くすりが増えてカバンが重たい ボケという素敵な表現力
ケという素敵な表現力
という素敵な表現力
いう素敵な表現力
う素敵な表現力
素敵な表現力
敵な表現力
な表現力
表現力     わたしをバカにし ....
いつも言葉の足りない弟は
最後の別れの時も
死に顔を見ては泣き
姉の最後の痛みを知っては泣き

もう何の組み立てもなく
嗚咽しているだけの
図体ばかりが大きな
巨大な涙袋と
なってし ....
おんなが笑っている
高笑いでもなく微笑みでもなく
氷雨に打たれ空を見上げ
おんなが笑っている

おんなの頬を伝うのは
雨粒だろうか涙だろうか
痩せたおんなだった
背の高いおんなだっ ....
しなしなと
深夜のラジオが
ひなびて曲を鳴き奏でる

くるくる風括る
晩秋は
始めとも終わりともなく

じりじり
砂を嚙む
ときの流れのとどこおり

いつ ....
山と山のそのむこうの谷をも なだらかに結んでいるのは、
空の高さと広さに あかるい ふしまわし 
 
カッコー  ( の声がするたびに わたしのこころに 閉じカッコをつけてみる
カッコー  ....
{引用=
糸を吐く
吐きつづける


安住する繭を紡ぐためでなく、


時は、裸形の
いつわることのない
思秋期


無月の夜に さまよい
眠りにたゆむ街に
星の つつし ....
わたしには すきなひとがいるんだけど
とってもとおくにいるから
なかなかあえない

   真夜中に
   そっと 進み出れば
   もしくは

わたしには すきなひとがいるんだけど
 ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった

逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった

しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった

 ....
手遅れのベルが鳴っている 何でもなかった一日が、
特別な日になってから四年が経った。

 
君の笑顔は夏の向日葵よりも眩しくて、
卑屈だった僕の心を照らしてくれた。

僕の悲しみは悲しみでなくなり、
母なる大地 ....
僕は「時」が欲しい

細切れにされた時間

スマートフォンによって刻印され、タイムカードによって切り取られた時間

そんな時間はもういらない

誰もがFXの一分一秒の落差で

天国 ....
段違い平行棒と 
サーカスの空中ブランコが
一瞬にして 重なる

ふわり 浮き上がる様は
真夏の 人魚

いつもは 飛沫が お友達
たまに 渋木を 恋人にして
日々 励むの

い ....
べランダで
煙草を燻らせながら
空を見上げれば
今夜は
冬の星座が良く見える
風も無く
空気が澄んでいるようだ

道に迷ったら
ポラリスを探せばいいと
昔のドラマで言っていたことを ....
デスノートにせめて腹上死と書いてやる 通り縋りの街に
何処か懐かしさを覚えて

忘れていた記憶を思い出そうとする
ふと浮かんだ笑顔に
少し胸が痛くなるけれど
明日のお天気のことを考えてみよう

幸せは無味無臭だから
気づ ....
思い描いた未来なんて
無意味なまぼろし
窓のガラスに描いた夢
流れ去って行く雲を数えて
惰眠を貪っている内に
ひとり丘に取り残されて
春かと思っていたのに
秋風が立っている

私を育 ....
おやすみなさい
今日の日は過ぎた
明日は親知らずを抜きに行く

二週間前に予約して
あっというまに
今日が来た

虫歯になっていますから
治療したとしてもどうせ
使いみちのない歯だ ....
{引用=
忘れ去られた化石のように
 書籍がたちならぶ


黴は 胞子のにおい
 博物館の展示品さながら
 標本とみまがい、


ここでは もう誰も
 紙に書かれた物語を
 手 ....
木の天辺に腰かけて 青空と雲ばかり見る
木の葉を見下ろして 草が波のよう
風から生まれる 花の歌
花しか知らない 風の夢

靴が かかとから外れて
靴が 足から うっとりと飛ぶ
羽など  ....
椅子になってみようと思って
椅子にはなれなかった
三秒で挫折した
たゆまぬ努力なしに
椅子は存在しえない
私の大腿四頭筋は悲鳴を上げ
痙攣を始める

あまねくすべての椅子は
慈悲とい ....
暮れのこがねの海岸に
こがねに染まった猿がいて
石穴に石を通そうとしている


街中にはりめぐらされた
ロープウェイの鉄線を
無人のトロッコが走りつづける


 ....
おちんちんをさわっている

あなたのゆびになっている

あなたのきもちになっている

ぼくのきもちになっている


かたくなっておさえつける

あなたはそんなことはしない

 ....
空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
すこしずつ、
やりたくもないことをやるのが上手くなって
笑いたくもないときに笑うこともできるようになった


でも、
言いたくもないことを言うことは
ずっと、できそうにない
そういえば ....
                          
                          ●●●●                         
                ....
ケンタッキー・フライド・チキンの
パーティーバーレルを
一度だけ買ったことがある

当時、随分と年上のキャバ嬢と
知り合いになって
嬢の勤めているススキノの店
10分900円のセクシーキ ....
想像妊娠が安定期に入った 『キャバ嬢Aの一日』は絵本の題名です
幼稚園で先生が
煙草臭い息で、よく読んでくれたものでした

(そうそう、親指姫が好きだったあの子
今ごろどうしているかしら)


今日もどこかでシ ....
一生懸命さ
ひたむきさ
その夢中になる輝ける時

その眩しさが

どこまでも虚しくさせるのだ。
宣井龍人さんのおすすめリスト(2611)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くすりが増えてカバンが重たい- 北大路京 ...自由詩213-11-14
奈落のクイズマスター- るるりら自由詩18*13-11-14
別れー姉弟3- ……とあ ...自由詩11*13-11-13
おんなが笑っている- HAL自由詩7*13-11-13
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手遅れのベルが鳴っている- 北大路京 ...自由詩613-11-10
結婚記念日〜愛する妻へ贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*13-11-9
時の樹木- yamadahifumi自由詩213-11-9
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デスノートにせめて腹上死と書いてやる- 北大路京 ...自由詩313-11-7
【_凪_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-6
セッド_シー- salco自由詩1113-11-5
おやすみなさい- Lucy自由詩20*13-11-5
booked_will- 月乃助自由詩813-11-4
み_どり- 砂木自由詩15*13-11-4
あまねくすべての椅子に捧げる- そらの珊 ...自由詩2313-11-4
ノート(かたむき)- 木立 悟自由詩813-11-4
ぼくのきもち- 吉岡ペペ ...自由詩613-11-4
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
つきたかった嘘はどこにもないだろう- ユッカ自由詩313-11-3
金木犀の園(大画面専用)- こひもと ...自由詩7*13-11-3
クリスマス前のこと- 板谷みき ...自由詩8*13-11-2
想像妊娠が安定期に入った- 北大路京 ...自由詩313-11-1
キャバ嬢Aの一日- 月形半分 ...自由詩213-10-31
結局いつも泣かされるのは- まきちぇ ...自由詩213-10-31

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