似てない子を連れてクレープ屋の列 私の身分証明書を コピーし続けるバイヤーの友人は
お金半分と 見えない敵に脅されている

アパートの向かい同士に 姿のない隣人
電気のメーターの数字の物音だけ上がる

チカチカする ....
まぎれもなく私の時代をつくってきた人たちが、
いつの間にか道の途中、押し並べて額縁の中。

わたしは、
ガラス張りの向こうのモナ・リザを肉眼で見ようとしない人たちと一緒に、
一方向に寄せるだ ....
平日午前十一時四十分発の
高速バスに乗る人は 
どこか イワクつき

一番初めに声をかけてきた おじさんは
昼間から泥酔していて
小さな透明のペットポトルの中に
日本酒を入れ ....
霧が鳴いている
遠くへ存在を送るためでなく
内側にどこまでも響かせるように
霧が水の衝動を鳴いている
霧の中に沈む街並み
の中に沈み込む人々
霧が覆い隠すのは風景ではない
人 ....
ぼーっと ねころんで
夜の つめたい
しんしん光る
ほしをみて



あ あ
そらにとけちゃいたい。


そうおもうのに
枯れたしばふにはりめぐらされた
あした ....
水を溢した
お気に入りのワンピースが濡れた
足に触れて 冷たい
冷たい 青
つめたい あお
青が蔦る足

それしか
そんなことだけしか
思えなくて

モノクロの雑踏
乾い ....
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る 黄と橙色は
とてもよく似ていて
それはおそらく
同じ季節を生きているからだ、と
ふと思う
遠い山並みを眺めれば
それは混色されて
日び
上書きされていく
油絵のようだ
厚塗りされた ....
だれかの奥歯で噛み砕かれた絵本を
きもちわるいおじさんがいつまでも舐めていたの
わたしにもすすめてくるからバッシュで殴ったら時限爆弾のスイッチ「かちっ」っていって
ガール、吹っ飛ぶ。完。で起きた ....
冬の冷気が
身体に刺さり、抜けてゆく

雪の一片が
銀木犀の花弁に見えて
淡雪の香りが心を満たした

視界の端で誰かが動く
誰もいない
ただの錯覚
既視感
また君じゃなか ....
私の知らないところで
私の吐いた言葉がトゲを持ち
誰かの掌を刺す

私が投げかけた一言が
誰かの心の壁に
釘で打ちつけられたレリーフのように
いつまでも掛っている
私がそれを忘れた後も ....
あなたが何気なく口にした言葉を載せた辞典が欲しい。

わたしに都合よく脚色される思い出と、
取るに足りない一秒を、美しいと感じさせて。

そうして わたしを作りかえて。
その人は初めに水のこころについてはなした
澄んだ水の中からうまれる
詩について
素早く動く魚影を追って
澄んだ水の中にだけ住む言葉を
手掴みにして詩をすくう 

その人は今日 死者の位置 ....
 
かなってないから 夢

かなえたいから 夢

おいら 夢喰って、生きてます




 
ひとつの大鏡を取り合い皆でお洒落をして私たちは出掛けた

石段を姉ふたりが下りるのを私はうしろからなかを分け入って駆け降りた

ハーモニカをふく少年とぶつかって私は謝り姉ふたりにあきれられた
 ....
様々な矛盾が、私の森で、死体を漁る夜。腿に切り傷を、CDに回転を。サイコロの目が開いては閉じて、0から6を行き来している。僕はウトウトしながら、君の名前を呼んだ。だからきっと、どこかのアパートで、肉体 .... 幸せに、ならなければいけないわたし達
彼と彼女を傷つけて
逃げるように指を絡め合った

祝福などおこがましい私たち
彼と彼女を裏切って
凍えるように抱き合った


けれど ....
彼を好きだった
弱さもずるさも

最後の日には
責められない笑顔に
悲しみも怒りも伝える事すらできず
ただ
ひたすら爪を噛みながら
ありがとうとだけ言った

彼のあ ....
春菊の ほろ苦さに
ホロリ 涙が流れて
いつか食べた ほろほろ鳥の丼を
思い出しながら
温かな 涙を 感じてる

春の菊と描くのに
何故に 苦味が 増して行くのでしょうと
問い ....
         雨
        粒一つ
     おおきく口を開けて
    飲み込もうとする男の子
  ひっくりかえした傘に溜めた雨水
 その傘うまいこと持ち上げて差してさ
バケツ ....
     黙りこくった 斑雲を

