墓碑銘として刻む言葉は
「愛される資格も適格もなかった」
そうしようと思った
深夜のバスの暗いライトの下で
死にたいとは思わなかった
逆に強烈に生きたいと思った
だが生きたいという欲望 ....
あれは、さみしいひと
佇んでた 遠目からじゃ見えない
薄青い菖蒲が頼りなさげに風で揺れてる
通り過ぎて交じり合わないひとたち
全ては、約束事で絡み合って
ゆれていく
可愛い大地がさような ....
抉り続けても得られることはないのだと知っている
あかい石榴を指で抉り出してはぐしゃりと潰したらたらと零れたそれは食卓の上にぺしゃりとへばり付く
抉ってはえづき抉っては辺りに散らした石榴の一部を ....
雀の糞に塗りたくられたフライトは薄い磨り硝子の向こう
、
ねむってしまったよ
潰れた屑は張り裂けた胸の奥にしずんでいく
澱んだ色の太陽が弾け飛んだ時
喉を裂いた 、
....
これこれこんな風な
ツライ出来事を乗り越えて
今の自分が在るんです
晴れやかに笑う姿
囲む フラッシュライト
何処かで
昔・昔から 平穏無事な生活は
正確に 区別されていて
....
やっと抜け切れた気怠さ
やる気の無さの塊と化していた
どうしようもないほどに
なにも手につかなかった
そんなときに限って
あれやこれやと矢継ぎ早に
課題が突きつけられ
もう逃げ出した ....
文字をしたためる時
思わずため息が出る
感嘆のため息
消衰のため息
息には変わりないけれども
色が違う息たち
私の口からこぼれる息は
一体 どんな色だろう
嫌いな色などないから
....
「このふくろどうしたのよ?」
「これはあれがあれした時のあれよ!」
「そうか、あれか!」
僕たちボケ夫婦は
「あれ」一つで通じる
ほとり
ほとりと歩めば
小菊の間から
白黒のぶち猫が傍にやってくる
買い物袋にはノルウェイサーモンと
ブリトロ
メジマグロが収まっていた
サーモンを一切れあげると
ニャァと鳴く ....
本の頁を捲る度に、
髪をかきあげる度に、
引っかかる右手人差し指のささくれ。
ささくれの向こうには、
見たこともない懐かしい未来がある。
*
またひとつ、
母親に嘘をついた。
....
秘密警察に連行される赤犬
歌うのを恐れて逃げ出した
真夏の夜に夢を捧げる娼婦
裸足で踊った夜の傷跡
原子破壊された月が落ちて
流浪の民は永久を彷徨う
赤いハリネズミ ....
抵抗なく
よく転がれば
ガソリンの消費量が
少なくなるけど
抵抗なく
よく転がるということは
アスファルトを
しっかり
掴まないということ
なんだって
お財布には優しいけど ....
雪は降る歌いながら雨よりも静かに
雪は新たなページをめくる
見慣れた場所へ胸いっぱいの息で踏み出すために
冬晴れの鋭さに青く影を曳いて
ぬくもりを一層 切ないほどに
....
彼らは殺風景な部屋でいつか許される時を待っている
猫舌の私はそれを笑えない
朝食はトマトで、豪華な食器が小刻みに震えている
ひねもす自問自答を繰り返す
真っ白だった壁と心にはシワができはじ ....
1.
スマホの偉大なところは
オナニーのおかずを
携帯可能にしたことだ
最近出張で泊まった
相模原のビジネスホテルのベッドの上で
そう思った
今やカード購入は不要だ
エレベーター脇 ....
気球に乗ってきたデジタル・ドラッグを早めの朝食にして、
あなたは、小魚は、食べないの、
とウサギが言う、とても、とても、低い声で、
私は、低血圧、腕の細かい毛を、ぷちぷち抜く度に、
心の軸がぶ ....
また年末ジャンボ宝くじを買った
念のために
当選金の支払方法について
調べてみた
(みどり) は、男でも女でもなかった
それを(みどり) は、知っていたし、特に問題にもしなかった
(みどり) は、理由付けされ続ける存在だった
ある日、鏡を見た(みどり) は ....
真っ白な雪に身体を持って行かれました
風が小雪を連れてきて
痛いくらいの氷の粒が頬に張り付きます
習い始めたお稽古事は、叱られてばかり
慣れないお琴で指を弾いて
痣だらけの手を氷水で浸して
....
白く磨いた肌は、柔らかい塩に覆われていました
優一は、薄ピンク色の膝小僧にそっとほおずりをすると、 白いシーツと兎の毛の白い毛布を手繰りました。
珊瑚の海は、やわい海風と潮のにおいを、桜貝に染み ....
気持ちだけが飛んで行ってしまったようだ
もうどうでもいい
怒りも悲しみも
笑顔も忘れてしまった
足が地につくことはなく
この手ではなにも掴むことができない
枯れ葉が降りしきる林 ....
あなたがわたしにひいた線は
しずかに沈んで いまはもう
ほとんど わたしになりました
種から花へ
あるいは花から種へ
その季節ごとにひいた線は
たがいに絡まりながらなお伸びてい ....
161204
アイスクリームの天ぷらを食べたいわ
お父様にねだったら
主夫のおとうさま
ほいきたがってん
しあげをごらんなさいませ
やけにハイの油を天ぷら鍋に入れ
....
NNをITRNか
SPRIWKRNI
TNDMOないBKか
SSBYOINの
NYINKNJAではNIK?
SNなYTRが
OHDEをFT
ATMRようなKNBSHOは
ICD、NGG ....
気配も無いままに
駆け抜けていく時
どれだけ走ろうとも
一生追い付けない空
どこまで行くのでしょう
誰の元へ向かうのですか
わたし ....
白い指先でカシュカシュッと、スクイザーで絞ったレモンをレモネードにして
君は、笑顔で風を運んできた
夏の日差しをたっぷりと浴びたテラスの向こうから
今日はあなたの誕生日
あなたの足元には、 ....
半透明なゲル状の幽霊たちが、ティカップから生まれた時
私は、既に老婆でした。
ええ、このほとりに家を構えてもう早、1000年程経ちましたの。
老婆は、にこりと微笑みました。
あらあら大変ね。
....
好き?
嫌い?
一枚
二枚と
花びらを千切る
好き嫌い?
好き嫌い?
不安な心を原動力にした
行為が止まらない
千切って
風に拐わせ
無かった事にしたいのは
己の
....
分厚い雲のはるか向こう
白く明かりを投げてくるのは
まるい太陽
アスファルトに吸い込まれながら
乱れ舞う淡雪
踏みつけようとすると消え
歩こうとすると
視界にまとわりつ ....
SEXやクンニへの
助言をしています
チェリーボーイ限定です
AVに毒された人
特にXVIDEOで
無修正動画を
見まくっている人は
対象外です
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