あなたのつくる わたげのはなび 
さいた ひらいた ほころんだ 
はるのすきまで たのしげに 
ねえねえ わらって?って 
首をかしげるみたいに

借景になるつもりはないの
大きな山 ....
あなたのこと
大切に思ってますって
まっすぐに念じたら伝わるのだろうか
時々
野良猫で練習してる

野良猫なら上手くいくのに
人は生意気だ

野良猫は優しいのに
人は間違える

 ....
今日も
生きている
生きている
僕もあの人この人も
僕の知らない多くの人たちも
生きている
生きている
何かをを思い
何かを考え
生きている
生きている
ほんとによく生きている
 ....
皆既日食

アンデス山脈

正社員
ぼくの心は雨が降っているのに
そらは晴れていて
あまやどりをしていたら
くもは僕をおいていく
それがとっても嫌で
はしる雲を追い掛けていたら
なみだじゃない水が出てきた
なんとなく笑って ....
私たち        みーんな、
は、
 知りませんか?
こないだ        会議している。
落としたんです、   ポケットには
    縫い目
が ほつれてて、   私
すきまから ....
明け方に真っ赤なカラスが「かぁ」と短く鳴いたら
我が子の体温を実感する起き抜け

夕暮れに赤紫のカラスが「かぁかぁ」と二度強く鳴いたら
笑顔で帰宅する我が子
カラスに負けじと強く抱擁し
頬 ....
この糸のほつれをそっと咥えて
赤錆びた握り鋏はその蓮の手の中――
信仰と諦念の{ルビ臺=うてな}に眠る 享年「  」


景色の皮膚を剥がした 
耳は遠く
階段を上り下る 
橙色の帽子 ....
夏のなかでは、汗がべとべと出て、どうしようもなく自分が生き物だと実感させられる。
だから夏が好きで、ほんの少しだけ嫌い。僕は僕が生き物だってことがほんの少しだけ嫌い。

この季節になると、いつか ....
人は反射する鏡なのです

だれかをよわいと思うとき
わたしがよわいのです

だから感じることをやめなければならない
わけではない
人はほんとうには
神器そのままではありえないから

 ....
ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごじゅじんさまはとてもやさしくて
うまれたばかりのぼくをひろって
ここまでそだててくれたんだ

ぼくはしあわせなぺっとだよ
たったひとつのなまえをよんでくれる
 ....
蛇神の棲まう湖から流れる唯一の滝

崑崙草の白は小さく立坪菫の紫は淡い

車行き交う路を僅かに逸れた遊歩道

日々の喧騒を遥か遠くに聞く草花の楽園
自由の匂いがする
日暮れの風
孤独の味がする
街の夜気

ひとり日と夜
時が流れる



日に光るジンロックの
背徳性
灰色の地に落ちる
北向きの窓

かつての日 ....
雨のなか
であったくまとねこは
べたべたに濡れて抱擁をした

たばこを吸いますか?
とねこは言った
ええ、いいえ、わたしは。
とくまは言った

雨樋を水が
のろのろはしっていく ....
○ぐっすり朝まで眠れる人は
幸せだ

○どんなに科学が進歩しても
心の問題は残る
シャカの苦悩は残る

○年を取ると
ポイントカードよりも
診察カードが増える

○シミシワは
 ....
足で起こされる

手でないことが嬉しい

すぐ悲しい

どこに住むかなんて

とても大事なこと

スイスから飛行機に乗って

アラブの王子がやって来る


ポテトサラダを ....




ゴールポストにはじかれたような空。
寺の鐘の音

びくつきながら

から
離れていって、次の鐘の音

びくつきながら
前の鐘の音

追いかける。

追いつくことは稀だ ....
今朝サンドイッチを食べていたときまでは
確かに僕は僕のものでしかなかったろう
いまこの個体は他人の手で弄られ
僕の不確かさを探している
血小板よりも小さくなった未来は
ぼんやりとした瞼の ....
満たされる
埋める
覆いかぶさる生クリームとの
戦い

