池袋地下のフリースペースの管球ラジオ
誰もあおばさんを再生できないけれども
土屋怜ちゃんのおまけでついていった僕だけれど
あおばさんはとても優しくて言葉少ない説得力で
求心力のない僕を ....
二〇一九年十三月一日 「断章」
おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)
単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14 ....
どこかに
負の生命体が惹かれあう
磁場があるのだろうか
変化の胎動は
終焉の胎動でもあり
虫が先々を急ぎ
蠢きだしていたのだ
狡猾な罠に気付かず
煌く夢におびき出され
重鈍な ....
二〇一九年十二月一日 「日付のないメモ」
飛び降り自殺する直前に、窓の外から覗く、さまざまな部屋のなかにいる人間のことを書くというのはどうか。トラックにひかれそうになったときの時間感覚のこ ....
いつもだったら
爪切りで刈り取ってしまうのだけど
うっかりしているうち
それが
ニョロニョロになってしまったので
育てている
明日を思いわずらうなと
私の人差し指の先に生えた
ニョ ....
いちにち単位で
暮らしている私だ
と
知った
忘却に希望を見いだすよ
忘れわすれて煩わしくはない、
明日も待ち遠しいよ
絶望はもう詠わない
きっと
エゴ―が見せている錯覚 ....
北はあじ変わらずミサイルそば。
東はロシアで冷酷プーチンそば。
西はキンペイちゃんの中華そば。
南はタイワン有事で戦場そば。
二〇一九年十一月一日 「断片」
彼の顔に答えをさがしていたが、いっこうに見つからなかった。
二〇一九年十一月二日 「断片」
彼は自分の考えのなかで方向を失い、迷子になって ....
二〇一九年十月一日 「断片」
彼には、あたたかみを感じられなかった。かれには、あたたかみなどなかったからである。
二〇一九年十月二日 「詩論」
言葉は存在をくわだてる ....
二〇一九年九月一日 「詩論」
音には意味がない。
二〇一九年九月二日 「詩論」
小学校時代に飼っていたカイコを思い出す。カイコは、飼っていた箱のなかに入れてやった毛糸の ....
二〇一九年八月一日 「人生は物語って、よく言うけど」
物語を白紙にしていく作業が
ほんとうの人生なのかも
って思った。
さっき、マイミクのコメントを読んで
ふと、そう思った。 ....
二〇一九年七月一日 「平居 謙さん」
平居 謙さんから、詩集『燃える樹々』を送っていただいた。読ませていただいた印象は、静謐。静かな声だ。ときに静かな声に耳を傾けるのもいいなと思った。
....
二〇一九年六月一日 「揚子江」
40代初頭までよく行ってた大阪の梅田の発展場に、北欧館というゲイ・サウナがあった。いまでもあるらしいけれど、北欧館に行くときには、北欧館の近くの揚子江という ....
二〇一九年五月一日 「パソコンを買い替えたので」
パソコンを買い替えたので、ネット接続がいちいち面倒なことになっている。ルーターがくるまで、パソコンを使わないので、4、5日か、一週間ほど、 ....
二〇一九年四月一日 「?」
烏丸御池の高木神経科医院に行って、睡眠誘導剤やら精神安定剤を処方してもらって、隣のビルの一階にある、みくら薬局で薬をもらったあと、いつもいく河原町のバルビル近く ....
二〇一九年三月一日 「考察」
同じ密度で拡散していく。
二〇一九年三月二日 「箴言」
仏に会えば仏になるし、鬼に会えば鬼になる。
ひとはひとと出会って、ひとになる。
....
まったくお前みたいな可愛い夕焼けにつま先で挨拶すると深海みたいな鱗が踝に貼り付いてプラタナス並木が裸で震えてら
俺は嘘つきでインチキな星座だプラネタリウムの秘密を暴かなきゃならないし何処までもプラス ....
異郷の地に立って
根こそぎにされ
もう何も残っていない
荒涼としたノスタルジア
魂の奥底から滲み出て
北の国より吹く風になびき
遥かコバルトの海底に沈む
日を追うごとに
紋様はこ ....
