ふっているのに
ふっていないとあなたが言うのなら
ふってはいないのだろう

あめは濡らすばかりではないから

あなたと私に
ただ触れてゆくあめもゆるそう
白い太ももを撫でたい
あなたと触れ合ったのは時差のせい
気付かずにいれば声を掛けるから応える
幻とは過去のこと

アルミホイルに包み込まれた野菜
少食とか以前に今日は何も食べない
骨と皮 ....
蛇行せず川は流れる氾濫し落ちた子どもはダムまで流れ

天国と地ごくの絵図に蛇がいて未来永劫とぐろ巻いてる

陽炎が揺れにゆれてた田んぼ道断りもなく蛇が横断

一閉じ込めた瓶の中では大人しく ....
桜の時期天気が安心せず曇り雨も降り出し早々に散る

昔から路面電車を利用して見える景色に感動してばかり

潤いと豊かさ浴びて生きている必要なもの集まってくる

待ち合わせ少し遅れてくるあな ....
嫁にけつ叩かれて、ゴミ出しへ

気持ちの良い梅雨を前にした青空の元、

ゴミを出し終わったところに

肌の色の違う外人さんの通勤

「おはよう」

馴れ馴れしく言ってみる
 ....
駅が好きだ

旅行者がいる
外人がいる
妙齢ご婦人の三人連れ
急いでいる人
見上げる人

せわしなく
人が動く
何かの目的に
人が動く

あなたと

待ち合わせたことも
 ....
10代で死にたいって言ってたお前
幸せそうでふざけんなよ

あの子が全部 うまくいくの 知ってるから
そんな奇跡を願ってる自分が嫌い

近況報告でマウントし続ける
お前の背中 ....
そこには私語ひとつなかった

密儀はたんたんとすすみ

尊さがただ強調されつづけた

読経のときだけ声を発した

はじめて会ったひとばかりなのに

訓練された聖歌隊のようにそろって ....
猛り狂っている闇の濃度はストーンズの望むレベルをも遥かに凌駕していて、それはもはや景観というより心情とでも名付けた方がしっくりくる位だった、もちろんそんな感覚をそこらへんの連中に理解してもらおうと .... 心は曖いちいさな海で
寄せては返したがっている
愛してない
(あなたを愛していない)
それが白いブイのように
波間に泡立ちながら
にぶく 在る
世界の苦しみを背負って飛んだ小鳥が地に墜ちていく様を美しいなどと表現できる傲慢さを捨てられないがために自らの口から出る言葉一つ一つが魂の輪郭を歪めていることに気づけていない、因果応報が形になって現れる .... めらめら壁が
燃えているというのに
くまたちは眠っている

5月も天辺間近
夕暮れも薄く伸びて
暑すぎる夕暮に草いきれ
もう
答えがでる

くまよ
燃えつきる壁よ
わたしは ....
左足の小指が見当たらない

なくても困らないと思ったのだけれど
意外とバランスが取れない
歩き難い

喪失感が大きくて
寂しくて
もう耐えられそうにない

痛みはないくせに
痛い ....
スタジアムの外に棒立ちして
むかしながらのソウルミュージックを聴く。

風に乗って流れてくる
古びたギターソロの音が、

泣いている。

そういえば
ギターが泣くって ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで

目的地を通り越して
家に帰るために

ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために

気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために

 ....
ぼくらみんなのかなしみは















 ....
夕日が震えながら沈む海で
光を貰った両眼の奥に
寄せては返す波の音が届き
溜め息やくしゃみで塗り替えてゆく

静寂が似合うと思えるのは
花火のゴミを燃やした時に出る
煙のせいで涙が滲んで ....
死人にビスケットを持って会いに行く
後悔とかがないライフスタイル
一人ぼっちじゃないんだろね
金くれ
見つけあった街に戻って
やり直しを終わらせる

