壮麗な科学技術の夜明けまえ
ボクとあなたが苺の関係だったということ
 そのことが不可解な生き方に付加価値を付けてボクの証明につながり
つなぎ合わせのリボンを引きちぎる獣たちの姿を予見し ....
瀉血に対する憧れは
その響きと
書くには難しそうな漢字と
血の生臭い鮮やかさが
感じられるからであろうか

一昔前の浪漫さえも感じられ
心のもっと奥の方から
じわじわと地味に沸き立つよ ....
ほこり
砂粒
いとくず
羽毛
ライ麦パンのかけら
消しゴムのかす
書き損じた紙くず
こぼしたミルクの薄い被膜
三日月の形の爪
開くことなく死んだシンビジウムの黄色の蕾
裁縫の針の銀 ....
 表札が「木戸」とある
 ここで きみはご飯をもらっていて
 今日も玄関先で眠っている

 この間は玄関ドアの傍に並んだ鉢植えに身を寄せて
 うずくまり日なたぼっこ
 きみの瞳が小路へ向い ....
駅から家までゆっくり歩いても20分のところを
疲れ切ってしまっていてタクシーに乗った
途端に
意識が朦朧としてしまったら

途中で何人かの人が乗ったり降りたり
乗り合いしてきたのだが
顔 ....
鳥かごみたいな
カバンの中に
大切な本を
持ち歩きたい

部屋の隅で
広げた世界を
丁寧に折り畳んだ

それはまるで
スカートの裾を
抑えるように
風の誘いを断った

カバ ....
ヒーローは助けに来ないと悟った子

ヒーローはいい詩を書いて眠りたい

ヒーローの浪費はやまず所詮文字

もじもじしやがってこのと君の言う

ヒロインの位置は固いぞ気を強く
昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


 ....
同調圧力は弱いようだ
承認欲求も薄いよ
ところで
耳かきと詩作は似ていると思いません?
ふとした快感・・・ 「ふと」 いい響きだ

情報と金が大海原で泳いでいる
ぼくは釣りはしない
そ ....
斜光が
百万光年の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

もう夕暮れ、

道端に座り
さっきまで
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に
自らの透明な輪 ....
「太陽の寿命は100億年くらいです」
「ニュージーランドも核攻撃を受けることがあります」

あたしたちの体は原子によって作られています
ノートや鉛筆星や銀河に至るまで
すべて原子でできていま ....
私たちの地下鉄は地下を進む
地下を進むからいつしか
地下鉄と呼ぶようになった
図鑑で虫の名を当てて遊び
折にふれ季節の果物を食した
軋む音、擦れる匂い
鼓動と呼吸の合間を縫って
 ....
無理をせず好きな仕事に精を出す好きだからこそアイデアも出る

あと少し時間が経てば冬になる気象予報士くしゃみ三回

遠くても買いに行きたいクロワッサン直ぐ売り切れる人気のパン屋

ダム底に ....
肌と肌
擦れ合い
デコルテに
爪痕を残す
なんてことのない
ここは魂の坩堝
外は風が冷たい
冬の終わりに
また交われた歓び、哀しみ

背中にまとわりつく
不快な重み
正体は知ら ....
あこがれたいから 遠ざけた

見つけたいから 目を閉じた

伝えたいから 口をつぐんだ

信じたいから うたがった

抱いて欲しくて 裸になった

開いて欲しくて 扉を閉めた

 ....
職場に新しく入った女性が
自己紹介で
シングルマザーです
結婚は卒業しましたと言った

マイナスポイントを
プラスに紹介したつもりが
結婚している人を敵に回した
あたしら卒業できない
 ....
失敗ばかりした
分析などしない
理由は幾つもあるから

その割れた風船を
腰に結んで
風を待っても
飛べるはずがない

この先
過去に戻れなくても
忘れ物はしたくない

だか ....
不定形の想いの
崩れるその先には
俺にはまだ解らぬ
謎だらけの轍が
埃を被っていた
誰にも知られぬまま

涙枯れ果てて
叫んでみたって
誰も追いつけぬ
肋を急くだけ

何故だろ ....
駅からの階段を降りると
小さなバスターミナルがあった
植込みか歩道か曖昧なあたりで
蟻たちが作業をしていた
バス乗り場は三番線まであって
各所に行けるらしい
一番線から総合病院 ....
これといって単調だったのに、星屑のシャキッとした鉱石が歩いてきて、すこしくろい、やや憎まれずの口からでるスライスカッターに皮膚を裂かれていた。鉱石はひぇんひぇん涙をながし、憎まれずは拗ねて勉強をはじめ .... 影の尾が地に触れ
うたっている
忘れかけていた蒼が
目を馳せる


