怒るとき俺は錨を下ろす
しっかりと座標を定着させ砲撃を始める
船を密着させ海賊共をターザンのようにあーああーと渡らせけし掛ける
だろだっでにだーなーなら 縄につかまって宙に浮いているときにしっか ....
過ぎていった季節を常夜灯のように思う
わたしは揺り椅子の二つの脚に停留の錨を下ろし
アンテナの代わりに
机のうえの海に花瓶と丈高い花を置いて
自分のなかの未知なる惑星を探りだす
(わたしは丈 ....
あいさつ
あかぎれ
あまのじゃく

いまむら
いきいき
いしころ

うれしい
うちわの
うらおもて

えのぐ
えきべん
えいえいおー

おうち
おとうさん
おかあさ ....
扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと

石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし千円持ってる
三つあげよう 特に美味しいのを選ぶからね
家には人間は一人しか待っていなかったけれ ....
冬至を過ぎたとはいえ
まだ夕暮れはとても早い
午後と思ってでかけたが
歩き出してほどなく
雲は彩られ
見る間に
黒い塊として
光の名残に縁取られていく

これが
最後の日没だろう ....
それは山頂に降る一滴の雨から始まった
ポタリ ポタリと降る雨が
次第に寄せ集められ
濾過されて
泉となり
やがて谷の流れとなり
山を下り
渓流となり
清流となり
大河となり
海にた ....
夢に描いた箱庭は
とても脆く
不均衡に過ごす幸せを
それと実感することなく

華を掻きむしり
火を放つことを望んだのは
ほかの誰でもない
私自身

誰か別の人に
壊されてしまうく ....
誰かが落としたハンカチ
びしょぬれで舗道に張り付く
イルミネーションを飾る 一人の部屋
ひざをかかえて待っている

ポインセチアの鮮やかだった赤は
老人の干からびた腕になった
遠ざか ....
遊びに行こうよ。
種明かしのテレビ
消して
手をつなぐための手
つないで

準備ができたら
どこに遊びに行く?
好きな場所を選んでよ
動物園
遊園地
それとも戦場かな。
一個選 ....
癌治療に対しての研究が凄まじいことになっていて
細胞が若返る研究がラットで、成功していたのですね。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11HAD_R11C ....
晴天の地中海の風に吹かれ
オレンジを噛みしめ
あの歌を歌おう

飲め 食え 歌え

ピザとパスタを食おう
トマトとニンニクと唐辛子の薫る
オリーブの林の中で

できる事なら
聖な ....
歳は後ろから突然にやってくる
ある朝目覚めたら
俺は六十歳になっていた
俺はいつの間にこんなに
歳をとったのだろう
隣りのおばあさんが言っていた
気がついたら
八十歳になっていたと
歳 ....
三日月の横に
ちょこんとほくろみたいで
セクシーね星

正月の仕事帰りの私
つまらない気持ちを
もてあます

月と星の関係に
あこがれてひとり
息が落ち着かない

頭痛がする

もう2週間ぐらい続いている

真夜中頭痛で目をさました

病院へと車を走らせることにした

居住エリアを入れて脳神経外科、急患、夜間で検索し

 ....
人の手に触れたら最後は下僕
雨から身を守る為に濡れて
風に飛ばされても探して貰えず
骨が折れたなら拾って欲しい
売れ残ったビニール傘は怯える
父母の愛の巣
僕たちの育ちの巣
たびたび人生の翼を休めに帰った巣
今は親もなく
巣も取り壊されてしまった
跡地に立場
さまざまな思いがこみ上げてくる
一つの時代が終わった気がしてくる
まだ生きている

夥しい数の幽霊たちが街をゆきかう

様々な商業施設へ殺到する

贅沢な食事を提供する店に行列ができる

そしてあの世からの噂が

たちまち幽霊たちを不安 ....
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881730271/episodes/1177354054882313485 憶えた日々があって
それが集積場の
ビニール袋に詰められた
ゴミの山を真似て
連なりあって
積み重なっていって
もう僕の
心のどこにも
楽しい思い出を
置いておくスペースが
見つか ....
黒の世界でキラメキがどこまでものびていく
はいてんしているのは小さな生命体の呼吸
春夏秋冬はころてんして
恋愛も同じくころてん
めけめけする
窓のサッシにひかれた赤い一線に
一滴の血
シ ....
幼い頃から
ぼくは時計が大好きで
何時も秒針を眺めては
朝日に光る産毛の中に
満足を覚えていた

