忘れた後、
  しずかに思いだした


  ひかりのように笑って
  銀色の並木道を駆けていく
  なめらかで黒い髪の毛
  もう 振りむかず、


  ひとふさの歌に ....
   暮しのネタを持ち得ずに
  時空はひとみを失神させて
        ただ 黙々と
 うたかたの みなおをつくる
卒寿を越した おひとりさまが
      無聊のキッチンで
     ....
登山は
快食快眠快便が
大事だ
食欲がない
睡眠不足
便秘だ
となったら
遭難の恐れだって出てくる
登るも降りるも
自己責任
人の意見は
あくまで参考だ
登山すると
大事なこ ....
死にたくはない蛇も
野山の小さき神として生きていれば
その水性高き躰を痛めつけることもなく

死にいそぐおろかなやつとして
(想像上の)指をさされることもなく
泣けない赤い目をぬらし
最 ....
村上春樹は朝仕事して昼間運動して夜は読書するんだとか

面白くないやつだ

こんなやつと比べられたくないから夜更かししてやるんだ


加齢臭はカズオの勝ちっぽいよな

女のほうが男の ....
生まれたばかりの朝に
人々の小さな営みの息づかい
まあたらしい魂の叫び

生まれたんだな
なにかが
よろこびも かなしみも
よちよち歩き

疲れきった夜までは
まだ時間があるようだ ....
なにかを期待するわけでもなく
木は透明な思いで空を見上げていた
野鳥の尖った飛翔が
空間を切り裂くのを楽しんだり
みずからが浄化した
清廉な空気を謳歌している

人がまだいない頃
木は ....
独りに寛ぐこの真夜中
静けさに浸り込み
意識 泳ぎ出す

外界と内界の堺が崩れ
記憶の億の奥へ 遡行し始める
一方で
編み戸からの涼風 すぅすぅと肌を撫で
森羅万象 その形象を流動させ ....
記憶は戻らない
魚となってさっていった

秋の大阪湾のすべてをかんじようと
遠く淡路島までの星々のみちをさがす
泳げないから夜空をとぶよてい

港の教会ではいのりが
毎夜あすへ捧げるも ....
雨上がりの清い空に流れる雲の
感情の軋轢に砂糖をまぶして

二人小さく笑い合えれば
距離感にぱちぱち淡い火花が散って

求めて欲しい
求めていたい

どこまで意思疎通に出会っても
 ....
  おおきな臓器になり
  わたしたちはつぶれている
  区議会議員のちらしが机の上で
  三・四枚重なり 曇っている
  寂しさを測る ものさしの
  目盛になったような気分

 ....
全てのアダムとイヴの為に世界は存在する

大概の統治者は傀儡で病気だが
気楽に生きることもできる

花の好きなきみは
禁断の林檎の花を摘み取ったかもしれないけれど

それは時効 ....
あなたの顔は童話みたいに分かりやすくて
いつまでも 謎のまま

パラパラとページをめくる日々
いい加減で 面白くて

障子紙で漉したやわらかな光の砂時計
始まりも終わりも確かにあったはず ....
「せんそうはんたい」とさけぶときの
あなたの顔を
チョット
鏡で
見てみましょうか。

なんだかすこし
えげつなく
嬉しそうに
楽しそうです。

わたしには見分けがつきません
 ....
あなたの詩に
こころ癒されました
乱れていたこころは
いまは海の底のように
しずかです
なぜだかわかりませんが
こころの痛みが
きえさりました
思いがけず
ありがとう
ありがとう
 ....
紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない

年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ....
いつもの公園で待ってるから

ガラクタみたいな行進曲

ツギハギだらけの人生だ

くるまに轢かれてもラチられても

なんともならなくたって

なんとかなったって

悪意しかない ....
ジョディ、おまえが産まれたのは
数十年に一度の月が太陽のように夜空で燃える
八月の終わりの夜だったね
いま、開け放たれた窓から見える月は
あのときのものほどではないがそれでも
やさし ....
藤浪が苦しんでいる
若い才能が
壁にぶつかって
もがく姿を見るのは
とても辛い
例え巨人ファンの俺であってもだ

