がんばったのだけれど・・・
あなたは いう

チセツなココロでは
リカイがデキナクテ
コレカラ どうしよう

ねえ
キラキラの ティアラは
何を 連想させるの?

プクプクの ド ....
 紫色の人工の夜空に駱駝は歩む。
 星から星へ、月の満ち欠けを慈しむように。
 鼓動は無数の星の瞬き。
 銀河のオアシスで緑の水を飲む。

 銀河鉄道の乗客はいまだ起きている。
 窓際 ....
     木々は裸に剥かれ冷たい風に
     枝先を震わせている
     白いベンチは錆ついて
     今はだれも座るものもない
     緑の葉が深呼吸を繰り返す
      ....
あの日瞳に映った空は
きっと君のどこかに仕舞い込まれ
ときおり顔をのぞかせ驟雨となって
だれかに降り注ぐのでしょう

こころと身体は不可分です
ホイットマンが僕のどこかに
宿っていて欲し ....
じゃりじゃり、
雑踏をかみしめる。
私の口のなかは、
色々な音で異臭を放っている。

あなたの声は、
とっておきたくて、
まだ白いお皿の上においてあります。
あなたの声は影のように、
 ....
脚の細い象の背中で
ユラユラしている私の
広すぎる糊しろは
饐えた臭いを放っていた

何も企てない午後を
ユラユラ生き延びた私の
丸すぎる背中には
錆びた罪が生えていた

心地 ....
この4月にぼくは都会のアパートに引っ越してきた
窓を開ければ早稲田通りが見えた
車よりも多い人の列
駅へと向かう学生と通勤者
その眺めに
ぼくらはいくらか満足していた
奨学金を ....
・NEWDAYS

飛び降り
宙ぶらりんで嗅いだ春は
甘かったかな
苦かったな

コーヒーと海を混同したまま
電車はくさる肌の上を黙走していく



・ドーナツ

暴力 ....
 ひだまりの

冬に
春をおもうのは
にんげんだから

そもそも猫は
冬という言葉の意味を知らないから
まるくなってねむるだけ
ふゆ、と呼べば
ニャッと短い返事をするのは
冬、と ....
背に花の生えた猫が
午後の雨を待っている
二つに分かれた坂道の
曇に近い方を歩いてゆく


休み休み進むのは
花が重いからかもしれない
午後に夜にひとつ咲き
朝に昼に ....
   まばゆい光も届かない
   みどりの風もそよがない
   暗くて冷たい土の中
   眠る一匹のへび
   春の調べをなんときく
   小鳥たちのさえずりか
   隣で眠る種のうずきか ....
無機質なビルの一室雪の窓 あなたが笑っている
あの頃とちっとも変わらない笑顔で
透明な手が拍手している
わたしの胸が温かくなる

あなたが俯いている
心無い言葉の礫に打ちひしがれて
透明な手が拒んでいる
わ ....
  蓬色の夜、
  つぶれた{ルビ褥=しとね}に居て
  夥しい数の接続詞らが
  わたしの躰の至るところで
  いっせいに哄笑をはじめたので
  何か 訳のわからない一塊の
   ....
深雪晴見上げた頃は恋でした あまりにも悔しくって
青空の端に噛みついたら
前歯が少し浮いただけのこと
決して笑ったんじゃないよ

蹴ろうと思った空缶を
君が先に蹴っちゃったから
握り締めていた拳を開いて
左右 ....
言葉が厚いナイロンシートの
壁にぶつかって流線形に歪む
喋るのは得意ですが独りです
世界は四角く私たちは丸いと
思っていたのに傾いた地軸に
逆らえない街の人と通じない
回転しなが ....
指先が触れる。
指先が動く。
私の一日がはじまる。
ことばを書くことは、
身体の一部のようなもの。
私がそっと、
何かの気配や、
匂いを感じただけで、
そこからもう、
物語がはじま ....
風が大河のように重い土地で
腰を落とし 捻じれて育った
樹は 首を傾げ 雲を聞いている
節くれだった片目で
ヒレンジャクたちのお喋りに
口をはさむでもなく
遥かな海や
見渡す限りの黄金の ....
2回目の迷子の知らせ牡丹雪 「砂場の中に、小さなスコップが埋もれている。」
幼い頃
父と遊んだ記憶と共に。
足跡を辿りたくて・確かに存在する思い出を取り返したくて
私は無心に穴を掘る。
「お父さん。お父さん。」 ....
ピークだ!

