入社一年に満たない
まだ未成年の君が
機械に上半身を突っ込んで
型替えを行っている姿を見ていて思う
もう一人前のオペレーターなんだ

ちょっと前までは怪我しないか
とても心配だったけ ....
溶けたカラメルが
ゆっくりと べったりと 
頬に 絡みつく

気持ち悪いから
手を払いたいのだけれど
腹が痛いと 繰り返すので
邪険にも 出来ない

ジャンケンで決めよう ....
早瀬のそばの竹やぶに
住んでおりましたので
笹舟を流しては遊んだものです
手を離すと同時に
それは勢いよく
旅立っていきました
赤い橋をくぐるまでは
なんとか目で追うことができましたが
 ....
ひかりがインフルエンザにかかったの
パパにうつるといけないから
週末は帰ってこないでね
ママは感染覚悟の臨戦態勢準備完了よ

そうか わかったよ

ひかりが好きな 
とろアジと
 ....
紅梅の下フルートを吹く少女 ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス あしもとの雪は泥混じり

むこうの雪は白くて綺麗


この雪の河渡るには

生きてさえいればいい

この愛さえあればいい

この雪の河渡るには


あしもとの雪は泥混じり
 ....
透明な
冷蔵庫の中で
君が冷やされている
寒くはないのだろうか
君は楽しそうに歌を歌っている
ひんやりとした歌声が
暖房の効いた部屋に広がる

このまま冷やされ続ければ
その歌声も失 ....
一日の仕事を終え
重たい瞼を閉じると
学生だった頃に
顕微鏡で見たことのある
輪切りにした脳の細胞
・・のような原野に
無数のプラナリアが蠢いていた
その隙間を油の泡が
虹色に発酵して ....
うわのそらに溺れる 目を閉じている心が
夜明けを待っている

楽園のためか戦争のためか
多分それはどちらでもなくて

脳裏に焼き付く景色を消した
裏切りなんて簡単に言わないで

傷を付 ....
父は今日
返事をしなかった
話しかけても

目だけはじっと
私をみていた

まゆみだよ
わかる?

といっても
黙っていた

聞こえる?
と聞くと
うなずいた

声は ....
金属の目録に眼を通した
あらゆる色彩がひび割れる時刻に
百万年かけて落下する思考の速度で

澱んだ大気の底に広がる地衣類のような
無数の金属の結晶が犇めく都市の上空から
走査電子顕微鏡 ....
探した言葉は
たくさんあるのに
今となっては
頭の中に
その痕跡すらない

忘れたわけではない
はじめから記憶されていないのだ

私が探した言葉は
すでに
白い霧の中に紛れ
再 ....
少女がしゃがみこんで
草むらを見ている

ふいに振り返り
その昔
あなたはわたしだったのと告げる

小さな瞳を通せば
草むらは森になり
水たまりは湖になり
その村の地下組織に住まう ....
サイドカーにまねきねこ 【透明なマグマ】


あれからというもの踏切が 透明なマグマだ
車を走らせていて
次第に車を減速させ
遮断機が ゆっくりと降りている
車と車の隙間を ゆっくりと歩いていた猫が  ....
笑っている花瓶を床に叩きつけて
彼女の一日は始まる
すでに夕陽へのカウントダウンを始めながら
鼻歌交じりで自慢の髪に火をつける
深海魚の庭園から響いてくるベルの音
聞こえないふりをしないと食 ....
今日は姪っ子と詩人の誕生日
姪っ子は一歳 詩人は何歳だったかな・・
時々 神と繋がっているはずだから 脳の杖は黄金の如意棒
だから 私たちを唸らせるんだ
生まれ持った持たされた才能に違いない
 ....
腰ふる星ふる 魚上氷
うおこおりをいづる


