長い道を歩くのは
そのさきに本屋があるからさ
首輪のない猫たちが
僕を追い越していく

光の指す場所を
指差す子どもたちが
公園の水飲み場で円卓を作ってる

濁った水がいくつか
 ....
ここに詩に依存している私がいた
二十四時間 年中無休
頭のなかには詩が虫のようにわいて止まらない

耳から眼から 口からも
詩の虫は侵入してくるから
もう手に負えない
負えなくなったから ....
解熱剤はきかなかった
静かな熱
夜が明ける手前
雲の形が認識できるまで
寝返りを打つ体力も残っていない
生まれてから
今さっき
窓にぶつかって落ちた
カナブンのことまで
順番に思い出 ....
顔面は悪いアンパンマンだが
髪型はどっからどう見ても
食パンマンだ

オバサンパーマで
威厳とは程遠い
風貌だった親父を
反面教師としつつ
後頭部の刈り上げに
巨大な瘤があって
一 ....
○「親子げんか 口が悪いのは親ゆずり」

○「親子げんか わが子と思えばついむきになる」

○「親子げんか クソババア!クソガキ!の応酬になり」

○「親子げんか 夫はいつも知らんぷり」
 ....
暗く清い女の子だった

こんなに、水のように柔らかい裸足では
どこへも逃げだせないだろうと思っていた

彼女は星の連なりを蹴飛ばし
夜の幕を裂いて、去った
綺麗な笑顔の残像は流れ星のよう ....
まばゆい光と僕は共にあった
昼の光は邪悪で不純
見つかったあとで考える
なくした理由と
探さなかった理由

世界はいつも不穏で汚い
ここで生まれた僕らの矛盾
消える理由と存在の間で ....
 突然の水曜日の休日

 天気予報は朝から雨

 本当だったら

 雨かーーー という気持ちなのかな

 なのに この心の静粛はなんだろう

 外出しない理由にできる

  ....
趣味は雲を眺めること。

と公言して、
変人扱いされている
テレビタレントさんがいたが、
ちょっと真似してやってみた。




風が冷たい、名のみの春だが、
川辺の土手に ....
○「意見がちがっても」

意見がちがっても
仲良し
ほんとの夫婦は

意見がちがっても
仲良し
ほんとの友だちは

意見がちがっても
仲良し
ほんとの親子は

○「幸せ」
 ....
レディオヘッドのあとでぼくたちは
おもちゃの拳銃でたがいの心臓を撃ち抜いた
それで賞味期限はおわり
ぼくらのあいだにあったものは神さまへと返品処理された
不思議よね、と彼女が
「こん ....
1

照れてたわけじゃないと思う。
かつて見たこともない、
美しいこころの人に出会って、

「………」

言葉を詰まらせて、うつむいてしまってた。

初めて出逢った人の ....
誤解に勝てない

ほらまた
どこかで
僕の知らないところで
へったくれもなく
僕が焚きつけられて
ぼうぼうに燃やされている

心がぎりぎり絞り千切られて
ぼろぼろになって水分な ....
鬼灯が実をつけると 中身を上手に抜き取って口に含み舌を使って
姉はよく鳴らしたものだ

それは遠い日の記憶 私は幼かった

朝 目を覚ますと 家のなかはがらんとしていて家族は誰もいなくなって ....
国民民主党だって
へんてこりん過ぎて苦笑いするしかねえよ
この言語感覚・・・・
だってさ
民主の民は
国民の民じゃねえってことだろ?
違うか?
一緒だったら馬から落馬だろ?
それとも何 ....
この
夜のことを
話そう


相次ぐ偶然は
あるいは必然だった

世界はエラーに
満ちていた

生死はつねに
曖昧だった


イメージの流れに
追いたてられる
 ....
くそみたいな歌に共感して
歌詞を3回繰り返したよ
電車の中だけど他人しかいないし
つまんない顔してもばれないどころか