そっとやさしく はねのけながら

       ひかりをまぶして

   やぶさめを みせはじめた 

    まぶしい朝陽は・・・・

    ....
{引用=

あなたの目が届かない
この門の先へ
くぐれないものを
丁寧に綱で絡め取ってゆく

濾過されながら僕たちは還る
忘れていた住所まで
そこでアダムとイヴを脱ぎ捨てて
世界を ....
週末3連休でバイトもないから
金曜4限の授業さぼって実家かえった

久しぶりに手づくりのおしることか飲んで
再放送のドラマみて「あははあは」って笑って
シチューつくるのに牛乳切れたって母さん ....
自称詩人が世の中から
ひとりもいなくなったことを
想像してごらん
困る人は投稿サイトの運営者しか
いないし、ひょっとすると
運営者だって
いい加減こんな奴等のお守りなんか
止めてしまいた ....
およそ六年間
父親だった男が
土曜の深夜
死んだ

涙は出なかったが
哀れだとは思う

涙の出ない目を
えぐり出して
記憶の眼窩の底
かつて投影された
倒立画像を探す
淡い白 ....
恋とは山と海が交わったようなものだ

秋づいた山肌が涼やかなマイナスイオンを発していた

それが文明に轢かれ血を吐いて死んでいた

山肌に海の青が染みていた

山と海とが交わっていた! ....
あの子は障子に射す光を見ていた
目の窓に映るきらきらの光はなぜか心を
胸のおくをきゅんと痛くするの
涙が目の窓にもり上がって
よけいにかなしみというものが近づいてくる


かなしみはうつ ....
その壱


1(1)……大きな段ボール紙を用意する

(2)……段ボール紙を壁に立て掛ける
壁に立て掛けたら絵の具を用意する

(3)絵の具を取り出したらまずその上を黒で適当に ....
第5位 サムラ&ゴウチ、ガッキー
第4位 だっはああああ!!(剛球県議大谷ショウヘイ)
第3位 佐世保の女イチロー
第2位 カメよ〜カメ、カメ(連続モロだし犯)
第1位 青 ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2611)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
似てない子を連れてクレープ屋の列- 北大路京 ...自由詩214-11-30
現代病- 為平 澪自由詩4*14-11-30
魚は足をもつ- a_ya自由詩414-11-30
乗り合わせ- 為平 澪自由詩6*14-11-29
- 葉leaf自由詩314-11-29
時報と重力- 吐水とり自由詩8*14-11-29
ログアウト- 瑞海自由詩5*14-11-28
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る- 北大路京 ...自由詩1414-11-28
秋のフレイム- そらの珊 ...自由詩20*14-11-28
19階のガール- 吐水とり自由詩5*14-11-28
In_Retrospect- 凍月自由詩9*14-11-26
プレゼント- Lucy自由詩16*14-11-26
組成する- a_ya自由詩514-11-26
- 島中 充自由詩7*14-11-24
生きてます- 殿上 童自由詩23*14-11-23
昭和10年の秋- 吉岡ペペ ...自由詩314-11-23
安楽死- 竹森自由詩314-11-23
懺悔- 永乃ゆち自由詩114-11-23
弱さもずるさも- 永乃ゆち自由詩114-11-23
苦いトラブル- 藤鈴呼自由詩2*14-11-23
口をぽかんと開けて/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩7*14-11-23
にがいしわぶき⑧- 信天翁自由詩414-11-22
Systema_Naturae- 衣 ミコ自由詩2*14-11-22
素直に生きたい- 吐水とり自由詩7*14-11-22
絶滅- 花形新次自由詩214-11-22
けむり- ドクダミ ...自由詩214-11-21
- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-21
十一月のきつね- 石瀬琳々自由詩13*14-11-21
美しく死ぬための助方- アラガイ ...自由詩7*14-11-21
2014年私の新語流行語大賞- 花形新次自由詩114-11-20

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