言葉はいらない。死はもっといらない。
哲学的に木々が風に揺れている。
僕は確かさを追いかける。それは楽しい哲学だ。
うちの猫はなにやら哲学しているような風格があり、きれいに世界を持ってる。
必 ....
こころとからだ

ひとはどちらかに重きを置きたがるけれど

そしてそれは定まらないのだけれど


どっちもなんて

いかがわしいことを

言うのはなしで


こころとからだ ....
1.
色のない空をつんざくようにそびえたつ黒い山脈

真っ黒焦げになった数万の人々が
フライパンの上ゴウゴウと炒られて悲鳴をあげていて
それをしている巨人もまた
焼き爛れて狂って笑いながら ....
ちょうど
想うことと考えることのあいだで
人間がひとしきり
随分と迷うとき
やはり優しさが生まれるのだろう
朝方の出張に備える
昨晩の夜更け過ぎには
ただ愚直に仕事に行く
考えがあるだ ....
あるテロリストが
 《ある勇敢な兵士が》

自爆テロで
 《ジハードで》

死んだ
 《殉教した》

無辜の人々を道ずれにし
 《異教徒や教えを捨てた者たちを倒し》

狂信者は ....
ある日の口笛
ある日のあやまち
ある日の街灯
ある日のクレヨン
ある日の気がかり
ある日のつよがり
ある日の音楽
ある日のレモン
ある日の夕焼け
ある日の朝焼け
ある日の賛美歌
 ....
伸びを欠くっていうことだわ
クビになったピッチャーの
ストレートっていうかさ

つまり、成長がないというか
元々見込みがないというか

先ずさ
俺って全然ダメなんじゃない?
ってとこ ....
きっと恋に落ちてる
ガラス仕立ての赤い靴に、白い白いワンピースを着て
レースの帽子で隠していたい
あなたなんて、きっとまっすぐ見られないから
ただ、「素敵だね」なんて言って欲しくて、
そんな ....
此処には見えない風が吹いている
どうしてなのかぼくには解らない
失った物も失われた物も解らない

石が転がり
葉は失われた
ぼくにはそれしか解らない

落ち葉がトランプのように散らばり ....
障がい者が殺された

19人も殺された

殺人の理由がひどい

そんな理由なら

世界は俺をいらない


それでも泣きながら

歯でも食いしばりながら

誰かのために生き ....
明日ぼくは
アンドロメダに向かって飛んでゆきます
幼い頃からの夢を叶えるために

サヨナラは誰にも言いません
何故なら
ぼくたちは何時までも一緒に居るからです

何処にいても一緒にいる ....
迸る涙はあなたのために

静寂に守られて
人混みの中から逃れ
海を渡る

その孤独は私が抱こう

忘れないで欲しい
見守っている
まだ出会っていない私達だけれども
私はあなたを知 ....
君は喜びを喜べ
僕は悲しみを悲しむ
トランプのタワーの王様がイカサマゲームを制して世界の王様に成って
テレビはひっきりなしに安値で飛べる酒のCMを流してる
大きなカジノを作るための法律がもうす ....
サンタクロースが
ついに狂った


12月も半ばで
低い雲の広がりは
初雪の予感さえ
醸し出している

もう季節の変わり目とは
言えない夕時に寄った
改札前のコン ....
自分の子供が 物書きで食って行くなんて 言い出したら 勘当するか 心中未遂すると思う(そして自分だけ助かる)   芥川賞獲ったって テレビタレントやらねえと 食っていけないご時世に (いや、逆か テレ .... 見た目に少なくとも毒はないらしい
わたしの顔立ちを思ってのこと
とにかくおまえは黙っていろとのアドバイスは
おとこ友達からしばしばもらっていた
ちゃんと頷く、そしてみんなで遊びに行った
飲み ....
緑をうしなった銀杏の葉っぱは清洌だ

黄色くてとうめいだ

西側の窓が額縁になって

たわわな銀杏が一枚の大きな絵のよう

風が吹くたび

朝の掃除の大変ばかりを考えてしまう

 ....
何もせず
ただ見ているだけの空に向かい
皆 手にしたものを次々に投げつけ
空はさらにかがやいてゆく


水へ水へ溶けた景色が
浮かび沈み 夜になり
駆け降りてくる空に照 ....
指を枯らし
宇宙を二回
排泄したら
時間は唱う
ジャガーと言う名前を聞いて 
思い出したのは