特別に
彩られているはずだった
その衣は
どの空を刻んでいるのか


手のひらは白く ....
新しい温泉施設不人気で経営者が変わると噂

漬物があればおかずはなくていいそう言えるほど飽きず美味しく

暖冬になるという人その逆も冬将軍の眼力強い

欲しいもの聞かれて何も答えない「健康 ....
○「男と女」
男は
笑ってくれる女を求めているが
女は
笑わせてくれる男を求めている

○「少子化」
欧米人の
お尻とおっぱいには
いつも驚かされる
われわれとは繁殖力が違うような ....
幼い空がなんの思惟もなく広がっていた
誰も見たことのない鳥の雛が巣のなかで育ち
その間も周囲は ぐるぐると回り
ぐわんぐわんと流れては 変化しつづけていた
いつの間にか光は強さを増していて
 ....
思考の深掘り できなくて
水面を揺蕩い それこそ世界中

広過ぎると思いきや これは井戸の中
明日にはアメリカ でもそこはコメリだ

愛すれど愛されず 愛足りぬ故?
落ちゆく先は 愛なき ....
そして今日も茅ヶ崎
体の無い
在りし日の想い人と
ひや酒を呑む 
気もそぞろ、心もそぞろ。雪のひとひら、舞い落ちて、土に溶けるように。

オレンジの皮の厚さよ。ピールにして、紅茶にでも浮かべようか。

久しぶりに、のんびりしたいんだ。心のなかは嵐のようでも、 ....
柘榴をお目当てにやってくるヒタキは
ながら、の達人
羽ばたきながら実をついばむ
秋を経て
冬へと持ち越され
艶を無くし
死んだようになったその実は
つつかれて
したたるようなルビー色の ....
たびの途中で

途中乗車してきた旅人を
見つめる乗組員たちよ
肩にのしかかる荷は
降ろしなさいつて

旅人と会話を
したいなら

たびの
途中
「当てる」と「賭ける」…
 いつもどっちもどっちで、
 遠くおよばないのね。

2022・12xxから日本は。
「戦争次元」に再変換されました。

岸田総理って「メフィラス星人」に、 ....
AB(なかほど)さんのおすすめリスト(2376)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雲母の究明- アラガイ ...自由詩20*23-3-11
憧れの瀉血- 坂本瞳子自由詩6*23-3-11
あさのゆか- そらの珊 ...自由詩12*23-3-10
地域猫- リリー自由詩6*23-3-6
乗り合いタクシー- 足立らど ...自由詩4*23-2-26
カバンの詩- ミナト ...自由詩923-2-24
凡骨英雄- りゅうさ ...川柳123-2-24
空の体- 水宮うみ川柳6*23-2-23
世間と釣り_耳かきの快感- 空丸自由詩723-2-22
道端の神様- ひだかた ...自由詩9*23-2-22
エレファント2- モマリサ ...自由詩423-2-21
地下鉄- たもつ自由詩1123-2-20
アイデア- 夏川ゆう短歌723-2-20
春の訪れ- なつき自由詩6*23-2-19
あこがれたいから[私家版まざあぐうす]- 藤原 実自由詩5*23-2-18
結婚卒業- イオン自由詩1*23-2-18
これから- ミナト ...自由詩423-2-17
はじまりの唄- なつき自由詩3*23-2-17
バスターミナル- たもつ自由詩523-2-17
鉱石と憎まれず- よるもと自由詩123-2-16
どこまでも昇る水- 木立 悟自由詩423-2-13
健康- 夏川ゆう短歌423-2-13
独り言2.13- ホカチャ ...自由詩3*23-2-13
遠出- 岡部淳太 ...自由詩423-2-13
不惑の慢心- 短角牛自由詩4*23-2-12
月の宵- 服部 剛自由詩123-2-11
自由律短歌雑詠(2023年1月)- 朧月夜短歌5*23-2-11
小鳥な日々- そらの珊 ...自由詩13*23-2-10
たびの途中で- 足立らど ...自由詩523-2-9
いつのまにか戦時となりました- ナンモナ ...自由詩4*23-2-9

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