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昏い水の底で物言わず
新緑の葉の中で光を浴びず
紅の空に鳥は飛ばず
左翼を失った飛行機が大気圏を超えた日の話

毒入りの林檎を食べてしまった少女は
想定内の死を受け入れて
夕立の中美しく ....
絞り出すように今日を歩く

新世紀に生きる私

ずれてしまった時間軸に生きるあなた

鏡の向こうの私はあなた

ほら私のあなたの今日

ほら同じナミダ

ありがとう旧世紀の私、 ....
サイダーのボトルを開けて
気泡の弾ける音に耳を傾ける

真夏の太陽が気泡に反射して
まるで宝石を散りばめているようなサイダーのボトル

涼しげな音の宝石たち

見入っていたらトンビ ....
アメ玉一つ口に放り込んで
明日のことだけ考えて生きる

新宿の喧騒に負けないくらいの勇気を持って
他人から見ればおかしな奴だ

でも私は明日のことだけ考えて

アメ玉を噛み砕いた

 ....
雨粒一粒
ゲリラ豪雨の最初の一粒が

モノクロでスローモーションな世界に映り込む

灰色の一粒は地に落ちて

物理学的な形をつくり砕けた

一瞬の出来事に
世界が集約されているよう ....
夏が始まるからあなたを思い出す
二度と交差することのない蛇行した2つの個は
夏空の中に無数に拡散した思いを秘めて
上空を流れる飛行機雲となり同化する
夏が始まるから君を、あなたを思い出す
全方位に焼け剥がれた命は
無限の軌跡を描いて一点に収束する
その最中に見る光景
自覚的な痛みを伴った主観的な光景
ビル群
山間の谷間
火炎放射器を持った昔の軍人の写真
凍てつく凍土
あ ....
間村長さんの倉科 然さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地球、戻らず- 倉科 然自由詩317-11-8
現代詩、旧現代詩、乖離。- 倉科 然自由詩117-7-26
海辺と- 倉科 然自由詩717-7-11
一人、新宿にて。- 倉科 然自由詩217-7-11
- 倉科 然自由詩217-7-11
夏、私を連れて- 倉科 然自由詩317-7-1
口紅- 倉科 然自由詩217-3-3

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