うねる雲を見ていたら
わたしは私でなくなっていた
わたしは流出して溶けてしまい
涼風とともに雲をかき混ぜていた
いつの間にか落ち込んで、本棚の隅に引っかかっていた文庫本を見
つけた。手に取って頁の目地に溜まった埃を払う。

金沢市片町1-1-23 07**−61−7950

古い住所のその ....
昔々ある山の麓に、綺麗な水を湛えた大きな湖がありました。
水際には雪のように真っ白な小さな花が咲き乱れ、いつも、きらきらと揺れながら、囁くように唄っていました。

いまは昼。 のちに夜。
 ....
便器の渦から助けた蜘蛛に
自己満足という名をつけて
窓も餌も無い場所に張られた巣を
ぼんやりと眺め泣いている左目
青いレモン
レモン 雨
 ....
疲れ過ぎた旅人 詩さくの森へ ようこそ

樹海のしらべは 虫の競演 ささやく小鳥 つぶやく木陰
小川のせせらぎは 感じる者に寄り添って 曲を創り奏でる

静かなる 七変化の湖は 甘く、辛く  ....
つめたい身体をおしあてて
かたちを図ろうとしている

空白 不在 「想像上の」
まるで動く点みたいやな
ひとつの過去もゆるせない身体って

そうでないもの を積み上げて
それを見つ ....
少しだけ
冷たくなった風が
両腕の周りで
遊べるように

選んだ半袖を
迷うのもあと
どのくらいかな

素肌を感じる
心地よさを知った
僕の体温は
低いのだけれど

夏の太 ....
枯れ果てながら
忘れられる花は
一年後に咲けば
思い出して貰えるのに

頭の中で回る
ダイヤのような
君の記憶は
何を照らすだろう

新しい道を
歩く人がいて
振り返ることが
 ....
見えているのに見えないふりをしている。うっすらと埃の積もった本棚、弱っていく観葉植物の鉢、皮膚の下の小さなしこり。生活が生活でなくなり、わたしが人間でなくなるのはどの冬の真夜中なのか。水道から流れる水 .... 朝顔が そっと

咲き開くような

清々しかった

幼き日の 初恋。

下心と葛藤しながら

悶々としていた

青春の日の恋心

恋なんて・・・と

つぶやいて

 ....
電話一本で
バスを予約する
電話一本で
飛行機を予約する
よく考えると
不思議な気がしてくる
前提に「言葉への信用」というものがなければ
成り立たないことだ
君はずっと

私のことを 好きなままで

居てください

私は 誰かの隣で

朗らかに微笑うから

それは君への

復讐で

花の花弁を剥がすような

罪悪感を抱きまし ....
この黒く暗いものは
誰にも話す必要がないものなのに
私の精神を形成している中心部に位置している

いらないよいらない
そんなものいらない
と思い込もうとしている ....
わたしのみていた きれいなそらを だれもがみていたわけではない と
おしえてくれた ひと がいる

お金もなく居場所もなくからだ しかなく
ゆびさきはかじかんでいて いつもうまれてしまったこと ....
涼やかな風が吹いている
寂しげな曇天に包まれて
秋の気配が漂っている

僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る

君、ぼくたちはどこから ....
やさしいかぜがふいている
たのしいおんがくもながれている
ぼくはどこへゆくのだろう

せいしんろんがきらいで
むぎのほのようにじゅうじつして
バンコクに僕が到着した夜
頭に入れておいた空港の複雑な地図の中に僕がいた
しかし さまよいながら 歩いていた 
そして 空港の建物の中から 僕は這い出た 


ホステルへと 僕はネット ....
今日も一日
横になっていた

詩を書く時だけ
縦になっている

思考が止まっても
時計の音が
メトロノーム
みたいに聞こえて

あと数分で
眠気が襲ってくる

明日は少し
 ....
昨日はニューハーフヘルスに行った
初めての体験だった
久々に緊張して数日眠れなかった
予定の時間まで
サンマルクで本を読んで潰した
「ジャッカルの日」は面白かった
読書にはドトールよりサン ....
あなたは今後私達が子宝に恵まれたらどんな子になってほしい?健康な子ねそう言うと思ったわもちろん賛成よだけどね人は健康に死にいくことは稀なのよ私はこの子が風邪をひいて寝込んだら入院生活を送る人を思い頭痛 .... ○ボケは笑って流すしかない
むきになってはいけない

○しまいすぎてしまったところを忘れる

○親のボケは血が騒ぐ

○あったところに戻さないから
わからなくなる

○薬を飲んだか ....
年を取ったら
人のことより
自分のことを
気をつけないといけない  
ワイフが登校見守りボランテイアに
出かけて行って
転んで怪我をして帰ってきた
わたしが母の腹を裂かせた日、
見せかけの無垢を盾に、
わたしはきたなく、ぎゃあと鳴いた。
山の小さなカラスが顔をしかめるほどの声を、
恥ずかしげもなく、盛大にあげたのだ。


ぎゃあ、ぎ ....
リビングのカァテンが
 重たげに 垂れて
初夏の日差しを 吸いこんでいる 
輝ける 一日・・・・・
それは まるで 雨あがりの
寺院本堂の扉 そっくりである
リビングのカァテンが
 重たげに 垂れて
初夏の日差しを 吸いこんでいる 
輝ける 一日・・・・・
それは まるで 雨あがりの
寺院本堂の扉 そっくりである
理想と現実のギャップに
苦しんでいる人が
少なくない
入学したら
こんなはずはなかった!
入社したら
こんなはずはなかった!
結婚したら
こんなはずはなかった!
出産したら
こんな ....
雨上がり まだ見ぬ楽土 虹に賭け 深草恋しい 梅雨しぐれ

ゆらゆらと 風の子守か ひまわりの 裏に隠れた 草虫ひとり

キラキラの うねりゆったり タイヤの浮き輪 浅瀬の小魚 遊び仲間に
 ....
それは夏の嵐の夜であったが
積乱雲の割れ目から
夜目にも鮮やかな新星が見えた / 見えた気がした


暗い湿気た空気の中を
零れ落ちて 光の粒よ


光の粒には質量があって
重さが ....
嗚咽しながら

吐き出した言葉に

貴方は どんな顔をしていたのか

視界はあまりに歪んでいて

土砂降りのように 見えなくて

優しく 頭を撫でてくれた手に

私が

ず ....
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失題_三- 信天翁自由詩118-9-9
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