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暗がりの街に、雪がちらついていた。
 
凍りつく大気、その向こうに雲
 
際は銀色に縁どられて
 
放射される天使の梯子
 
電線が揺れて、僕らはマリオネット
 ....
時の流れに身を置くことは、
 
延々と続いていく筒の中を
 
匍匐前進で進むことに似ている。
 
 
 
 
狭くて、振り返ることなんか出来なくて、
 
前に進むこ ....
 
 
人が何かを信じるときは
 
その根拠を探して、探して
 
そうして見つけたその根拠こそが
 
その総てだと思う。
 
いや・・・思うというよりは、思いたいものだから ....
長い 長い 坂の上には
 
青い 青い 春の空があった。
 
坂の上の様子は見えないけれど
 
それまで切らしていた呼吸の事も忘れて
 
最後の数段を登りきる。
 
 
 ....
この両の脚が踏みしめるここがどこで
 
その先が何処に向かい、何処を目指してるのかを
 
完全に理解出来ている冒険者は、
 
一体どれだけいるだろう?
 
 
 
毎日が一生 ....
ねぇ、知ってた?

あの、蒼い、碧い、

青い海はね

たくさんの、たくさんの

みんなの流した 涙でできてんだよ。



涙って言ってもね

たくさんの、たくさんの

 ....
つまらぬものを つまらぬと言うのは

つまらぬ。



つまらぬものと 向き合ってみて

よくよく観察などしてみて

人から見れば つまらぬ遊びを

見つけることができれば い ....
失恋は、華だ。

なにより色恋には、夢がある。

だから失恋は、より多い方が良かろう。

恋愛は、叶ってしまえば・・・ね。



希望は、雪だ。

持ち続けるからこそ、吹き晒さ ....
泣きたい時に 思いっきり泣けたら

どれほど 人は救われるでしょうか

だけども 人は 泣きたい時に泣けずに

ぐっとこらえてしまうのです。



死にたい時に 死ぬことができたな ....
ほら そっと後ろを振り向いてごらん。

どこから続いているのか

ずっとずっと遠くから

足跡がね 道になってる。



時には寄り道もしたし 時には深い川も渡ったけれど

そ ....
猛り狂い 窓を叩く 真夜中の嵐に

恐る恐る 外の様子を伺おうと

少しだけ開いた窓に 風の爪かかりて

勢いよく開かれた窓に 飛び散るスリガラス

そこには 耳を劈く轟音と ただ闇し ....
ねぇおじさん。

どうして人は孤独になるの?



それは、孤独を感じるほどの、

ぬくもりを知ってしまったからさ。



どうして人に孤独があるの?



それは、き ....
1月の曇天は、この田舎町に

たくさんの雪うさぎを放ちます。

最近は、昔ほどは多くはないけど

それでも今年も雪うさぎが放たれました。



雪うさぎたちは、放たれた ....
1月も終わりのとある平日。

かわいらしい小さなカフェに集う人々があった。



カフェに置いてある品々は、その多くが手作りのようで

ペンキ塗りの壁には、楽しげな手書きのイラスト、絵 ....
冷たい風が、街路樹のあたりで、

キョロキョロと挙動不審で。

一瞬でマンションのベランダに駆けあがると

干されていた白い洗濯物を奪って逃げた。



空を眺めるのが大好きな僕は ....
海辺のね、小さなレストランに行ったよ。

行きたいお店があるんだよねってあのこが言うから

ふたりで出かけることにしたんだ。



近所のバス停で待ち合わせ

時間通りに来た僕を
 ....
このくだらねぇ、つまんねぇ、そんな人生をよ、

俺は、今までにどれだけの努力をして

変えようとしてきたんかって。



・・・ちっとも、そんな努力なんざぁ

今までしちゃいねぇじ ....
何もかも、失ってしまった。





そう思えてしまった時には

自分の手のひらを、そっと開いて見てほしい。





確かに、その手のひらには何もないけど、

だけど ....
あなたの頑張りに

その時 誰も気がつかなかったとしても

ううん。

それはきっと無駄なことなんかじゃない。

あなたがちゃんと頑張れたなら

それが

あな ....
自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。





この手で何か、人のために

作ったり

奏でたり

守ったり

描いたり
 ....
ただ、それだけのことだけど。





朝、目が覚めた。

ただ、それだけのことだけど、





お腹がすいて、ご飯を食べた。

ただ、それだけのことだけど、 ....
夏美かをるさんの元親 ミッドさんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「世界に満ち溢れるもの」- 元親 ミ ...自由詩515-6-11
筒の中- 元親 ミ ...自由詩115-6-11
*****_祈り_*****- 元親 ミ ...自由詩3*15-6-9
長い_長い_坂の上には。- 元親 ミ ...自由詩215-6-9
冒険者- 元親 ミ ...自由詩1*15-6-8
海の名残。- 元親 ミ ...自由詩313-7-30
己でつくれ。- 元親 ミ ...自由詩413-6-11
最後の深呼吸。- 元親 ミ ...自由詩313-6-11
貧乳ちゃんと涙と悲しみと。- 元親 ミ ...自由詩613-6-2
あしあと。- 元親 ミ ...自由詩5*13-6-1
真夜中の嵐の中で。- 元親 ミ ...自由詩213-5-30
孤独ってなーに?- 元親 ミ ...自由詩15+13-2-23
雪うさぎ。- 元親 ミ ...自由詩1213-2-21
ピアニスト・シンデレラ。- 元親 ミ ...自由詩1113-1-31
凍結する時間。- 元親 ミ ...自由詩1413-1-30
ふたり分。- 元親 ミ ...自由詩413-1-11
とある乱暴者のヨタ話。- 元親 ミ ...自由詩313-1-8
手のひら。- 元親 ミ ...自由詩1112-12-18
頑張り。- 元親 ミ ...自由詩312-12-8
空のような、雲のような。そんな夢さ。- 元親 ミ ...自由詩17*12-11-21
ただ、それだけのことだけど。- 元親 ミ ...自由詩412-11-21

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