昨日のことをおもいだす
言わなかったらどうなっていたか
そのほうがよかったのかと

昨日にもどれたら
私はどうするのだろう

だけどやっぱり私は私
あなたにもだれにもなれないよ

 ....
雪原にて
人でない精霊と大古から踊るように
愛でる男女のように熱く激しく絡みつく様
幼馴染みの友と時を忘れ駆けはしゃぐがごとく
二人で二人で
真っ白しかない場
白くて熱い息を漏らし
笑み ....
雪は白い
なぜ白いのか
私は知っている

白はあたたかいから
白は邪魔しないから
あなたの色も
あなたの命も

あなたが生きている事を
白は邪魔しない
だけど
優しくはないから ....
ゆっくりと
 ゆらり明るみ
  今という時 
 接近し広がる
この夕暮れ

暮れていく空
淡い紅と水の色
焚火の残り香漂い、
迫る夜闇に踊る女の影
内外上下左右消しながら
声々  ....
はなくそ
きみのはなくそは ぺらい円の形で
フィンフィン泣く息でカポカポする
まるでコロッケのものまねの あのかつらみたいに
はなくそ面白いなぁ

くしゃみしたらママの手に ぺらい円の形く ....
漲る華は
 漲る風は

タッタカタッタカタッタカタッタカ・・・・・・

 燦の瞬き 一太刀の風 古から辿り着いた華の馨り

仰ぎは空
 鑑の空

キーキーキーキーキーキーキ ....
町を散策しよう。池袋から目白へ。静かな通りを選ぼう。季節は春がいい。生暖かい風が吹くのが良い。曇り空の昼間が良い。僕は君と歩いている。君は誰だろう。分からない。でも君といるのは心地よい。

海にい ....
かつて風船には二種類あった

空気より軽いガス製と
人間の息製と

人間由来の僕らは
空を飛べないはずだった

小さな手ではじかれて
ほんの少し空を飛んだ気分になって
じべたに落ち ....
行方不明の小学生3人が見つかった

そういうニュースのテロップが流れていた

冒険したかったのだという

公園で見つかったそうだ

騒ぎすぎだ、なんかへんだ、この違和感は


正 ....
ふと気づいたら
春が消えていることはないか
胸の中から
抜け落ちていることはないか
そして同時に
舞う人はいないか
真っ暗な舞台で
舞う人はいないか
桜色の花吹雪の中で
踊り狂う奴は ....
昔、女は美しかった。
そして美しさを自らは知らなかった。
知らなくとも美しいということは
幸せなことであろうに。

ある日、天から新しい女が降ってきた、
男どもはすっかりその女に酔ってしま ....
近所にオジサンに
「オジサン、相変わらず貧乏暇なしですかあ!」
と言ったら
「貧乏はしとらん!」
と怒られた
慣用句は気をつけて使わないといけない
鏡に映る人は誰?
姿の無いそくらてすは、遥かな過去から
耳に囁く
――汝自身を知れ

机に置かれた器は何?
音の無い声でぷらとんは、透けた国から
耳に囁く
――ものの背後にいであ在り
 ....
おばあちゃんと孫らしい女児が
バスに乗ってきた
僕の前に座るとすぐに話し始めた
「おばあちゃん、今夜のおかずはなあに?」
「かれいの煮付けよ」
「おばあちゃん、カレーの煮付けってなあに?」
 ....
うあうー

きみは言う

わあー

と言う

きみのことばは これだけ
たぶん ずっとこれだけ

そしてとても饒舌

声色は
青く沈んだり
黄色く浮かんだり

好物を ....
駅の切符売場で
僕が地面に置いた、紙袋を
風を切って
倒していった幼い少年は
くるり、振り向き
「ママ切符買ってみる!」
「あら、横からすみません…」