真夏の スウッとする 
清々しさ

それは 
青い空に似合う 白い雲や

緑の山に 隠れるように 
林立している

枝の隙間 ....
光の万華鏡
旋回する宇
浮遊する
温かく熱と溶け
輪郭失う体と体の
紫に静まる矛盾の浸透

[個我意識鮮明に保持サレ、私達はシッカリト抱き合い、
何処マデモイキ、何処ニモイキハシナイ] ....
戴いた去年の賀状を
眺めながら
一枚 書くたび
次々に
押し寄せてくる
記憶の波に
浸るのではなく
溺れるでもなく
むしろ
耐えている
再生多発する 複数の痛みに

懐かしさな ....
御高齢のS師宅で、心のケアの学校の
ヴィジョンを皆で語らい、同世代のO師は
――僕等の間にフィロソフィアを視ることです
と呟いた時、新たな頁の捲れる音がした  




  


 ....
尾崎豊の墓前にて、線香の先から煙は昇る
――あれから二十四年の時は流れ
物思いに耽り、ふと見下ろした線香の
1|2はすでに燃え…今を生きる、と合掌する  




 




 ....
遠藤周作が友に贈ったスペインの母子像は
展示ガラスの内側で互いに微笑み、通じ合う
晩年の見舞いで友の妻は母子像を{ルビ担=かつ}いでいった
今頃極楽にて二人盃を交わす音が、聴こえる  


 ....
冬の太陽は天使のようにやさしく
夏の太陽は悪魔のように激しく
春と秋の太陽は女神のように微笑む

四季の太陽の姿にあわせ 変化する青空と雲の白さ
ふきわたる風の音と強さ

今は冬のはじま ....
短い{ルビ隠語=コメント}で殺人はできる
騙せる易さと同じこと、
言葉なんてくそだ!
『人間失格』ってあるよね
興味持てなくて、嗜みかなとは思ってるんだけど読んでない
ただ、タイトルだけ見て思うにものすごい自信家じゃないかって
ぼくなら、自分を「存在失格」としてるから
人間じゃ ....
昨日の夜、どれくらいの眠れない人が羊を数えただろう。
羊たちはなにを数えて眠るんだろう。

久しぶりに夜に夢をみた。夢の中に寝転がった一匹の羊がいて、その羊はうとうとしながら夢を数えていた。
 ....
私は街の中で
変に 私は髪を切られてしまった
私は普通よりも少し安かったからいいけれど
冬の通りは しかし 寒かった


私はそんなことはどうでもいいのだが
どこに向かうのだろう そ ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いらない筈のもの- 水宮うみ自由詩3*16-12-14
こころとからだ- 吉岡ペペ ...自由詩116-12-14
心象風景二_きみとわたしと- 田中修子自由詩7*16-12-14
辻褄の合う伝言- りゅうの ...自由詩6*16-12-14
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成長しないJSSJドラゴン- 花形新次自由詩216-12-14
Fallin'in,- 豆椿自由詩216-12-14
凍る世界に- レタス自由詩916-12-14
世界は俺を- 吉岡ペペ ...自由詩816-12-13
彼方より- レタス自由詩516-12-12
待っている- 坂本瞳子自由詩1*16-12-12
十二月の夜の歌- TAT自由詩316-12-12
狂ったサンタクロース- しょだま ...自由詩4*16-12-12
十分- 花形新次自由詩116-12-12
瞬く聖域- もっぷ自由詩316-12-12
加齢臭もない- 吉岡ペペ ...自由詩316-12-12
暗輝_はざま- 木立 悟自由詩616-12-12
ノート(53Y.12・8)- 木立 悟自由詩316-12-12
車の名前- 藤鈴呼自由詩1*16-12-12
造形未知〇霊的交感- ひだかた ...自由詩5*16-12-12
年賀状を書きながら- Lucy自由詩17*16-12-12
十一月七日(日)_午後- 服部 剛自由詩116-12-12
十一月四日(金)_午後- 服部 剛自由詩116-12-12
十月二十九日(土)_午後- 服部 剛自由詩116-12-12
冬のはじまり_- st自由詩4*16-12-12
それでも私は知っている- もっぷ自由詩216-12-12
草稿_(即興)- もっぷ自由詩216-12-12
- 水宮うみ自由詩1*16-12-12
冬の美容室- 番田 自由詩116-12-11

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