思い通りにいかないから
イライラして口の中をかむ
血の味をあじわって我にかえる

洗濯機のすきまから中をのぞく
ぐるぐるまわる今日をみる

おもしろくもないのに笑えないよな
とふっと笑 ....
カフェ店内の化粧室から

戻ってきたクラスメイトに

『あれ?まさし君来てたんだ…

志望校一緒だよね、がんばろね!』

と話しかけられ、

「外からガラス越しに君の

アディ ....
ルシファーが
舌を出し
嗤う
  
混沌とした闇が渦巻く宙に
黒い鱗が飛び散り
不可視での
戦闘が繰り広がれる

とぐろを巻き
獲物を見つめ
昇る大蛇

  
天から白い羽 ....
自称詩人達にとって
目の上のタンコブと化した
丸刈りデブこと私は
自称詩人達の手によって
私の暗殺が企てられているとの情報を得た
暗殺の具体的な方法も分かっていて
横須賀線のホ ....
       東海は きさらぎの
      優柔不断な 虚空から
  ふわふわ 裏庭に 舞ってきた
       不揃いな 粉雪 め
          ひょっとして
  寸暇を つぶして ....
泣きたいほど優しいひとがいて
あるいは いま たったいま
しばらくこのままでいたい
神さまに祈る 明かすと

思春期も反抗期もなかった
そのせいか ふいによぎっても
いつも掴めずに未知の ....
こんぺいとうは
あまいけどとげとげしてる
さっちゃんは
やさしいけどとげとげしてる
しってるの

みんなをあまくきずつける
いいな
さっちゃんはいいな

どうして
みんなはちをな ....
チョコレート

なす

底辺の突端で
まいしんしけるは
てゆりんのはまのね
寄せては返す波
もみもまれ
もまれもみもみ
もみもみはまれなり
もまれまもうしるけんは
しんけい
さいぼう
たいりょくの三拍子
 ....
拭えない気怠さに埋もれてゆく
居心地の悪さはこの上なく
怒鳴りつけたい心臓は
腹の底へと沈めておく
まばたきをすることさえ煩わしく
ほくそ笑む方法すら忘れ
感情には雁字搦めに鍵をかけて
 ....
他人のように振る舞っている
似たような奴がいるが
それ以上は突っ込まない
ただ、世の中に
こんなクソみたいなもんを
恥ずかしくもなく
人前に晒せる奴が
こんな至近距離で
二人も三人もい ....
蠅が群れて飛ぶ
光る川面に魚が跳ねる

サラリーマンの
くたびれた背中に群れ

ウォーカーの
急ぎ足の後ろに群れる

渦を巻き
空に舞い上がる


夕暮れに
風は止んだ
 ....
ちいさなことがらを
責める気持ちになるのは
あなたが鬼だからですか……?
いいえ、ちがいます
あなたが素直過ぎるから
まっさらな気持ちでひらたく今をみたら
なにもかもがやさしくただそこにあ ....
影送りができそうなほど
晴れた日のまま
洗濯が終わった頃には
まだらの雪が降っていました

庭の梅はおおきく
息をしたようです
昨日までは
とりつくしまもないようだったのに

 ....
独りきり
部屋の明かり
影揺れて

貴方を思い
徒然に
日記にしるし
夢枕

涙こぼし
泣き濡れて
春の便りを
待つ女
海や半島が見える

町が載っている

へばりついている

むこうの山に雪の名残

肉体は懐かしい光と影

セピアをカラーに

女のうでが胸をおさえる

化粧けもない悲しみだ ....
虫に喰われた枯葉
一枚

ギザギザの
迷路
刻まれてる

右か左か
どちらが美味いか
どちらが軟らかいか
思案して迷走した結果でしょうか?