一歩後ろに下がった、僕は
少 ....
パンツをはいている
私の知る限りの人は、多分パンツをはいている
パンツを脱いだりはいたり
はきかえたりしている

いじわるな人も、やさしい人も
パンツをはいている
私と同じように
パン ....
昼からわいんを飲み
赤ら顔でぐらすを手に
体を揺らし、厨房へ  

細長い空間の
小窓から
――正午の日は射して

何処からか、聴こえる
白髭のかみさまの
高らかな

笑い声  ....
笑うから
愚痴云わないから
かならず笑うから

だから、
搔くな といわれれば 搔く
掻きまくる むしろ 血が溢れ出すまで
搔き尽くす その痒みが 痛みに変わるまで

欠くな といわれれば 欠く
欠きまくる むしろ 満たされるまで
欠き尽くす そ ....
身についたものは
とっさに出てしまう
顔に 身なりに 行動に

身につけるということは難しく
人は生涯
良いにつけ 悪いにつけ
身についてしまったものに
支配される

この歳になっ ....
 いつまでも私は生きると思った
 午後 分厚い若葉を見つめ

 団地伝いの風が私の中の
 空箱に投げこまれ回り続け
 ……その後で死ぬのだと思った
 誰とも 私は
 違うのだと思 ....
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇のなか
荒れ狂っている

燃え盛る壊ノ力、、受け容れ飛び込む己、、
せめぎ合い切り刻まれては ....
神の恵みを思い出しました

赤子が母の愛を

ただ受けるだけの存在の様に

私もからだ全体で

神の愛を受け止めます

喜びがあふれてきます

賛美があふれてきます

恵み ....
思い出すこともあるでしょうか

大潮の日に月の海
舟に乗って漕ぎ出した

星の光は小さく

私もまた小さかった


からだの中にはたくさんの

ひみつのことば

こなごなに ....
グッドラック、発したことない言葉
語感のよさだけが残る
旅立つ日の特別な高揚感は
からんだ糸をほぐす

まだカーテンのない部屋
白い靴下の大きな男たちが運び込んでいくダンボール
馴染んだ ....
昔昔のことです

「ソックタッチ」という商品名の速乾性液状糊のスティックがあった
糊といっても紙を貼りつけるものではない
靴下と足を貼りつけるものなのだ
ずり下がるという引力の法則に抗うこと ....
街につながるドアが
この家には有るのに
開けることをためらうのは
誰かが着せた僕の罪なのか?
正解は二つ
違うとNO
ギターを肩に下げる
ヘッドフォンにめいいっぱい音をぶち込む

 ....
色あせたポインセチアの様に

私の心もくすんでしまった

愛も 喜びも 感謝もなく

日々をやり過ごしている

禁欲主義に陥り何をしていても

罪悪感に苛まれる

神の恵みに目 ....
在るべきものは
在るがままに

移ろうものは
流れるままに

人がひとり
岸辺で時を掬っても

何も変わらないことを知った
 
たとえその胸に
抱えきれない想いがあったとて 
 ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
着地- 朧月自由詩117-1-24
アヤ取り- 秋也自由詩2*17-1-24
熱く雪のように- 朧月自由詩217-1-24
開ける今〇時流の間隙- ひだかた ...自由詩6*17-1-24
はなくそ- 朝焼彩茜 ...自由詩817-1-24
一太刀の風- 朝焼彩茜 ...自由詩517-1-24
夢の中で- 佐藤守自由詩217-1-24
風船革命- そらの珊 ...自由詩19*17-1-23
身から出たモノサシ- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-20
プリズム- うみこ自由詩4*17-1-19
敗戦- グロタン自由詩2*17-1-19
慣用句- ホカチャ ...自由詩217-1-19
ユメノセカイ- 服部 剛自由詩317-1-19
今夜のおかず- ホカチャ ...自由詩217-1-19
木登りが得意な子のこと- 凍湖(と ...自由詩317-1-19
風人間- 服部 剛自由詩317-1-19
パンツ- 塚本一期自由詩517-1-19
酒の効用- 服部 剛自由詩217-1-19
こころ- もっぷ自由詩2*17-1-19
かけ_かけ_かけ!- 末松 努自由詩8*17-1-19
かたち- 星丘涙自由詩2+*17-1-19
五月の歌- 草野春心自由詩117-1-19
壊ノ力〇宇ノ声- ひだかた ...自由詩11*17-1-19
我が恵み汝に足れり- 星丘涙自由詩4*17-1-19
南風- ゼロハチ自由詩5*17-1-19
荷ほどき- 青の群れ自由詩1017-1-19
わたしたちの靴下はいつだってずり下がってはいけなかった- そらの珊 ...自由詩19*17-1-19
続きは受け入れちゃいけない- 竜門勇気自由詩3*17-1-19
色あせたポインセチア- 星丘涙自由詩3*17-1-19
砂鳥- ガト自由詩4*17-1-19

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