夜の芝生で
  いるかは一度だけ跳ねた
  手に拾えそうなほどの光が今日、
  とおくの月やら星やら町やら、そんなものから
  迷いこんできていたから、けれども
  そのなかを泳 ....
俺と君とがSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandのジャットの中 黒い視線がデッサンを始める

 その前に

匂やか印象だけを舌先に灯し

  駆け引き

{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居

   止まずに

降り続く冷たい天使の死 ....
この世のことなんて

分かってないことばかりだという

地平の月がおおきく見える理由とか

麻酔がなぜ効くのだとか

飛行機がなぜ飛ぶのだとか

俺たちがなぜ生きているのだとか
 ....
払暁(ふつぎょう)の鐘が鳴る
波紋のように広がって
目覚めよと言う
秋虫の声に蝉の声
空を劈(つんざ)く鷺(さぎ)の一声
ゴミを集めた汚車(おしゃ)の呻き

朝やけが町を埋める
遠く東 ....
あるいは、私は人里から山を一つ越えたところにある渓流の脇を何も考えずに歩いていた。落葉樹が思い思いに枝を伸ばし、太陽は私の上に斑点を作っていた。渓流が川底の段差に応じて流れ落ちる音のほかに .... 別れ話に嘘発見器動いてくれない 可愛さには、法則があるんだって
わかっていても

かわいいな
わたしは、生まれた時 自分が実体であることに驚いた

おそらく 死ぬ時は 自分が幻であったことを知るだろう
あなたが すきでしたよ

大切な思いの
小さなシャボン
きゅんとなって プチン
いちいち うるさいよ にぃにぃ (お兄さんなのにね)

さんざん いってるよ しぃしぃ (人差し指を立てて)

ごご にはしずかにね むむむむ (さすがに怒ったぞ)

なななー なななーな ....
HONEONNA (骨女)


わたしの肩甲骨を
あなたの冷たい指先が
抱き寄せると

わたしの胸骨は
哀しく軋んで
あなたの裏切りを覚った

わたしの鎖骨を
あなたの嘘が ....
郊外上空/

図書館からコンビニまで
君の言葉が消費される
ビルの屋上では詩集が燃やされる
もう、僕は、
自分を疑っているんだ。
響きまくる音、音、音、
あらゆる音が郊外上空を支配する ....
青白く痩せた肉体が
強い熱で焼きつけられたような木立の影
生命の湿気を含んだ呼気は
生まれたそばから掻き消えてゆく


君の祈りを
君の祈りを
君の祈り ....
モビルスーツって何?
って聞いたらあなた驚愕の表情で
それから蔑むよな憐れむよな目をして私、
ほんとうに傷ついたんだから
この車両に乗ってる人たちの
どれぐらいがあなたと同じ顔するだろね
 ....
東京駅で総武線の快速に乗り換え
新小岩駅に着いた
駅に着いただけでうれしい
実家にはもうすぐ着く

新小岩駅
私の生まれ育った町の最寄り駅
家族で潮干狩りに出かけた時も
友達と東映まん ....
乳を求めるもみじ泣いている こども達の寝息が
なんとなく
聞こえることの幸せ

踏ん張る
もひとつ
踏ん張る
‘帰っていけばいいよ’ 風は囁く
蝉の亡骸を無造作に 転がして
叢の端に 吹き寄せた月夜
またひとつ失った 夏の終わりに


冷え始めた孤独は
あたしを そっとしておいてくれない
 ....
いい女見れば都合のいい記憶喪失 電車はどこへ行くのだろう
とあなたは言った
それは
きっと行くべき場所へ
今頃はもうバクダットあたりの
ひまわり畑にでも着いてるはずだ

祈りはどこへ行くのだろう
ともあなたは ....
(知人)

友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。

最近は特に犯罪報道でよく見かける

匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者

推理小説の真犯人ではない。

現実の世界で ....
どんな慰めや労りも
「キイキイ ガアガア」
としか聞こえないかもしれない

そんな「キイキイ ガアガア」でも
ないよりはましだったと
思える日が

いつかあなたにも
傘にあいた穴
指をつっこんで
あるく阿呆
くすぐり放題
大きなサングラスをして
真っ黒なロングドレスを着たサマンサが
乳母車を押しているのだが
中には何も無い

「何してるの?」
「言ったら嘘になるから言わない」
「そうやって逃げるの?」
 ....
胸に手をあてる。
指がゆっくりと心臓に近づく。
きいたことのない、
初老の声が響く

(自身の内へ
精神の内へ入りなさい
そこに、
求めているものが
必ずあります ....
あなたの弦と
わたしの弦と

目を見て
息を合わせて
奏でよう

美しい音になりますように
楽しい音になりますように

そのさきへ
眠れぬ耳をラジオにあずける ひまわりを見つめると
いつも
太陽を背にしてる

もう一年経ったんだ
あの時もひまわりはまだ咲き残っていた
あの時は太陽で後頭部が焼けるように熱くて
流した涙も熱かった

記憶は儚い ....
誰に教わったのだろう
こんなにも大切なこと
学校でならうことなど
殆どがつかえないのに
なぜかしらあやまたず
たいていは同じ格好で
けだものがくだものに
その逆もまた真だろう
私らのか ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2607)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の芝生- 草野春心自由詩714-9-7
俺と君とがSgt._Pepper's_Lonely_Hear ...- 北大路京 ...自由詩214-9-7
たばこを吹かす女- ただのみ ...自由詩19*14-9-7
懐かしい場所- 吉岡ペペ ...自由詩414-9-6
椿象(かめむし)の朝- michi自由詩7*14-9-6
- 葉leaf自由詩614-9-6
別れ話に嘘発見器動いてくれない- 北大路京 ...自由詩514-9-5
かわいいな- 中原純乃自由詩4*14-9-5
始まりと終わり- ハァモニ ...自由詩3*14-9-5
こころから- 中原純乃自由詩5*14-9-4
数字兄弟- 中村 く ...自由詩4*14-9-4
百鬼繚乱_<_2_>- nonya自由詩25*14-9-3
4つに切れてる現代詩- 左屋百色自由詩13*14-9-3
歯痒さで発芽する- ホロウ・ ...自由詩7*14-9-3
モビルスーツを試着中/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-9-2
ああ新小岩駅- ichirou自由詩1014-9-2
乳を求めるもみじ泣いている- 北大路京 ...自由詩214-9-2
寝顔- 中原純乃自由詩4*14-9-2
Clair_de_lune- 藤原絵理 ...自由詩6*14-9-1
いい女見れば都合のいい記憶喪失- 北大路京 ...自由詩414-9-1
祈り_——andymori・小山田荘平に捧げる_[改訂]- 平山 鰈自由詩2*14-9-1
ある人たち- ……とあ ...自由詩13*14-9-1
いまは- 中原純乃自由詩3*14-9-1
道のり- 桶谷自由詩214-8-31
Baby,_you- opus自由詩214-8-31
体温- あおい満 ...自由詩714-8-31
奏でよう- 中原純乃自由詩7*14-8-31
眠れぬ耳をラジオにあずける- 北大路京 ...自由詩214-8-30
ひまわり- ichirou自由詩15*14-8-30
mutsubi- やまうち ...自由詩3*14-8-30

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