冷たい水底で
来る日も来る日も
あわぶくの羅列を眺めてきた

滞りがちな
私の中の遅い水は
妄想だけを鰓の内側に沈殿させた

待つのは慣れて ....
私は座っている。なぜなら私が、座っている自分自身の姿を心に思い描いているからだ。同様の理由で世界には雨が降り続いている。冷たい雨だ。人がその中に立てば数分で息絶えるほど無慈悲な雨だ。いつから降り始めて .... 眠れない夜には目を開けたまま死の夢をみる
それが正しい成長と堕落のバランスの取り方
アイツらを殺さなくてもアタシはどこへでも行ける
そう囁くのよアタシの宝の持ち腐れのコブクロがw
核兵器のボタ ....
星の夜には
投網を打って
散らばった小さな傷を
呼び戻そう

触れ合えば侵しあう
優しい温もりも
潮のように沁みて
刻んだり
刻まれたりしながら
私たちは生きてる

甘く心を鈍 ....
自分に愛想笑い きいろい生命から千古の若者へ 手をあてて聞いている
鈍くさい生命から瞬く火のこの智慧へ 心をうつして聞いている

ヒトでない人等の前で
ぼくはもう丸裸になる
それは語らない彼らを介して僕が僕 ....
言葉の針に意図を通すのは難しい
何を繕うでもなく
きれいなシシュウを夢見ては
チクリチクリと傷つける日々


   《針子のトラ:2014年2月11日》
付き合いでサーフィンを始めた。

付き合いと言ったらゴルフだと思っていた。ゲームで磨いたわたしの腕は祖父と一緒に眠
ったまま。

南の方の生まれだから冷たいのは苦手なんですよ、というわたしの ....

うん
なんと
いうかな
そもそもが
ずれているのに
まともになるように
きまじめとかぶきように
すすもうとしているからさ
ぬけだせないままにずるずる
おと ....
真冬の太陽がみえますか
季節外れは何処にでもやってくるもの
移り変わりを気にし過ぎてはいけません
星空は近いですね
朝がくれば部屋は暗く
引きこもりなら誰にも負けない自信
昨日誰かが笑 ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2611)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まっすぐ伸びていく- ichirou自由詩7*14-2-24
妖艶な虫かご- 藤鈴呼自由詩7*14-2-23
笹舟- そらの珊 ...自由詩17*14-2-23
きよしこのよる- ichirou自由詩7*14-2-22
紅梅の下フルートを吹く少女- 北大路京 ...俳句714-2-22
ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス- 北大路京 ...自由詩514-2-22
むこうの雪- 吉岡ペペ ...自由詩314-2-22
冷えた歌声- 自由詩2*14-2-21
睡魔- 和田カマ ...自由詩6*14-2-21
うわのそらに溺れる- 北大路京 ...自由詩514-2-21
再生- 沙藍自由詩314-2-21
父は今日- Lucy自由詩22+*14-2-20
金属の目録- 壮佑自由詩27*14-2-20
白霧- ichirou携帯写真+ ...6*14-2-20
小さな村のお話- そらの珊 ...自由詩12*14-2-20
サイドカーにまねきねこ- 北大路京 ...自由詩414-2-20
【紫】ほかならぬむらさき_オムニバス三編- るるりら自由詩23*14-2-20
はやにえ- 自由詩314-2-19
姪っ子と詩人の誕生日- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-2-19
腰ふる星ふる- 北大路京 ...自由詩314-2-18
魚上氷- nonya自由詩22*14-2-17
OMMADAWN- 自由詩4+14-2-16
いつもよりおおめにくさをはやしてでうすえくすまきなをまちわび ...- 自由詩3+14-2-16
夜と朝- aida自由詩4*14-2-16
自分に愛想笑い- 北大路京 ...自由詩414-2-16
環の時間- レシート自由詩314-2-15
針子のトラ- ただのみ ...自由詩26*14-2-15
- ps.自由詩214-2-15
詩が乳型なのは私がふざけた女だからです。- nao自由詩4+*14-2-15
雪を知らない子供たちに降る夢は- アラガイ ...自由詩7*14-2-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87