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こんなにも雪に降り込められるのを

喜ぶものがいるなんて

そうやって清らかなものに

深く深く染められていくのを

待っていたものがいるなんて
   野の兎
   降る雪ものともせずに
   跳ぶ

野兎にとって
視界のきく
晴れわたった銀世界は
好ましい環境とは言えない
狐や鷲、鼬といった
天敵の眼に自分の姿を曝してしまう ....
一 

何か罪ほろぼしがしたいけど
そうね 何がいいかしら

何でもいいから言ってくれ
それじゃ すこし甘えてみたい

今なら何でもしてあげる
その気持だけで十分よ

ごめんよ  ....
一 

消し忘れた ラジオから
あなたと聴いた 歌が流れる

とおい過去から
届いた手紙のように 
なつかしいわ

今はもう
街を離れて 
海辺で暮らす
嵐(しけ)は過ぎ  ....
枕元に外した
眼鏡の瞼をそっと
降ろしてやり

寝る時も髪を
七三に分けておく

空を飛ぶ夢を
四十過ぎた
今も
見る
ずっと

一緒にいたいと
思っています。

おしゃべりしてると
ずっと。

眺めてると
もっと。

ははっ・・・。

なんだかな、
なんだかね。

こういうのは
危険 ....
  静かに息を整え
  肩の力を抜いて
  見るヒマも無かった景色に瞳(メ)を留め
  足を止めていれば
  もう思い出の中の一コマにすぎないと思っていた
  そんな季節のように
  手す ....
森の奥深くさまよっていると
重なり合う枝の
青黒い梢の繁みの中から
ふと
神の視線を感じた
見上げる先に
二つの眼光炯炯として
高妙なる
大ふくろう

神でこそなかったが
 ....
神の国はさながら

サバイバルゲーム

とことんやってみなければ

分からない

与えてようやく

見えてくるものがある

リトマス試験紙のように



そ ....
今日(四月十二日)はキリストの復活の日だそうです。
復活の日だから彼女に愛のポエムを書けと
神は言うのです
彼女って あの猫の?
と僕は訊きました
どうもそのようです
なぜ復活の日 ....
トクメイで詩を書いて人を脅すなんて
最低も最低 愚の骨頂 犬の骨だ
掲示板にトクメイを遣うのなら分かるさ
しかし詩はその人間の真髄を
もろに表わすものだぜ
それをトクメイで書くなんて ....
夏も終わって秋が忍び寄っている夜
北の方角で爆弾の炸裂する音がした
花火の季節はとうに終わっている
また爆弾の音
今度は南の方角で起こった
私たち狙われているのかしら
女が震え声で ....
そのはじまりからすでに
鋭く亡びに縁取られているのが夏で
青空と陽射しがどれほどあかるくても
そのあかるささえ不穏なのが夏で

蝉が鳴き騒いでも
祭の喧噪が渦巻いても
濃密な静寂が深々と ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 杉菜 晃自由詩6*12-2-23
野兎- 杉菜 晃自由詩8*12-2-21
罪ほろぼし- ryou自由詩211-1-14
人はなぜ- ryou自由詩211-1-10
入眠- ryou自由詩310-11-30
迷惑なヤツ- よーかん自由詩310-11-14
連詩_「無題」_奥主_榮__萌木_碧水- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-1-30
森の奥- 杉菜 晃自由詩5*09-6-5
流れ星- 杉菜 晃自由詩6*09-4-19
愛のポエム- 杉菜 晃自由詩4*09-4-13
我は清らかならねども湧く水聖にして- 杉菜 晃自由詩6*09-3-20
晩鐘- 杉菜 晃自由詩7*09-2-24
夏について- 塔野夏子自由詩26*05-5-23

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