ついに勃発したゾンビ大戦
ゾン ....
      皐月の風は 空色に
   そして ひかりは 海色に
  染まり上がって おりました

    町のはずれの 広場では
   森のからすが 飛んできて

   子どもが 作った ....
手が凍えると
少しでも 温めようとして
両手をこすりあわせる

身体が凍えた時に
おしくらまんじゅうをした
子供時代を思い出す

足が震えたら
地団駄を踏んでみる
足元の氷が割 ....
かろやかに壊れゆく春の記憶は

描かれた風景に変換されて

消えてゆく

ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる

春が終わってまた誰かの消息をたずねる

夏が終 ....
君の声が届かなくなってから
ありふれた愛の言葉を避けて
世界を逃げ回るよりも僕は
耳のない自画像を描いたよ

アンテナが折れたテレビのように
白黒の雨が身体を濡らし
全てを閉ざした心もい ....
眠るみたいに死ねたら理想
死んだみたいに眠れたら理想
もしかしたら


必死に墓穴を掘りながら
墓穴を掘るために
生きているのかもしれないんだぜ

だとしたら滑稽
可笑しくて泣けて ....
そしていくつか孤独になる

ぼくだけが泣いてなかった

頭とか目とかサランラップ

ぐるぐる巻のサランラップ


体を動かしても上手くいかない

感謝が足りないことぐらい分かって ....
考えてみたらあたりまえだけど
詩をかくひとにも
なにかしら毒のようなものをまとう
ひとがいた

目立ちたいひと
偉くなりたいひと
人を貶めたいひと

なんだか
スンと
さみしいき ....
車窓。うつりこむ向こう側。
透き通った淡い光は流れている。
空の輝いてしまう星空が流れるから、
唐草に巻いてぼやけている。白む。


遠く波打つ一線は、静かな漁り火。
それは海岸 ....
波打ち際に僕は佇んだ

俺の口元はオヤジのそれであった

おまいら、馬鹿みたいに、、、

そして彼は何処かへと消えさせられる。


ある時は彼は暗い箱の中

またある時はギラギラ ....
命がけで海の深みに潜り
古の眠れる宝を手に入れた男の話
錆びついた鍵を抉じ開けた
宝箱の中には
見覚えのある割れた手鏡ひとつ

結果より過程
得るよりも追求
流離うなら古代ギリシア
 ....
きっとお互いを忘れたくなくて
2人なら行けるって思ったんでしょ。
理解されないとか
期待されないとか
愚痴も全部 君を呼び出すための口実で
錆び付いたテレビ 三角座りで見てる。
ス ....
昨日sと隅田川をいつものように歩いていた
特別なことをすることもなく ぼんやりと ただ
そこで見つめているだけで なんとなく幸せだった景色を
だんだんと 日の沈んでいく景色の道を


 ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赦しのあめ- 朧月自由詩518-5-30
あなたを求める- moote自由詩3*18-5-30
- こたきひ ...短歌118-5-30
待ち合わせ- 夏川ゆう短歌218-5-29
ニホンハイイトコ、デスネ- 暁い夕日自由詩13*18-5-22
- umineko自由詩13*18-5-21
サボテンさえ枯らすような生活を送っている- 藤沢自由詩218-5-21
密儀- ペペロ自由詩218-5-21
ばらまかれて勝手に意味を作り上げていく(もうすぐ日付が変わる ...- ホロウ・ ...自由詩3*18-5-21
ブイ- はるな自由詩618-5-20
翻弄- 氷鏡自由詩118-5-20
川べ- はるな自由詩418-5-20
左足の小指が- 坂本瞳子自由詩2*18-5-20
傷だらけの。- 秋葉竹自由詩418-5-20
- nonya自由詩24*18-5-20
ぼくらみんなのかなしみは- TAT自由詩1*18-5-20
うみがたり- ミナト ...自由詩118-5-20
死人にくちなし- 竜門勇気自由詩2*18-5-20
欠_題_(_四)______________________ ...- 信天翁自由詩218-5-20
進行方向- 藤鈴呼自由詩2*18-5-20
ねむり姫のうた- 梅昆布茶自由詩1018-5-20
デッサン- ミナト ...自由詩118-5-20
眠るみたいに- こたきひ ...自由詩318-5-20
不感謝症- ペペロ自由詩418-5-20
こおり/朝の空/鏡- 田中修子自由詩12*18-5-20
円心分離- おっぱで ...自由詩2*18-5-19
缶コーヒー- ふじりゅ ...自由詩118-5-19
名無しの快楽- ただのみ ...自由詩12*18-5-16
華になった女- 藤沢自由詩218-5-13
隅田川を行く- 番田 自由詩318-5-13

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