悪いとこばっか引っかかって
余計に落ち込みベッド ....
もう、いやなんだ。

いやでたまらないんだ。

本当に、いやなんだ。



約束。忘れないで。


あなたが死んで、
私が苦しみから、
哀しみから、
死んだような毎 ....
やがて宇宙が滅びることは数式に証明されちゃったらしい
終末のラッパはとっくにわたしの中に高らかに吹かれてた

人も言葉もすべては星の爆発の灰燼に帰すのかしら

いえ、きっと
書かれた人読ま ....
父母が買った墓を見に行く

高台にあるそこからは
海が見渡せ
なんのわずらいもない風が吹き渡り
小さな飛行機が雲間に光る

このお墓に入ったら
この景色を見て暮らす、という母に
いい ....
ねむたいゆうやけに染まる耳たぶや
肌にしずんだ模様
しろい壁とかアイロン台
日々にしわをつける音楽たち
金曜日にもえるごみをまとめるのとおんなじように
ぜんぶ捨ててきたのだ
かわいいく ....
雨が近づくと
植物の匂いが強くなる
それはまるで
隠す気のない事後のようで
私は好きになれない
(きっと
罪悪感の裏返しね)

彼の車に乗って
高速を使い海へ向かう
やがて雨が降り ....
それが
あと1ミリ
ずれていたら
君はすごい美人で


たぶん
出会わなかった




なんのいいわけだ

という君が
庭先の椋鳥に
こめつぶをあげている



 ....
広い公園をぶらぶら探検
女の子が嬉しそうに背筋を伸ばして
自転車を漕いでいる
いつのまにかゆったりダンスしているような
大木が切られている
切り株と木の根はまだ生き生きとしているのに
そっ ....
水を飲む
がぶがぶ飲む
お腹が苦しいよ
水にも飽きてきたところで
一回死ねと叫んでから
コンソメスープを飲む
コップで五杯飲んだ

そんでうなだれる
俺の人生なんとも言えない
幸せ ....
アロンアルファでくっつく程度の恋なのねと
小石の落ちるような調子であなたがわらうので
わたしはその 薄い唇からのぞく
欠けのある八重歯のよさを
教えたくなって やっぱり やめておく
小さな悪意に過敏に反応してしまう
私は小者 
小さな敵意にも過剰に身構えてしまう 
私は臆病者 

小さな無視とか無頓着とか
鈍感とか無意識、無関心をまき散らし、
他の誰かを傷だらけにし ....
 確かなもの あるのだろうか

 首をかしげるしかない

 あなたとの約束

 楽しく過ごした時間

 約束も時間も確かなものではない

 人間関係

 もしかしたら親子関 ....
未来に戦争はいらない

そんな事は分かっている

ビートする僕らの十代

「将来は君たちが作るのだ」

無責任な大人の要求に応える必要はない

平和が成ると言われた時代に

プ ....
鐘を失くした鐘楼の
倒れ伏した影が黄昏に届くころ
わたしは来てそっと影を重ねる
深まりも薄れもせずに影は
その姿を変えなかった
わたしは鐘
貝のように固く閉じ
自らの響きに戦慄いている
 ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブックストア・キャリー- 竜門勇気自由詩3*18-4-30
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n番目のおかゆ- Seia自由詩118-4-29
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山積みのガラクタが星になったら- 竜門勇気自由詩2*18-4-25
やっぱり雨が好き- 佐白光自由詩3*18-4-25
一人称が決められなかった詩(うた)- 秋葉竹自由詩218-4-25
独り言45集____- ホカチャ ...自由詩118-4-25
ほんとうに言いたかったのはたぶんそんなことじゃなくて- ホロウ・ ...自由詩2*18-4-25
たましいの色彩(いろ)- 秋葉竹自由詩318-4-24
無題- ◇レキ自由詩3*18-4-24
鬼灯- こたきひ ...自由詩118-4-24
民主は棄てない- 花形新次自由詩118-4-24
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トランジット- そらの珊 ...自由詩16*18-4-22
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NO_WAR__INTHE__future_- 暁い夕日自由詩4*18-4-7
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