皆が皆こぞって着たがる有名ブランドの流行服
季節毎に色を変える恋愛ごっこ
僕達にんげんは一人ではとても弱いので
くっついて抱き合って甘えごとをささやきあっていないと
砂糖菓子みたい ....
おつかれさん

夢中でがんばった後の
ごほうびのような言葉 君からの

きこえなくてもわかったよ
目の奥のひかり
やさしいね

なりたいものは
一歩をだせる私
どんなに遅くても
 ....
花の器、言葉の境界をーー
引く一本の線
そこを越えて君は扉へ
扉の中は花畑でーー
君の瞳は色彩に包まれる
包まれたものが開くように
君の言葉は音を立てる
「ようこそ」・・・そう言って
 ....
バスで海沿いを旅していたら

財布をどこかになくしてしまった

海に財布を探していたら

ひととはぐれてしまった

海の底にはレールが見えた

おおきな白鳥が海面から飛びあがって
 ....
「「 牛丼の並、コールスロー付で・・・

「「 はい、A定 一つはいります


時はしらずに 十四年をかさね
昔とすこしも変わらぬ オレンジの看板

丸いスツールにすわり
空 ....
黒い木陰に巣くう羽根音
砕いた殻墓 添うて鳴く

まみれた草にのけられた
くちばしこもり 膝の上

はばたき とどまり うちふり さえずる
影に塗る 黄緑 黒 音は チチチッ

うま ....
僕の舌はあかくなり目の上のたんこぶで買い物ができる世界一有名な夜が明けると僕たちはそうだそうだと挨拶を交わし君はながくなった舌をふたつ折りにして嫁いでしまう産まれてくるのは人間みたいですとご祝 .... この世でいちばん無用なものはなにかというとじぶんなのだが
それでは書き手がいなくなってしまうので
とりあえず駄文を綴れるうちは生かしておこう

いつも思うのだがじぶんを生存的に維持するだけなら ....
吐く息が白くなって

煙草の煙と区別がつかなくなる頃

私は失恋をして

ショートホープを買った

短めの煙草は

涙が乾くのも待たない
甘い誘惑はわたがしみたいにあたしにまとわりつく
でもね、いいことないみたい
苦い薬はね、頭にくるけどいいみたい
だって、ほんとのこといわれてるもの

おとなこども人は何回もそれをくりかえして ....
お金を数えていたはずなのに
気がつくと
銀行の人は星を数えていました
こんなにたくさん
どうやって集めたんですか
と尋ねるので
生まれた頃からあったと言いました
使いきれない ....
捕虫網右手に持ってアテナ狩り

静かなる主従関係金魚玉

兵隊の餌食にされる夏芝居

背徳と呼ばれる行為日焼けあと

十五夜に蠢くオンナ蟻地獄

膨らんだ妄想隠し夕涼み
 ....
「将来国家公務員だなんて言うな 夢がないな」※
きっと自分は天才になれないなんて
皆、自分で自分を過小評価しているのさ
過小評価というのが凡人の特徴だが
無意味な楽天と努力が天才の特長だろう
 ....
初潮ということばが
海のことばみたいなのはなぜかしら
などと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
わたしは学校へ行けなくなった

わたしは紙のにおいが好きだった
ノートのにお ....
わが一歩 一応は一歩進む
道に穴だ 二歩さがる
すこしずらして 一歩進む
空気がない すごすご引き返す
しゃがんで一歩 こっそり出す
いきなり水の中だ 鰓がなくて溺死

科学は日進月歩  ....
   

人間にとって
もっとも厄介なのは人間なので
人間は人間という奴を
最も遠ざけようとする
それで皆、処女と童貞ばかりになる
そして家でモニターを見て
ずっと好きな夢を見るんだ
 ....
月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
電車の
先頭車両の
運転席の
後ろに陣取って
景色の中に
割り込むように
のびていくレールを
眺めるのが好きだった

