いつからか歩道橋の上に車椅子が放置されている。まるで車椅子だけ残して誰かがそこから飛び降りたようでもあるが、幸いなことにそんな話はないようだ。車椅子は見るごとに位置を変え、ある日は歩道橋の中心に、また .... 時に
他人の親切や思い遣りが煩わしくなる
そんな日は良い人になれない自分がいて
どうしても優しい笑顔がつくれない

理由もないのに心がビョウキになってしまう事
きっと誰にでもあるだろうけれ ....
あなたが落ち込んでいると、わたしも悲しくなるよ。
あなたは今、いろんな事に絶望してしまっているんだよね。
つらい思いを、たくさんしてきたんだよね。
「大丈夫だよ。」っていうわたしの言葉も、あなた ....
捻挫は甘く見ちゃだめと教えてくれた隣の人の机の上に散らかすロール紙に点々と貼り付ける両面テープは三十分もすれば剥離紙を剥がされて風に舞う新宿の真ん中で梨の宣伝するワタクシは売り子じゃなくデコレーターで .... 大きな波がやってきて
ふるさとをさらっていった

そこには金の楽器があって
音楽が保存されていた

夕暮れの歌
あの時の歌

昔奏でた旋律は
どこへ行ってしまっただろう

ひと ....
いきていくということ
いきてきたということ
いま
いま、僕たちはじっとして
待っている
あふれてくるものを
発火点を見つめながら
何度めの出発だろう
何度めの出発でもかまわない
古本に残る傍線秋灯下 一度発射したら 満足するんでしょ
身体の1%だけ 心の0.001%だけ

欲望に突き動かされて また
発射してしまうんでしょ

何回繰り返せば終わるのか
終わりなんかないから
死が強制 ....
いつだって弱い者がウソをつくのさ

ワタシって必要かしら今のキミに

つまり雨そういうことよ残念ね

ごめんもうがんばれないこれ以上

ヘルプミー急遽癒しが必要です

誘惑に負けて ....
職場の健康診断でひっかかり
精密検査のためCTスキャンしてもらった
見た目は人間だが実は違うとか期待したが

「まったく問題ないですね」
「先生、私は他の人と同じことができないんです
 人 ....
 



枯れた桜の木のトンネルの下を歩く
破れ果てた網戸の運命のような青空の下
じぃ〜ん、じぃ〜ぃんと
死ぬまえの蚊のような、
けがれた沼の精のような、
虫がとんでいる。
青 ....
脱ぎ捨てられた革靴にすんでるゆめみたいな気配
のどの奥がかゆくてくるしくて
頭にあなをあけて考えてることがみんなだらだらあっと流れていったら楽だなとか
2番線ホームのまん中くらいからみえる公 ....
九月になったら
もう
その話は終わりですか
大きな嵐がやってきたので
今はそのことで精一杯ですか

そんな風にして
歴史は錆びついていくのでしょう
その時代を生きてきた人たちが
一人 ....
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています

何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
 どんな人
 
 信号を待つ あの人はどんな人

 自販機の前で首をかしげる あの人はどんな人

 坂道で自転車を押す あの人はどんな人

 麦わら帽に腕隠し あの人はどんな人
 ....
鳥の船が沖をゆく 夏の朝

雲の峰が溶け やがて海になる


{引用=(二〇一八・八・一〇)}
白いりんごをのせた皿に薄陽がさしてゐる。

月をたべた少女が硝子の洗面器にそれをもどした。

日が暮れる。わづかに年老いてゆく。
人が傷つく言葉を

おもしろおかしく

平気で言わないでほしいです

ピンチはチャンスとか

言ったり、聞いたりしますが

ピンチはピンチなのです。

人の気持ちや思いを

 ....
郷里の兄友に 受けた手ほどき そして 走り出す

女子高生が見る前で 市電の 濡れたレールで ズッコケ 赤っ恥

昼休み 他高の彼女に バイクで会いに
戻ったが 授業に遅れ 部室で うずくま ....
漠然とした欲求の中で
表現という橋を渡っている

右手に持ったペンの感触が
やっぱりここだと思わせるほど
ノートの上で走り回りたがる

消しゴムの体が小さくなる度に
良い作品が書ける気 ....
あなたが寂しそうに
雨の中で
打ちひしがれている気がして

あなたに似合いそうな
言葉を探しに行く

ありきたりな台詞
使い古したフレーズ
甘ったるい囁き
単純な響き

 ....
ほんとの愛を知らないまま
セックスして
ほんとの愛を知らないまま
結婚して
ほんとの愛を知らないまま
子育てして
ほんとの愛を知らないまま
老いて死んでいく
愛は
確かめようがないも ....
「ふむふむ これは興味深い香りだなあ」

また迷い込んだ ここはどこだ??
それも 何か 笑えるくらい 混沌とした景色が降ってきている
あたしは 絵具板の上でも歩いているのだろうか

 ....
20161012

ー 橙色ー

薄暗い部屋の中で音楽のみを聴く

誰も居ないこの空間だけが
今日の時間を集約し馳せ佇む

誰かをおもう
誰かをおもって おもって 希えば
自 ....
呼ばれて振り返ると誰もいない
名前を呼ぶ声がしたはずなのに
気のせいか
あるいは他所の人が呼ばれたのか

停留所でバスが来るのを待っていた
百貨店の大きな建物の前だった
黄昏がその幕を垂 ....
24時間ランナー拒否 ボランティアおじいちゃん

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24時間出演者 終了時小銭入れ膨らむ

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西郷どん主役降板 新キャストに武蔵丸か?

【続きを読 ....
小学校の図書室に
マンガは
はだしのゲンだけだった
はだしのゲンがあって
何で漂流教室がないのか?
絵のグロテスクさは
むしろ勝っているのに

教師に問いかけても無視された

実は ....
誤解しないで欲しい
作者が死んでも永久に続く
テレビアニメが
またひとつ生まれたことを
嘆いている訳ではない

単に新丸子駅のゆるキャラを
考えているのだから
熱を含んだ雨が空を刻み
冷たい窓に水滴を残し
レシートの角で当てると痛がり
愛に例えるとそれは君だった

ハンバーグの肉汁みたいに
汚れたものしか出てこない体を

擦り合わせてパスポー ....
適当に引っ張り出したTシャツから
今は使っていない柔軟剤の匂いがする

どうせ乾いていく通り雨の先

住宅街の暗闇でこっそりと線香花火に火をつけて
笑い合っているうちにぽとりと落ちた
光の ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
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