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ここに
ひとつの 針金があって
あなたの指は
それを
曲げようとする

針金は うねうねと まがって
あなたの指も うねうねと 曲がる

道を曲がっても
あなたを 見つけること ....
 ざくざく
 道ができる
 ばさばさ
 草を抜く
 汗が落ちる 大きなお世話
 川の横がいい
 水の流れ
 雲の流れ

 虫を追い払う
 鳥を飛ばす
 車はくるな

 懐 ....
そこから
中央に
丸い石を並べた
ネックレスのような道があって
豊かな膨らみを二つに分けるような
多分の道
人々がその橋を渡る日もあった
お年寄りとか カップルとか
呼吸のために
水 ....
あぶない 朝
落ちそうな 雨粒
ぐるぐる まわって
空が回って
落ちていった 昨日の 親指の胃袋
ぐしゃぐしゃの 土を踏んで
水が呼んでいた
池では亀が泳いで
子どもを見取り算しようと ....
透明な眼を擦って
きれいな三日月を眼の中に入れたい
どうでもいい
アイ(ル)ランド
ほんとに
秋には
次々と
落ち葉に包まれ 捨てられていく
心や 精神より 大事なものが あるんだね
 ....
サーカスでもない
植木鉢の底を抜けて
根は伸びていった
熱い土のなかで
接吻したい
ホースの震えは止まらず
地下鉄電車は走り続ける
都会の真中で バットとボールで勝負したい
ゆるい栓を ....
 月の写った

 水をすくう

 手のひらの上で ゆるゆる揺れて

 やがて消えていく

 あなたとの思い出みたいに

 暑さの足りない 砂漠みたいに

 足のない 水母み ....
あるのか

ないのか

わからない

ドーナツの穴を越えて

オートバイは走っていく

いつか

行き着くかも

しれない

あるのか

ないのか

わから ....
洟を垂れた
十円玉
若い空き缶のなかに転がる
長い
一本道の
震えた
神経

友達は
黄色いセイタカアワダチソウたち
幻想王国で
手を振る
道路の
向こう

夢と夢を繋い ....
唐草フウさんのいてゆうさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
針金- いてゆう自由詩112-8-14
みち- いてゆう自由詩211-4-21
夏の公園- いてゆう自由詩510-12-12
ロスタイム- いてゆう自由詩110-11-2
栗の木- いてゆう自由詩210-10-30
地下鉄- いてゆう自由詩210-10-30
_思い出- いてゆう自由詩210-10-25
ドーナツ- いてゆう自由詩710-10-22
十円玉- いてゆう自由詩410-10-19

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