すべてのおすすめ
冬から葉書が届いた
朝日に輝く美しい手作りのたより
菊の葉の はがきの裏は 秋絵柄
冬のやつ
まだ すぐには遊びに行かないから 安心して待っていなて言っている
しかし 葉書と ....
よってたかっての虫達が少なくなった頃を見計らって甘い香りを遠慮もなく振り撒いて
誰を誘惑しているのか
ずるい金木犀だ
俺だって 夏からつきまとわれて 迷惑している女の子達がいて
....
信州の夜が残暑の汗を奪って行く
アース・ウインド&ファイヤー 4番目をリピートして
三つ先の信号機の止まれが次々と青に変わり 自分の番まで来た
この心地よさ
明日も同じだな ....
今年も帰って来ないか。
と、隣り その隣りの家の 墓掃除に来たと言う。
ボトルの水滴を拭き取り
口に含み微笑む
恋しくて
無言のままに 人恋しくて
老いたその指で 草を抜く