二〇一九年二月一日 「現代詩集」
集英社から出た『世界の文学』のシリーズ、第37巻の『現代詩集』は、まず学校の図書館で借りて読みました。のちのち、ネットの古書店で買いました。ウィドブロの『 ....
きみの前で私は馬鹿になってしまう
冬の寒さか なぜか泣いてしまった
ていねい少しずつ朝食トル
コンビニ前で陽にあたっている
本日診察日 医師に手紙書く
生活第一 ....
投げかけられた
微笑みを想い出して
過去の美しいときの名前を知りたい
時間だけ
静かに
過ぎていった
抛り捨てられた
七色の夢と希望を見送り
ただおだやかで優しい意味を理解 ....
高校時代に出逢い
長く付き合ってきた
あなたからのプロポーズ
ずっとこの瞬間を待っていた
積み重ねた思い出がリアルに浮かぶ
遙か彼方まで明るい
未来は輝くばかり
自然の流れに ....
尾身さんの量産型のオミiクローン
きらめく星の宝石、寒い街角でも
帰宅する人のため息、そっと視線を落とす
あのビルの屋上には地上の宝石があり
けれど手に入れられない、僕には届かない
....
抜けるような
美しさを保ったまま
時が経過する
微かに
彼女の息遣い
振る舞われる
原色の舞い
忘れさられて
過ぎ越して
上昇する
下降する
もう一つの世界
もう一つの夜
も ....
令和人
和式便器が無くなつて
柔軟な腰
失つたのか
・あおあおと、月明かり浴びてしなやかな 尾ひれで描くないしょの入り江
・ひみつなの、鼓膜は波の底なのよ いつでも波の歌を聴くため
・仰向けで、おさかなごっこ波の音 しゃらしゃら星も降り出す ....
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない
科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている
誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」
元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ....
白い影が毛皮の悲鳴* を羽織り さまようのは雨の樹海
触れられないものに触れて 指紋の消え去った手に
嵌まる
指環のように
仮説の極限で燃え尽きる
巨 ....
宣井龍人さんのおすすめリスト
(2611)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あおばさんへ
-
マークア ...
自由詩
4
22-4-4
詩の日めくり_二〇一九年十三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-4-4
変態
-
山人
自由詩
6*
22-3-28
詩の日めくり_二〇一九年十二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
15*
22-3-28
ささくれ
-
そらの珊 ...
自由詩
11*
22-3-26
自由詩「光りの方を目指す」_2022.03.25(金)
-
田中恭平
自由詩
3
22-3-25
四面そば
-
ナンモナ ...
自由詩
4*
22-3-24
詩の日めくり_二〇一九年十一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-3-21
詩の日めくり_二〇一九年十月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-3-14
詩の日めくり_二〇一九年九月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-3-7
詩の日めくり_二〇一九年八月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
22-2-28
詩の日めくり_二〇一九年七月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
22-2-21
詩の日めくり_二〇一九年六月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-2-14
詩の日めくり_二〇一九年五月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-2-7
詩の日めくり_二〇一九年四月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
16*
22-1-31
詩の日めくり_二〇一九年三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
22-1-24
プラネタリウム
-
ちぇりこ ...
自由詩
7*
22-1-20
ノスタルジア
-
ひだかた ...
自由詩
8
22-1-18
詩の日めくり_二〇一九年二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
22-1-17
自由律俳句_2022.01.15(土)
-
田中恭平
俳句
2
22-1-15
僕を過ぎていった時間
-
秋葉竹
自由詩
1
22-1-14
あなたと未来
-
夏川ゆう
自由詩
3
22-1-14
尾身先生はえらい人
-
足立らど ...
川柳
1
22-1-14
月、千の風、闇の歌
-
秋葉竹
自由詩
1
22-1-13
ひとり
-
ひだかた ...
自由詩
8
22-1-13
トイレ考
-
足立らど ...
短歌
3
22-1-12
Mermaid
-
ちぇりこ ...
短歌
6*
22-1-12
ニュートラル__ソング
-
梅昆布茶
自由詩
15
22-1-11
詩の日めくり_二〇一九年一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
22-1-10
巨像
-
末下りょ ...
自由詩
2*
22-1-9
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