覚悟は何もできていない。
いっぼ一歩忍び寄って来ているに違いないが
覚悟は何もできていないんだ。

如何に老いても生への執着は剥がれて落ちないし
性への執着もまだ並大抵ではないのに
更年期 ....
ムンクの『叫び』の
なかの少年(と、信じたわけです)を
自分自身だと感じ、
だから寂しくなった、とある日本の少年が、
その絵と詩人の中也をリスペクトするあまり、
いっぺんの詩を ....
シャワーをあび
あせとともにくさいのながれてく
あたまからだ
うえからしたにながれて
くもりかがみをぬらしてひげそり
きれいな下着きれいなじゅばん
着物にうでをとおして帯しめ
もうくさく ....
フラミンゴ色した空と雲と水辺を、

眺めながら車を走らせる。


本当はあたしは自由で、

何時でも何処へでも翔べるのだ。


好奇心をもたげて、

風をつかまえて、

 ....


男性にもタバコが嫌いなヒトが増えている不思議な日本になっている。日本人の精神疾患の30パーセンとくらいは、薬物投与よりも、タバコのニコチンによるセロトニンコントロールのほうが、ずっと健康的だ ....
海に行くなら、水筒持って
お弁当持って出かけよう
ほんとは海は嫌いなの
海風ベタベタ、汗はダクダク、
サンダルザラザラ、髪まできしむ
だから、潮風のない海に行く
人の泳がぬ海に行く
 ....
何故、同性愛者を
社会的に保護しなければならないのか
本当のところよく分からない

性的倒錯者全般を保護しろというなら分かる
その場合は
小児性愛者も屍体性愛者も
同じように保護しなけれ ....

看護師の
きびきびした所作を
横目に
点滴が一滴、一滴
うつろに落ちる


早朝の病院の
ロビーで一人
病院着のまま
缶コーヒーを飲む
静か過ぎる朝



生き ....
風が吹き込んできます

嘘の小狡い風も

清涼な息をする為の風も

生ぬるい腐った世界
冷たい現実

生きるときに付きまとう風が
一人の体に突き付けられます


何かが違 ....
金魚が泳いでポイを近付ける
尾びれで破られた薄紙はまるで
朝に剥がした障子みたいに
穴を開けながら太陽を見てる

残念ですねと言われたとしても
金魚が欲しかった訳じゃなくて
逃げるように ....
災害に襲われ

避けられない困難に

生きる気力を

失いかけたとしても

善意が善意を

呼び寄せる力となる

繋がってるよ、

根底にある愛の想いの

連鎖で

 ....
○「終活」
生活はつつましく
志もつつましく
思い上がることほど
怖いことはない

○「欲」
欲は限りを知らないから
もっともっとと要求してくる
限りを知らないということが
欲の本 ....
ある者は言う。魂は半円であると。またある者は言う。魂は円の端と端を切り落とした二片を繋ぎ合わせた、ちょうどハンバーガーのようにひしゃげた歪な形であって、別の巨大な真円によって、その内側に生えた桃色の柔 .... 一冊の本かもしれない

心震わせる
一曲の歌かもしれない

一目惚れからはじまった
突然の恋かもしれない

出会わなければ
始まらない。

出会わなければ
辛い別れもない、
 ....
私は詩人でもその類いでも有りません
ただ単純に自分は此処に存在しているんだと
生きているんだと
言葉を文字に文章にして
他者に知らしめたい欲望を充たしたいだけです。

それは込み上げて来て ....
いまだ存在しない土地へと僕らは向かっていた。その土地の存在を証し立てるのではなく、その土地を僕らが新しく構成するために。電車は鉄化した巨大な鳥のように、地面すれすれの低空を飛ぶ。僕らはいつも二人で ....  詩は難しい、わからない、という声をよく聞きます。ところが、詩というものはそもそもわかる必要がないものです。わかることよりも感じることの方が大事です。ことばというものは意味を伝えるだけのものではなく、 .... 夏は白濁した光と喧噪をまとい
人は肌もあらわ日焼け止めをぬる
傾くのはグラスだけ海は静かに燃え
彼女は囁きのなか人魚になる



            《テキーラ:2018年7月25日 ....
僕は原宿のいつもの喫茶店にいた
sと そこで 僕は待合わせた
真夏の蒸し風呂のような風景の中で
sは そこで 僕のことを待っていた 


