もがいて繋げた糸
11桁の数字の羅列と見えない電波に縋ってみたくなる
電話口の音声は合成音だと誰かが言っていたけれど
匿名の 顔も見えないその声が鼓膜を震わせて
すとんと胸のあたりに落ちたとき ....
理性というブレーキを使い

破滅への道を潜り抜けている

愛する人を大切にしたい

何かに夢中になりすぎて

淋しい思いをさせたくない

良心の呵責には耐えられないから
 白い景色の中で回るメリーゴーランドに人はいない。
 何かの気配を感じる朝はいつもより濃い目の珈琲を飲む。
 人工的な村は閑散として涼しげだ。
 そして私は今日もまた何かに迫られて過ごすのだ ....
さみしい、のかたちに
折り重なって死んでゆく
ひとりごとのなかに
わたしと似た顔をみつけた



タイムラインの流れにそって
点々と血が湾曲している
スワイプ、画面越しの愛撫
暗が ....
飾り

選挙

電子的
木の高いところに骨がかかっていて
鳥が面白くなさそうについばんでいる
手にしたほうきでつついて落とすと
地面に落ちたそれは乾いて白い

夜中に夢から覚めて
台所で水を飲んで寝に戻る
さっ ....
朝は胸元を掻きあわせる、ひとりぼっちでうす水色の空のしたあるいている、しゃべることのできない胸のうちにぶらさがるのはサナギ、だまって羽化する日をまっている。夕暮れがきた、ほれ、いくつめだろうか、折って .... 怯える白い犬
まるで私のようだ
ふるえる ふるえる
ふるえる
その瞳は弱弱しく
宙を見つめ
嵐に立ち向かうことはできない
古傷を抱えたままでは
戦うことはできない
ただ息を潜めて眠る ....
雨が降っている
間断なく

なぜ 雨を物悲しく感じるのだろう

たとえば 勢い良く降る驟雨は 元気で精悍ささえ感じる
まっすぐで 常に潔い

でも 夜になり 家のなかで ひ ....
退院したら
飲むのを
一番の楽しみにしている人が
けっこういる
そういう人が
退院する際に必ず主治医に尋ねるのが
「先生酒はいいでしょうか┅┅」である
「先生、僕は飲まないと
生きてい ....
僕の田舎の店は
どちらがお客様か
わからない店がある
入店しても
主人はブスッとしている
物を買っても
「ありがとう」とも言わない
かえって客の方が
「どうもー」
なんて言って帰った ....


張りつけられた心は
鉄を含んでもいないのに
錆びるさびるサビル

錆びて凍てついた心は
剥がれる
剥がれる
根こそぎ剥がれてしまう

はがされた裏に何があるのかのぞいてみた ....
ぬっとり湿った夜の膜を
そっとふたつの指で広げれば
胸を裂くような光のしたを
あたたかさ、なさけなさの影が歩いていた

カーブミラーの歪みのなかの
少しだけ正しい領域を
裸足で歩くわたし ....
ある日ふとおかあさんとおとうさんに
問わずにはいられなかった

「戦争ってそんなに悪いことなの?」
「当たり前のことも分からないなんて、そんな教育をした覚えはありません!」
「僕たちが平和の ....
いくつもの門を通り
いくつもの問を越え
理解と誤解をなだらかに重ねては
綴り合わせる 欲望の道すがら
まるで古い雑誌の切り抜きや色紙を
ぺらぺら捲るような 陽気な悲しみ
目深に被り直して
 ....
冷たい夜に
むらさきとむらさきが向かい合う
岩の径を
音だけがすぎる


鉱と鉛の紙
指を回る火の震え
小さな鈴の音をたて
砕けるように消えてゆく


空の一部をち ....
君のうなじが
白くうつくしいので
ことばを失くし


つつじ柄の着物に
雨が落ちてくる
そっと和傘をひらく
しぐさに湿り気が帯びる


 四つ辻まで
 ご一緒しましょう ....
コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする

アンテナを高く張ってトレンディなことも必要なのかもしれない
誰もいっぺんには多くのことはできないから

天才でもないので特に高み ....
冷蔵庫をいつもの如く勝手に開け
これおいしー?とコンソメキューブを持って聞く

これはそのまま食べられないよと言っても
好奇心の悪質は止まるはずがない

ダメダメダメダメ!
カンシャク
 ....
恋しても恋されても
いつも僕らに残されているカードはひとつで
愛情を裏返しては その意味を確かめて
素知らぬ振りして笑い合った