見上げれば
樹木生い茂る急傾斜の山道の先 雪を被った一際高い平らな山影
鉛と化した両脚 スッと軽くなり
速足半ば駆け足 息切らし到着
してみれば またしても山腹の丘 泰然と平 ....
そいつのことを「はんだめん」と呼んでいる
そいつは自分のことを 「たぬき」と自称している

初めて「半田麺」と云う食べ物を知った時は
なぜまた溶接面を商品名にするとはなんと奇抜で夢のある ....
もう羽根も飛べないほどに抜け落ちて忘れたことも忘れ鳴いてる 冷たい草の上を滑っていく夢から
覚め
ると
白い天井に規則
正しく描かれた水玉模様
が乱雑に
降り注いできた
過去はどんどん小さくなり
アスファルトを石で擦った跡も
今はもう見つから ....
虹色の配列をよく覚えていないのと同じように

震災後のインフラの復旧の順番が思い出せない

トムソーヤならどう思うのだろう

のび太くんならどう思うのだろう

配列や順番なんか忘れてし ....
そうだね
この世界は平らじゃないから

一人ではとても歩きづらい


だから一緒に歩こう

どんなことがあってもそばにいるよ

そして
君の幸せをね
一人じゃ持ち切れな ....
星を一つ手に取って
少年は覚悟を決める
全ての記憶を受け止めようと
銀河に向けて瞳孔を開いた

少女にとって少年はもう
包み込むための形をしている
殻を失した少年の息を
溶け合える ....
四輪(jeep)駆け巡る
冬の笑顔はいいね
あの人の胸のなかにある
鳶色をした大きな瞳
木枯らしを背にするときのカーブ
−ルーズオーバー
茶色のボタンが毛糸にひっかかる
無邪気な雲 ....
 冬になるたびに訪れる山荘のウッドデッキに霜がおりている。
 木のテーブルを挟んで二脚の籐椅子が向かい合っている。
 一方に腰かけている麦わら帽子はきっと誰かの忘れ物。
 もう一方に腰かけた ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2611)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたに両手- 藤鈴呼自由詩3*16-2-27
生命- ヒヤシン ...自由詩8*16-2-27
錆びたベンチ- 石田とわ自由詩13*16-2-22
ミッション- 梅昆布茶自由詩2016-2-21
こえ- あおい満 ...自由詩1116-2-21
ユラユラ- nonya自由詩18*16-2-20
混沌のクマ- オダカズ ...自由詩4*16-2-4
なにもかも- 平井容子自由詩716-2-4
冬すみれ- そらの珊 ...自由詩1316-2-4
しずく_秘名- 木立 悟自由詩816-2-4
幕開け- 石田とわ自由詩7*16-2-3
無機質なビルの一室雪の窓- 北大路京 ...俳句116-1-31
透明な手- nonya自由詩20*16-1-31
shitone- 草野春心自由詩316-1-31
深雪晴見上げた頃は恋でした- 北大路京 ...俳句316-1-30
消耗品- nonya自由詩14*16-1-27
揺らぐ街- 為平 澪自由詩1416-1-24
物語- あおい満 ...自由詩8*16-1-24
冬眼鏡- ただのみ ...自由詩17*16-1-23
2回目の迷子の知らせ牡丹雪- 北大路京 ...俳句216-1-21
鋳掛屋- 梓ゆい自由詩5*16-1-21
魂の営み- たけし自由詩2*16-1-21
鋳掛屋- るるりら自由詩14*16-1-21
もう羽根も飛べないほどに抜け落ちて忘れたことも忘れ鳴いてる- 北大路京 ...短歌416-1-20
同意した見返りに- noman自由詩416-1-17
虹色の配列- 吉岡ペペ ...自由詩616-1-17
足元- 幸絵自由詩416-1-16
浮遊- 自由詩316-1-16
旋風にーJUMPUUー- アラガイ ...自由詩6*16-1-16
冬の詩- ヒヤシン ...自由詩8*16-1-9

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