スズメかカラスか
外敵から
身 ....
久しぶりにキャバクラで
おねえちゃんと会話した

お決まりと言っていい
歳の話になった

「俺、いくつに見える?」
「えーっ、いくつだろー?」
「あのね、今年で50」
「ふーん・・・ ....
 剽窃したい人はそこに居て、夏のセロリをしっぽから齧っている。水は生温い 
 が金魚鉢の赤い魚たちは夢を追わずきょうも元気だ。猫は背を丸めしっぽりと
  寝ている。 
 猫を抱き ....
立ったまま
枯れている
あれは
孤高の命

もうおひさまをおいかける元気もないし
だれかをふりむかせるような輝きもない

けれど
おまえがひまわりで
凍えながら
戦い続けているこ ....
ここで「まじか!?」は軽過ぎだろう…

君の反応にこっちがまじかと言いたくなる

「ずっと好きだった」やっと言えたのに…
立場を
わきまえずに
相変わらず威張りちらしている
リタイア夫
この部屋で
あなたの魂の息に触れる
この部屋で
魂の息に触れられる距離で
この部屋の中で
あなたとあなたの横たわるあなたのあなたの体で
触れられる
この距 ....
父の茹でた蕎麦
玉葱と豚こま入りの暖かいつゆに浸せば
いつもより沢山胃袋に流れ込む。
つるつると
眼下を流れる釜無川のように。

父の作った黄色いカレー
ソースをかければ
いつもより滑 ....
後部座席から見えるのは
太陽に反射をする朝の海。
波止場に着く船のエンジン音が
微かに聞こえてくる。

テーブルに並べた分厚い刺身の大皿と
大きな金目鯛の煮付け。
山梨で食べるものより美 ....
ガス



あああ、そうだ
思い出してきた
何かを欲しがれるように
強くなりたかったんだと

眠りからさめるとき
突然じゃなく
ゆっくり帰ってくるみたいに
先に弱さが訪ねてくる
そんな風に思 ....
何かが欠けている躯

幾ら飲んでも酔わない日々

壊れた人形に話しかける

貴方は病んでいるんだね

可哀想とは思わない

有り触れて零れそうさ

無数の糸に操られながら

 ....
自我インナー言葉
悪く探るドック・ドッグ
繋いだ手を
腐る牙で噛んで噛んで

洞察する部屋で
キャッチしてる22!

ラインダンサーの並ぶ
工業製品は不純で効率的
居並ぶ矛盾と ....
終わる今日─

退屈な日でした
蒸れた空ばかりがずっとつづいていて
胸もとをぱたぱたさせながら
ヨーヨーを垂らし
駄菓子屋のアイスボックスの底から
メロン味をたぐり寄せ
南極の怪獣を想 ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねこじゃらし- 朧月自由詩417-2-20
受験シーズン2017- しょだま ...自由詩5*17-2-20
誘惑- 星丘涙自由詩2*17-2-20
暗殺- 花形新次自由詩317-2-20
卒寿のかげ(三)- 信天翁自由詩317-2-20
Tokyo_Blue- もっぷ自由詩1017-2-20
こんぺいとう- 朧月自由詩417-2-20
平成29年2月20日(月)- みじんこ自由詩117-2-20
はまのね- 次代作吾自由詩317-2-20
自虐の歌- 坂本瞳子自由詩2*17-2-20
クソみたいなそっくりさん- 花形新次自由詩217-2-20
春一番- 星丘涙自由詩2*17-2-19
_- 水菜自由詩417-2-19
影送り- フユナ自由詩617-2-19
独り- 星丘涙自由詩3*17-2-19
海や半島- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-19
ギザギザの- まいこプ ...自由詩617-2-19
ゾッとした- 花形新次自由詩317-2-19
剽窃_- 白島真自由詩21*17-2-15
冬のひまわり- そらの珊 ...自由詩25*17-2-10
三行詩_:_まじか!?- しょだま ...自由詩317-2-9
サラリーマン川柳- ホカチャ ...自由詩217-2-9
this_room- flygande自由詩7*17-2-9
舌の記憶- 梓ゆい自由詩217-2-9
海の幸- 梓ゆい自由詩117-2-9
平成29年2月9日(木)- みじんこ自由詩117-2-9
ロスト!- 竜門勇気自由詩117-2-9
トランスミッション- 差羽ナガ ...自由詩2*17-2-9
ドロップ・シンナー・サイダー(キャッチ22!再び)- 竜門勇気自由詩117-2-9
Fw:- 末下りょ ...自由詩10*17-2-9

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