その一方で
自称詩人が
相変わらず能天気なアホ面をして
クソつまら ....
アフリカの仮面の下で夜が流れていた
どぶ川で切った足から火の霊が入ると
真っ赤なオタマジャクシが身動きできないほど
か細い血管を遡り小さな手足を生やして泡立った
新月と時計の針が向かい合う
 ....
フローレンスは白い陶磁器
なんと滑らかな白い肌
すぼめた唇は赤い苺
さらさら流れる黒い髪
愛しい 愛しい フローレンス

フローレンスは甘え上手
喜ぶ姿を見るためなら
いとも簡単に愚か ....
東京には山がない
ビルばっかりだ
人ばっかりだ
やっとコーヒーショップに座った
目の前のガラスの向こう側を
ひっきりなしに人が通り過ぎていく
俺と無関係な人たちが通り過ぎていく
何時間眺 ....
1人では決められない優柔不断な彼女は
そんな自分に嫌気が差して
不機嫌な顔で黙り込む
サイズの合わない靴でダンスをするから
優雅には見えないステップを踏んで
足はボロボロ
断ればいいのに断 ....
スピードが命だろう
つべこべぬかすな
いちかばちかの大勝負
テンポよくリズムに乗っかって
スプリング スプリング
タイムイズマネー
時は金なり
超音速で飛んで 飛んで
地球のうらまで
 ....
強い光は孤独だろう

強い光はまわりを焼き尽くす

強い光は頑張ってる


ひとは思い通りにはならない

だけどひととしか生きていけない

無人島で生きるのも味気ない


 ....
西成の夜を歩き
フラフラと飛田まで
どれくらい更けた頃か
ウイスキーの向こう
聞こえた気がする
大山のぶ代の叫び声
何処でもドヤ~
何だかなあオカマか
寝静まった動物園
小便臭いハル ....
降られても 傘ささないで
ハンドポケットで歩いていく
いんわいで にぎやかな 夜のまち
人波の道のさきにみえる幻から目を離さず
メールもせず いわんやケータイさえもたず
ただ 歩き続ける彼女 ....
最近体調は、どうですか?

貴方、
としとると
男性ホルモンはへるんだって
さ。

へって うつ病と同じ症状になるらしい
男性更年期障害ってあるんだって。

うつ(汗?)
肥満 ....
若き族長が
人工の緑の野に立つ
戦士たちを見つめて
その唇は決意に支配されている
外は秋で人工闘技場内を
武具を持つもの走るもの
目を閉じるもの跳ねるもの
戦士たちは
やがて猛獣の群れ ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あふれる- 草野春心自由詩417-10-8
ennui(1)- 信天翁自由詩517-10-8
登山- ホカチャ ...自由詩217-10-8
蛇の彼女- 秋葉竹自由詩417-10-8
村上春樹と夜更かしと- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-8
- 星丘涙自由詩16*17-10-8
とある湿原にて- 山人自由詩13*17-10-8
深夜意識断片- ひだかた ...自由詩717-10-8
それを夢洲(ゆめしま)とよぶ大阪湾- 秋葉竹自由詩217-10-7
無題- ◇レキ自由詩4*17-10-7
ものさし- 草野春心自由詩217-10-7
アダムとイヴの王国- 梅昆布茶自由詩617-10-7
童話の二人- ただのみ ...自由詩8*17-10-7
ウォー・ウォー、ピース・ピース- 田中修子自由詩15*17-10-7
そこツボです- 星丘涙自由詩5*17-10-7
大マゼラン星雲- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-5
猫に戻る日- 梅昆布茶自由詩1717-10-4
いつもの公園で- 吉岡ペペ ...自由詩1217-10-2
メモリアル・ムーン- ホロウ・ ...自由詩3*17-9-30
イップス- 花形新次自由詩217-9-30
アフリカの仮面の下で- ただのみ ...自由詩9*17-9-30
フローレンス- 無限上昇 ...自由詩517-9-30
久しぶりの東京- ホカチャ ...自由詩417-9-30
土曜日の彼女- 無限上昇 ...自由詩517-9-30
スピード- 星丘涙自由詩2*17-9-30
強い光- 吉岡ペペ ...自由詩317-9-30
界隈- tem8744自由詩2*17-9-30
ティンカーベルよ_ティンカーベルよ- 犬絵自由詩417-9-30
蠍座の女- 秋葉竹自由詩217-9-30
秋の巨人たち- tem8744自由詩2*17-9-30

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