何度 上に登っても
叩きのめされる
可愛らしい苺には
勝てないのだ

毒々しさに気圧されて
嗚呼 だけど 知ってるよ
 ....
俺はゆっくりと落下していた、だがそれはもしかしたらあまりに高くから落ちているので、ゆっくりと落ちているように感じているだけかもしれなかった、全身を包むように猛烈な勢いで吹き抜けている風が、「もしか .... 信号待ちの交差点で隣に並んだ車を覗き込んだ
ドラマで見たような奇跡を望んでしまっている
ぼうっとした刹那にけたたましいクラクション
少しの間立ち止まることさえ許されないようだ

サイドミラー ....
百に絶望し 一に救われる
それが私の日常

つらいニュースは他人事だ
殺人はおおかた身内の犯行で
政治もただの自分本位で

植物の一途さを
私たちは忘れてしまう

物質とはなんだ
 ....
雨に囲まれた待合室に坐っている
だいぶ長いこといる気もするし
そうでない気もする
入ってくる人もいる
出てゆく人もいる
以前もここで
待っていたことがあるような気もするし
ないような気も ....
ラジオ

シンデレラ

後逸
浪と雷鳴
岩に散る火
曇を照らす
縦を照らす


海は白く
雨の柱
かき混ぜながら
自ら溶けて


夜明けを吸い
夜明けを吸う
何処へも行かず
止まぬ震動 ....
自称詩人が死んだ
孤独死だ
死後2週間だったから
とても臭った
周囲200mを巻き込む
大異臭騒動だった

死ぬときはみんな一人だ
誰かに看取られたって
みんなでレンタン囲って
一 ....
繋がりのない低音の言葉ばかりだが
それでも今日は落ち着いて聞いていられる
これはあなたの心の交響詩なのだから
いくつもの楽器が奏でるように
あなたの感情はいくつもの思い出の多重奏
おい
 ....
触るとほかほか
あったかくて気持ちいい
こんなものの上で眠ったら気持ちいいだろうななんて
猫さんあなたが思った次の日には、
すっかりあなたのものになっているのです
アスファルトゆらり
とけるように
燃えるように
人波ゆらり
おちる汗 
夢の中をさまよい
歩みを進める
一歩 一歩が幻
都会のジャングルは
熱 帯 夜
カラフルな花
咲き乱れ
 ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
綿花- 藤鈴呼自由詩2*17-6-29
まっすぐ- umineko自由詩7*17-6-29
生きている- ホカチャ ...自由詩3*17-6-29
平成29年6月29日(木)- みじんこ自由詩117-6-29
あめと僕と- リィ自由詩2*17-6-29
落ちる、転ぶ- (の_の ...自由詩117-6-29
温かみ- 秋也自由詩3*17-6-29
秘密のラッコ隊- ただのみ ...自由詩9*17-6-28
美しいくしゃみ- 水宮うみ自由詩2*17-6-28
曇る鏡- 田中修子自由詩9*17-6-28
同じ名前- 1486 106自由詩517-6-28
壮瞥- 永山硝自由詩117-6-28
螺旋の日と夜- シホ.N自由詩717-6-28
くまとねこ- はるな自由詩417-6-28
独り言集20- ホカチャ ...自由詩117-6-28
与えられる未来- 吉岡ペペ ...自由詩117-6-28
平成29年6月28日(水)- みじんこ自由詩217-6-28
しるけ- 斎藤秀雄自由詩217-6-28
探し物- 乱太郎自由詩10*17-6-27
黒蜜- 藤鈴呼自由詩2*17-6-27
真白な記憶、落下、ああ、二度だけ鳴る。- ホロウ・ ...自由詩2*17-6-27
ミラー- 1486 106自由詩417-6-27
私を救うのは私- umineko自由詩10*17-6-26
雨に囲まれた待合室- 塔野夏子自由詩10*17-6-25
平成29年6月25日(日)- みじんこ自由詩217-6-25
砂と_巡りと- 木立 悟自由詩317-6-24
地獄の自称詩人- 花形新次自由詩217-6-24
交響詩- 乱太郎自由詩11*17-6-24
猫と座布団- 水宮うみ自由詩2*17-6-24
ゆらり夏- 星丘涙自由詩5*17-6-24

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