アイスジェラートを頼んだ 僕は
sと二人で 外の ....
ショットガンで頭を撃ち抜く
それが会計の合図

「Have a nice day!」と
僕の血を浴びたキミは笑顔でやってきて
テーブル上の僕の赤に 真っ白な羽を落とす
明太スパゲティ 49 ....
文字の海に溺れる
すべて かつての
少年少女

酔い醒まし
夜を仰げ

幾百の
まなざしは
三日月を交わし
空たかく白色にまぐわい
しいか宿る卵から
乱反射する
燦燦の
万 ....
胃癌になって、
さまざまなメッセージをもらった。

⒈あなたは、その肉体でしか生きられないのですよ。

⒉今を一歩引いて、見てごらん。感謝や幸せに
 どれほどかこまれ恵まれていたか。

 ....
夜の月光に
静かな羽根がやさしく舞います

てのひらを胸にあて
赤い血のつながりを確かめます
メガネの少女をいつものバス停でみかけました
そのときのその心には、
けっして忘れない ....
最期の一呼吸まで

悪戦苦闘しながら

生き抜いてやろう。

意味あって与えられた命なのだ。
エアコンを止めて

窓を全開にした

生ぬるい風が頬に触れ 髪を揺らす

少女の頃の感覚と夏の匂いが

ふわりと迫り

床に寝転ぶ
落ち葉を踏むと
くしゃみをするから
肺が潰れて
壊れてしまうね
折り重なった
体をかばい合い
伝染病のように
死んでいく

同じ顔をした
違う命に
秋という音が
渡される時
 ....
あの頃棲んでいた借家には夜な夜な鼠が現れた。
一匹だったけど煩くて仕方ないから薬局でネズミホイホイを買ってきた。

俺は「ゲゲゲの鬼太郎」の中で鬼太郎よりもねずみ男が好きだった。
彼は世俗の象 ....
その光、その色
ジェラシーに似てる
太陽の末路
心にも沈める
海があったら
こんなにも熱く
燃えたりはしない

鍵穴から
ねじ込んだ想いを
君は受け取って
くれなかったね
あれ ....
側溝に流した葉っぱ
ボクと枝分かれした航路を川の方へゆらゆらと

側溝に流した今日
ボクと枝分かれした時を昨日の方へゆらゆらと

側溝に流した葉っぱ
ボクと枝分かれして青い海へとたどり着 ....
ぼくにもキミにも二つの人格があってさ
二重人格とかそんなんじゃなくて
星のゆりかごに揺られながら
人は二つの人格をそこで宿すんだ

ぼくにもキミにも二つの人格があってさ
二重人格とかそんな ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
覚悟は何もできていない- こたきひ ...自由詩418-7-31
ムンクの『叫び』を少年は叫んだんだ- 秋葉竹自由詩618-7-31
大人になる- 七尾きよ ...自由詩118-7-30
フラミンゴ- 巳 砂自由詩118-7-30
自己嫌悪に陥る前に見つめ直して、笑ってみるべき事。_鏡の前の ...- よーかん自由詩2*18-7-30
海に行くなら……- 石佳自由詩118-7-30
下着泥棒を保護する- 花形新次自由詩118-7-30
五行歌_胃癌- 八木ヒロ ...自由詩118-7-30
夏風- まみ自由詩2*18-7-30
夏の魔物- ミナト ...自由詩218-7-30
西日本豪雨被害- 八木ヒロ ...自由詩118-7-30
独り言61集_____- ホカチャ ...自由詩218-7-30
魂の形- 春日線香自由詩218-7-30
出会い- 八木ヒロ ...自由詩118-7-30
今朝は- こたきひ ...自由詩318-7-30
滝へ向かう- 葉leaf自由詩218-7-30
中村梨々詩集『青挿し』について- 葉leaf散文(批評 ...218-7-29
テキーラ- ただのみ ...自由詩9*18-7-25
原宿の夏- 番田 自由詩218-7-23
お会計お願いします- 山下ヤモ ...自由詩118-7-22
きらめく深づめの記憶- 田中修子自由詩4*18-7-22
胃癌くん、からのメッセージ- 八木ヒロ ...自由詩118-7-22
夜を歩きましょう- 秋葉竹自由詩1118-7-22
天命- 八木ヒロ ...自由詩118-7-22
ぬるい風- Yu-自由詩118-7-22
空の穴- ミナト ...自由詩218-7-22
その頃棲んでいた借家には- こたきひ ...自由詩118-7-22
タイヨウのうた- ミナト ...自由詩218-7-22
側溝の旅- 山下ヤモ ...自由詩118-7-22
傍観者- 山下ヤモ ...自由詩218-7-22

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