どうしてもどうしても
足りないもの探す癖があるんだ 僕たち ....
べつになんてことはないよ
ついでに嫉妬をしただけ 君とアイツに
どうしようもないよなボクは...
上手に強がってみても 苦しくなるんだ

まっすぐ透き通るほど愛してみても
不安に暮れてくボ ....
黒い飛行船の群れ 夜の隙間に浮かぶ
船は月光を隠し 機体の淵が煌めく
少年はマッチを擦り 蝋燭に火を付ける
僅かな灯りは黒宴 開幕を告げる合図

踊れ 踊れ 全て 忘れてしまえ
回れ 回れ ....
バリウム飲む前は
腹に何も入れてはいけない
というのは本当なのか?
それは食ったものが
何時間でウンコとして
出てくるのかに因るはずだ

そう考えた私は
内容物として
とても分かりや ....
チェーン外れた自転車 ペダルも日常も空回り
最近スローな景色は 執着が織り成す技?
バランスばっか取らずに 何気に試すmyself
憂鬱な世界に降り立ち 速攻 走ってみるよ

空気読まない通 ....
あたしかみさまっているっておもった

あたしいまかみさまをかんじた


だから、
もう一度だけ、
神さまという名のぬくもりを
思い出して
縋ってみようじゃないか

もう一度
 ....
ぼんやりと
ぼやけている世界に
浮かんで
あたふたとしているのだろう

あのイエスを見よ
どっしりと構え
落ち着きはらっていた

神の御手の上で
右往左往している
小さい人間よ
 ....
風に運ばれて揺れる髪の毛は
頬をなぞる優しい手の動きを
思い出すような恋に良く似てる
永遠の森で見つけた涙を
頭の上に乗せて歩きたい
 広場の顔した 原っぱは
  住宅街の 一角にある
  四号公園の立札みせて
   
         そして
男の幼子は 黄いろの声で
     掛けっこを始め
 女の幼子は ブランコ ....
夕暮れが濃い青であることに同意してくれた
ふすまの模様がウサギみたいだと言ってくれた
天袋のホコリを捨ててくれた
鎖骨から心音を聴かせてくれた
それでも
ずっと前を歩いてた
先にフッと居な ....
すべては上手くいくさ
と口にしながら歩き出すと
なんとなく
なんとなく
ほんとにそう思えてきて
顔をあげると
なおまっとうに歩きだせる
これが意気揚々というやつか
と笑みまで浮かんで
 ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
電話線は何色- 自由詩417-5-28
良心- 星丘涙自由詩4*17-5-28
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she- キクチミ ...自由詩417-5-28
平成29年5月28日(日)- みじんこ自由詩217-5-28
水鳥の夢- 春日線香自由詩917-5-27
ばらばら- 田中修子自由詩8*17-5-27
白い犬- 星丘涙自由詩3*17-5-27
- 前田ふむ ...自由詩11*17-5-27
- ホカチャ ...自由詩117-5-27
お客様は神様じゃない- ホカチャ ...自由詩3*17-5-27
降るもの_3断章- 新人さん自由詩3*17-5-27
犯す- 印あかり自由詩20+*17-5-25
戦争- 田中修子自由詩9*17-5-24
白い頂のよう- ただのみ ...自由詩16*17-5-24
白とける白- 木立 悟自由詩717-5-24
つつじヶ辻- かんな自由詩9*17-5-24
Police- 梅昆布茶自由詩1417-5-24
コンソメキューブ- 朝焼彩茜 ...自由詩1317-5-23
繰り返す脳が、悟る死期が、蘇生する再生が- ねこ歩き自由詩117-5-22
君を好きになりすぎて- 颯太@自由詩1*17-5-22
闇の中の宴- 颯太@自由詩1*17-5-22
バリウムの季節- 花形新次自由詩217-5-22
春紫苑~I_believe_in_myself~- 颯太@自由詩1*17-5-22
生きる- もっぷ自由詩517-5-22
一事に励め- 星丘涙自由詩3*17-5-22
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想いは枯れて- 信天翁自由詩317-5-22
群青- 自縛ポエ ...自由詩317-5-22
のっぺらぼうの町- AB(な ...自由詩9*17-5-22

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