「ボケも笑えるうちはまだいい
 笑えなくなったら深刻だ」

「人のボケは笑えても
 自分のボケは笑えない」

「人のボケ見て我がボケなおさない」

「なくなったはいいが
 盗られたと ....
金がないのは何もないのに等しいかな
何もないのは死んでいるのもいっしよ
かもしれません


まな板が包丁で叩かれる
食材が切られ
瓦斯に火がつけられて鍋に水が張られる
魚が焼かれ漬け ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の笑みは必ず口角を30度上げ唇を潤わせて行われるの ....
余計な荷物をしまおうとして目に入る
押入れの奥に置かれた段ボール
ふた箱分のCDを
買った順にはじめから
開封して聴きたくなっている
何を天秤に乗せたらいいのだろう
外にはもう出たくないの ....
猫のように飛べたらいいのに
草原を這い進む低空飛行で
ミステリーサークルを君に作ろう
気がつくとひとりで夜汽車を見つめて
オーンオーンと長泣きする
疲れたから全部を垂れ流して
引きずるよう ....
方形の中に立ち或いは座り
ゆっくりと口から出るがらくたを置く
いくつか向こうの方形にも人がいて
horizontalには向こうだが
verticalにはずっとずっと離れてる
見える限りに見れ ....
僕は半年ぶりぐらいに そして
しかし テレビのサッカー中継に海を思いながら
飲み屋で 僕は でも yに会い 目を 閉じていた
前と同じ食べ物を そんな 隣で注文されていた 僕は飲み屋で

 ....
新しい歌を聴いて、ぞっとした。

いずれこの歌も、思い出になる

現在進行形の、この恋の全てを当てはめて

失った先も、聴くんだ。
あなたは目を閉じる
すると見えてくる
哀しみ

逃げるのではなく
拒むのでもない
内側にある哀しみと
向き合う

泣いている人が
本当に悲しいのかは
外側からはわからない
笑っ ....
好きな額書いて良いよの小切手に9をびっしり書けるだけ書く カーリング女子と付き合う条件は前世ストーン来世ストーン 進撃の巨人に王も長嶋も出ていないとは言えない空気 いつくしみを
ぼくに いつくしむこころを

ひとの知の火がなげこまれた
焼け野が原にも
ひとの予期よりうんとはやく
みどりが咲いたことを

 アインシュタインはおどけながら呻いている
 ....
島々に架かった橋を順番に島時間には馴染めずザワザワ

薔薇園の淡い香りに酔い痴れる高級感が漂う程良く

天気予報今日は夏日になると言う春は何処かに消えてしまった

海を背に坂道上りカフェに ....
うなじから首から目から羽を吹き血を吹きながら辿る足跡



蜘蛛は蜘蛛何も残さず何も見ず虫を喰みただ夏に凍える



ふところの火を手に結び手をひらき何も無い日をかき分 ....
 ロリコン姦婚
 放火後のチャイムが鳴りました
 ててなし緑られ蛇つなぐ太ころ天が
 穴から区域ぬけて
 ひとしきりの黙契とともに
 まもなく腰くらがる
 おしりぺんペンバンばんざい
  ....
     ※

死の匂う、音を聞く。だいぶ疲れているのだろうか。考える人のようにソファーに座り込んで、夕方に近い、昼下がりのつよい陽射しに少しうつむく。それは沈んでいる、僕の罪悪そのもの。不意に、 ....
後ろ向きに歩く牛 呼び止められてすっ転ぶ
満腹中枢引っ叩き 奏でる鳴き声ぷくぷくぷ〜
合鴨兄弟行く末は 洒落たつもりのじゃれあいが
隠れ地蔵に酒をかけ 正義の執行待つばかり
 ....
五月雨にうずくまる真昼
五月雨が集まらない

また丸い空洞から埋まってゆく失望がある。
静けさを避けて 腫瘍のように広がる声
巻き上げたほこりすら元の地に返す声

すべてに人の顔を描かず ....
オンドリヤワォリャカアリャ
アンドレアワーリャカーリャ
遠く離れた石川とエニセイ川
儚暮渡る自転車はアンティーク
ゼンマイを巻き忘れた私は
とんぼとぼと橋渡る
ドレクセイシャラクセイニエタ ....
心の弱い人間と心の強い人間の比率
体の弱い人間と体の強い人間の比率
健康な人間と不健康な人間の比率
病気がちな人間と病気しない人間の比率
悪人と善人の比率
数えあげたらきりのない比率の数々
 ....
夕方に起きて悔やむような日は
寝癖もカーテンもそのままにして
やがて訪れる朝の光を
毛布の裏で受け止めるだろう

透明な短冊を抱きしめて
夢の中で願い事を書いた

息を吹きかけると消え ....
○「ED」
僕も
北朝鮮なみになってきた
発射の可能性は低い

○「夫婦喧嘩」
「夫婦喧嘩 このごろはボケの応酬ばかり」

○「悪人」
悪人とは
悪を自覚できない人のことである
 ....
ワイフが
「それはほんとうにわかってないからよ!」といった
できないことは、ほんとうにわかってないからだ、というのが
ワイフの主張だ
それに対して
「わかっていてもできないことがある」という ....
傷ついた鳥が

エアポートで俺を待っていた

足さきを蹴られて誘われていた

頼りないように見える人生だった

幸福の寄るべは俺にはないようだった


悲しくて嘘つきだ

バ ....
人生は全米オープン

うまくいかないことの方が多い

案外身の丈ほどはうまくいっている

狭いアップダウンだらけのフェアウェイ

サイドは深いラフ

グリーンは傾斜の多いガラス面
 ....
夜泣いたぶんだけ世界がきれいになればいいのにならねーよクソ 激しい雨に降り込まれて
部屋の中でひっそり灯りをともす
君が生まれたときもこんな雨だったか
僕が死ぬときもこんな雨なのか
雨水は生きていて
都市に自然の生命を注ぎ続ける
君は雨が好きか
 ....
お箸には正しい持ち方があるらしい。私はそれを誰にも教わる事もなく育って大人になってしまった。
正しい箸の持ち方なんて知らないで一生を通り過ぎてしまえばそれはそれだろう。
幸い、私の妻も正しい箸の持 ....
お箸には正しい持ち方があるらしい。私はそれを誰にも教わる事もなく育って大人になってしまった。
正しい箸の持ち方なんて知らないで一生を通り過ぎてしまえばそれはそれだろう。
幸い、私の妻も正しい箸の持 ....
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