノリウムの廊下
走るはしるどこまでもつづく
冷たさ等間隔の蛍光灯がつく
りだす光をゴム底のサンダル
が吸収してさっきから一歩も
動いてないみたいなストップ
モーション繰り返す呼 ....
帯電するからだ
静電気を帯びる
指先から延びるパルス
ステンレスの手すり伝い
衝撃が走る

瞬間君を思い出した
手の痛みよりも
胸がキリリと痛む
歯を食いしばって
静電気ピリリと火 ....
最期の日には どう過ごそう


想い出の地に 足を運ぼうか

海を見つめて 想い 馳せようか

雪を眺めて 耽けていようか



最期に僕は何をしよう

最期に僕は 何をしよ ....
ラベンダー色の海に身をひたし
悲しみを咀嚼した
ガラスの隙間から
誰かのページをめくる音がきこえる

屈折して
青い血が飛び散る
卵の殻のなかではぐくまれた
そうしていつか 荒涼たる浜 ....
他人の作品を
切った貼ったして
その切り貼り具合で
良し悪しを判断するという分野が
自称詩の世界にあることを
初めて知った
なんだ、パイプなんちゃらって
言ったっけか?
そうそう!パイ ....
啄木鳥が 脳天を
穿つ ヒールの音

充電切れの端末から
伸びるヘッドホンで
耳をふさいだ少年

急所は隠すもので
隠したところから
急所となる
先頭車両の不文律
スーツの背中に ....
聡明な目が おきゃんに くすりと笑ってる
黒板の端から端へと 飛び回るプリマドンナ
人差し指のプロジェクタースイッチが効かないときの
パソコンに急ぐ あのお方のご様子は マドンナなの  ....
お茶漬け

シノニム

北回帰線
まるで世界の中心だ、
と言わんばかりに虚勢を張っては
わたしを試そうとする

そんなところも
実にあなたらしく
ただ微笑ましく見つめるだけで十分だった

久しぶりに感じたあなたの空 ....
全方位に焼け剥がれた命は
無限の軌跡を描いて一点に収束する
その最中に見る光景
自覚的な痛みを伴った主観的な光景
ビル群
山間の谷間
火炎放射器を持った昔の軍人の写真
凍てつく凍土
あ ....
貴女に初めてまみえた静かな夜の舞踏会
私は氷漬けになってしまいました
白魚のような指先に軽くキスをして
貴女は月のような頬笑みを浮かべて
互いに頷いた

初恋のような電撃が私の胸を貫き
 ....
あなたと話した日に
梅の花が咲いていたことを
私は忘れない
それが夢の中なのか
現実なのかはどうでもいい

あなたの後ろでピンク色の
花が咲いていました
あなたはとてもうれしそうで
 ....
雨の降る朝
赤い長靴をそろえた玄関に
少し履き潰した黒い革靴。

傘の手入れをする父は今から一人
単身赴任先の東京へと向かう。

靴を履き襟を正す
背広姿の父の横には
母の握ったおに ....
出会っても
離れるのは必至
二人はまるで孤高の猫

月の隣の星もう見えない
一週間前まで
ぴったりと
寄り添っていたのに

泣きたいのに
笑っている
右手は探している
手放して ....
準急列車の三両目
帰路
メトロの窓に
橙色の影が揺れる
窓に映った自分の顔は
五歳は老けて見える

帰宅したらまずは
冷凍庫の中のシチューを温めて
トーストを浸して食べよう
暖かい ....
明日はきっと晴れるだろう
君がいても、いなくても

君の好きなあの子は仕事に行くし
君の嫌いなあいつはよろしくやってる


明日はきっと晴れるだろう
君がいても、いなくても ....
あなたがこねた まほうのしずく
捏ねた? 何を? 粉を
雫? どんな? 魔法
繰り返し 練り直す

冬休みの宿題を そろそろ完成させないと
卒業させて もらえないのと 君は 嘆く

 ....
「笑いにシフト出来ない中傷は
中傷でしかない」

五代目三遊亭珍宝

人情噺「こぶくろ」の名人で
人間国宝にもなった
珍宝の言葉だ

そもそも笑いとは
何かに対する中傷から
発生 ....
毎朝自分の顔が
鏡にうつるたびに
年はとりたくないねえ‼と思う
頭はオヤジ似でハゲあがり
目はしょぼしょぼで
肌はシミシワだらけだ
若い頃はイケメンと呼ばれた時もあったのに
こんなになる ....
雷雨




濡れ衣を着たハンガー

イス ある。

視線にぶらさがった

?の下は

◯でもXでもない△みたいです。

辿ったらミシ ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
土地- 葉leaf自由詩417-3-10
メールの重力- しずる自由詩117-3-5
水の化学者になると- 万年筆  ...自由詩117-3-5
完熟したシークヮーサー- 水菜自由詩317-3-5
平成29年3月5日(日)- みじんこ自由詩117-3-5
ミルクパズル完成の季節- ジウ自由詩117-3-5
嫌なこと- 坂本瞳子自由詩1*17-3-4
生きた証- 梓ゆい自由詩117-3-4
飛びたつ鳥たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-3-4
美しいひと/日時計- ただのみ ...自由詩13*17-3-4
内線303/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩6*17-3-4
静電気- しずる自由詩3*17-3-4
最期の日には- 黙考する ...自由詩117-3-4
水族館- 伊藤 大 ...自由詩6*17-3-4
パイプカット- 花形新次自由詩217-3-4
ruby- もり自由詩4*17-3-4
青い鳥の飛来- るるりら自由詩13*17-3-4
平成29年3月4日(土)- みじんこ自由詩117-3-4
答えを出すのが正しいわけではないということ- AquArium自由詩417-3-3
口紅- 倉科 然自由詩217-3-3
クイーン- レタス自由詩417-3-3
手の花- 朧月自由詩317-3-3
朝の情景- 梓ゆい自由詩117-3-3
暮らし- 猫の耳自由詩317-3-3
夜の車窓- しずる自由詩2*17-3-3
眠るとき- 自由詩1*17-3-3
しあわせのチョコレート- 藤鈴呼自由詩1*17-3-3
三遊亭珍宝- 花形新次自由詩217-3-3
老け顔- ホカチャ ...自由詩117-3-3
わたしの寸法が知りたい?。?- 幽霊自由詩217-3-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89