クハ モハ クモハ サハ

駅に
着くたびに
一息入 ....
君死んでくれないか?
ナイフを持って立ってた
ドブネズミのように
もっと欲しい。

世の中めちゃくちゃ
くだらない漫画読んで
時間をつぶし
ギャグの一つを考える。

ダイエットしに ....
じめじめと湿った梅雨をはさんで
僕が夏に近づいているのか
夏が僕に近づいているのか


ふたりの距離が縮まるほど
僕たちははだかに近づいていく
高まる気温に 僕はシャツを脱いで
高気圧 ....
梅雨時になると
もうそろそろかな、と思う

雨上がりの庭で
もうそろそろかな、と思う

君と
言葉を交わしたことはないけれど
君のことは
勝手にトモダチだと思ってるから

カエル ....
熱い河がある

古くは 岩しょうと呼ばれ

ハワイ島やアイスランド

では 血飛沫となって

存在証明する

深海の暗渠を支える

地底の 生の根源

数千年の僅 ....
舌を切られた者はともかく
一度口に放り込まれたら
二度とキャンディーの味は忘れられない
どんな果実よりそれは甘く
どんな甘味より刺激が強く
思うだに唾液が溢れ
食べ続けても満腹感は決して来 ....
愛する雨 自由を解釈させる雨

掘り下げても 憂鬱になんてさせない 自由を解釈させる

愛する雨

問えない芸術が化けてる細胞の核 

幸い瞬きに 遅いと感じる瞳

愛する雨 物語 ....
鼻毛がでてる。あと2ブロック行けば僕たちの街だけど、オールサンデー。だれかがそう定義して、世界中の日曜日を集めた。中央公園でたむろしている休みのない人たちを避け。南々西に花のようにそよいでいて .... 告白したら、わたしメカなの、と、ふられた、前向きにとらえて、体操服を盗むとエージェントがやってきて消されるから考えなおせ、と、いうことだろう、笑顔、汗ではりついた前髪のすきまから数字がのぞいている、な .... 今の会社に9年所属している
障害児から始まった
ご飯を食べさせる事ができず
すぐ外された

特攻隊の生き残りのおじいちゃん
フレンチトーストが好きだった
思い出が沢山ある
当時介護のバ ....
母さんの前でうまく笑えない



母さんは昔、私の頬を往復ビンタした

母さんは昔、私を木に縛り付けた

母さんは昔、私の手の甲に煙草の火を押し付けた

何度も

 ....
たいふういっか

台風一家だと
思い込んでいた頃

台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
 ....
左にある物体を右にする動作を繰り返していました
それくらい自分はパンダみたいな生物でしたね
雲が右から左へ流れ
私を通過する際のみ雨をしたたらせました
二葉が滴を反射しとてもきれいでした

 ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2595)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
2012/7/5- 鎖骨自由詩412-7-4
目標- 朧月自由詩212-7-3
「ようこそ」- yamadahifumi自由詩212-7-3
波しぶき- 吉岡ペペ ...自由詩912-7-2
つづきのない山女(やまめ)の話- 月乃助自由詩10*12-7-2
ヒキナギの唄- 砂木自由詩15*12-7-1
無題- ズー自由詩2*12-7-1
いきる(脳力)- 梅昆布茶自由詩1412-7-1
ショートホープ- 永乃ゆち自由詩7*12-6-29
雨音がやさしい夕暮れどき。- じじ自由詩13*12-6-29
星空銀行- 小川 葉自由詩13*12-6-28
#百句悶々- 北大路京 ...自由詩11*12-6-25
勇気- yamadahifumi自由詩112-6-25
紙の家- yo-yo自由詩2112-6-25
無駄な一歩か否か- 木原東子自由詩19*12-6-24
僕は一人- yamadahifumi自由詩512-6-24
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
クハ_モハ_クモハ_サハ- nonya自由詩24*12-6-23
美しくなりたい- ペポパン ...自由詩4*12-6-22
夏を待ちながら- 八布自由詩212-6-22
勝手にトモダチ- そらの珊 ...自由詩18*12-6-22
溜め息- takano自由詩2*12-6-21
生きる証- salco自由詩9*12-6-21
雨連なる- 朝焼彩茜 ...自由詩15*12-6-21
オールサンデー- ズー自由詩4*12-6-21
アフタースクールスピードチューン- 魚屋スイ ...自由詩9+*12-6-20
ホームヘルパー- ペポパン ...自由詩6*12-6-20
母さん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-20
台風のあとで- そらの珊 ...自由詩3012-6-20
パンダ動物園- まきしむ自由詩7*12-6-20

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