117の電話を聴いて
今も正確さに
その美しさを享受している

多分ぼくは前世にお ....
エンターテイメントなんて所詮

人間がやっていることだから

夢や切実はもう遠いおとぎ話

若者はどう傷ついたのだろう

老人はどう消化したのだろう

エンターテイメントなんて所詮 ....
放たれた欲望は
増幅するように見せかけて
枯渇してゆく

それはまるで
空飛ぶように
深淵へと
飲み込まれていくさまに
似ている

緩やかに
なだらかに
夢見るように
堕ちて ....
ひどいことされて

それを正当化されて

お金や時間や尊厳をうばわれて

泣かされて

うらまず

なやまず

うれいを持たず

生きていくには奇蹟が必要だ


ぼく ....
いくつになっても
おとぎ話から離れられなくて
きっと
そこに善し悪しは無いのだろうけれど
少しばかり塩辛くて
気づけば周りは海だった
かつて
思い思いの夢たちを見送って
この身 ....
将棋棋士みうみうの
ソフト指し疑惑について
第三者委員会の
調査結果が発表され
ソフト指しを断定する明確な
証拠はなく
みうみうは白だという
内容が報告された

私はそう結論付けた
 ....
1.
いつから
足りていないものばかりを
指折り数えて呪い

2.
消え入りそうな風のわたしは
どっしりとした海のあなたに安らいで
ゆるり 守られ
はじめて 安息し
ながいながい淡 ....
壊れたテレビが電波を送る
黒い雨は誰が降らせたの?
白い涙は何て言っているの?

幸せそうな笑顔ばかり見たら
トラブル心に繋ぐ物が無い

スイッチが届かなくなったのは
世界 ....
雨が降る
風が吹く
大地が揺らぐ
雷が空を這う
海はうねり
河は流れる

ぼくたちはそれを餌にそっと囁き
三百万年以上を過ごしてきた

洞窟で薪を焚き
語り部の老人から
時の流 ....
雨によって遠ざかる季節を
窓から見やりながら
沈黙の岸辺に
漁火が
祈りのように あかあかと
あかあかと燃える

わたしの骨の一つ一つが
谺して
幸運なわたしたちのために
浸された ....
間村長さんのおすすめリスト(2654)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
怒るとき- 狩心自由詩117-1-5
星星- 本田憲嵩自由詩617-1-3
あいうえお- 次代作吾自由詩1*17-1-3
扉のそとの明るい闇に- もっぷ自由詩917-1-2
心象- Lucy自由詩14*17-1-2
地球- レタス自由詩317-1-2
私の手- 坂本瞳子自由詩1*17-1-2
冷たい雨- 藤原絵理 ...自由詩217-1-2
とても明るい夜に- 昏(ヤッ ...自由詩217-1-2
再生医療- 水菜自由詩2*17-1-2
イタリアにいきたい- レタス自由詩317-1-2
- ホカチャ ...自由詩2*17-1-2
月と星の関係- 朧月自由詩317-1-2
深夜病院にて- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-2
- ミナト ...自由詩217-1-2
実家- ホカチャ ...自由詩217-1-2
幽霊たち_☆- atsuchan69自由詩6*17-1-2
永遠の鑑賞者- maitreyadasa自由詩1*17-1-2
二律背反?- 寒雪自由詩117-1-1
赤と- 次代作吾自由詩116-12-30
久遠- レタス自由詩1016-12-28
エンターテイメントなんて所詮- 吉岡ペペ ...自由詩216-12-28
孤独が満ちる- 坂本瞳子自由詩2*16-12-28
奇蹟- 吉岡ペペ ...自由詩716-12-28
情けない舟- 千波 一 ...自由詩316-12-27
濡れ衣- 花形新次自由詩116-12-27
心象風景三_アカラシマの祈り- 田中修子自由詩5*16-12-27
再生- ミナト ...自由詩316-12-27
祈り- レタス自由詩616-12-27
浸されたピアノ- 伊藤 大 ...自由詩416-12-27

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