分かって貰えぬ孤独を 考える時 
寂しさが 募って行きます

昨日の雨が 
今朝方から 雪に変わって

水物は 必ず 流されるとは
限らないのよ、と

釘を 刺されているような 面持 ....
いくつか星が降って朝を迎えた
そんな日は少し強くなった
大きな夕日が悲しげに沈んだ
そんな夜は心が豊かになった

babe babe babe babe
夜の伴い人よ
白い肌をろうそくが ....
女抱いて巫女のいない神社 ハズレくじで折った飛行機が飛ばない 偶数階に止まらないエレベーターが行かず後家でぎっしり そのわらべうたは
作者不明だという

畑に添って
作られた石垣
その隙間から
シダやペンペン草が顔を出し
しっぽがふたつに別れた小さな虫が
忙しそうに出たり入ったり
雨が降れば
水 ....
レイアウトを女性誌からトレースしたような
ヘブンズ・ドアの使い手のような君と
街道を散策
古書店
雑貨店
ランチは
イタリアンにして
君は大学病院で言われた診断を元に
チキンとドライト ....
左手首の動脈を
右手の指先でさぐり当てる
脈に触れれば
自然とそれを数えてしまう
まるで
生きていることを
確認するように
えいえんに似たそのリズムを

日が暮れて
血の匂いがする ....
オボカタさんの話題ばかりが優勢で
なんだか全然注目されないので
もう一度会見でも開いて
わたしもササイ教授にセクハラされたんです
とか涙ながらに告発するのを
虎視眈々と狙っているさむらごうち ....
凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ....
耳につっこんだイヤフォンから
流れでるメロディとともに
バス停にたたずむわたし
の前を
容赦なく通りすぎていく
乗用車たちよ
ボリュウムをあげて対抗するわたしを
笑っているのかい

 ....
僕は書く

それは文字による記録ではなく
文学作品でもない
書いているのは

言葉

自分の考えや気持ちを表す言葉
つまり
自分を言葉で表した
自我像

僕は僕のことを誰 ....
本当が聞きたい あるものなら今ここで
僕の有限と君の有限の間で 不滅があると信じた
ずっと笑って指差して来たものを 君とだったから信じた

いつかは土に帰る
無かったことになる
五十年 ....
生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる 教室
からのばされた
輪郭線にそって
歩いてきた僕らは
消失点にたどりついて
そのまま消えてしまえれば
よかったのにね
世界は
美術館ではないので
美しい絵画は
美しいだけ
途方 ....
愛の迸る行為の後、裸のお前に女を見る時、
俺はいつも大きな母性を感じる。
自分が男でいる事の頼り無さを感じる。
これは悪しき習慣だ。

ベッドの中で体を摺り寄せる女のお前に
俺は対等な ....
少女の耳は
たくさんのこころをきこうとして
とっても
おおきく
あたまから
ひらきました。

中心部は
とっても
あつかったです。

あついあつい熱をじゅうじゅう持って
みんな ....
お揃いの指輪が揃って入らなくなった 蛙の鳴き声を聴くのが好きさ
ぼくの家の緑に囲まれた
窓からも
そいつらの逞しい声が
よく聴こえる

近所の公民館の植栽を
しっとりと彩る
ツツジの花や葉っぱも
田んぼについた ....
隣のおばさんたちがコーヒーを飲みながら
仕事の愚痴を言っている
私はそれを聞きながら携帯電話でゲームをしている
隣のお姉さんはじっと下ばかり見つめていた
私はそれを見ながらじっと煙草を吸ってい ....
疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった

富士子ちゃん?

えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜

コップのフチ ....
真夜中のファミレス
遠慮がちに
丸まって寝る老人
テーブルには
ドリンクバーのカップ

人もまばらな
真夜中のファミレス
ひとり・ひとりが
さみしく何かを
抱えて飲むコーヒー

 ....
とつぜん目をふせた

タクシーに乗りたくなった

マツコデラックスな気持ち

価値観

気持ち

正義感

一次予選すら通過しなくて

もう違うことを考えている

じぶ ....
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる





「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
ジャンケン ポン
鬼だー! 隠れろ!
春の鬼ごっこ
小さな女の子たちが隠れる場所を探している
木の陰へ
路地の奥へ
鬼が来る早く隠れないと……

慌てて
建築資材倉庫へ
独りで逃げ ....
誕生日
私の多面体の面が
またひとつ増えた

生まれた瞬間は
まんまるだったはずなのに
歳を重ねるごとに
ひとつずつ面が増えて

今では寄せ木細工にも似た
得体の知れない多面体 ....
君が眩しすぎて闇の世界 歩く

歩くとは

あがき続けること

理想を手放さず

それでも

いらいらしていよう

完成したくない

完成したいままでいたい

コントロールしよう

感情で ....
座禅

靴下を裏返すように
自分の端をつまみ
引っ張ってひっくり返すと
私は
闇に包まれ
遮音され
触覚も
痛覚も
温点と冷点もなく
声を出すことも
食べることも
匂いを嗅ぐ ....
「え」を「ゑ」と書く女といて鏡の中
宣井龍人さんのおすすめリスト(2595)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蛇の道は_藪蛇- 藤鈴呼自由詩4*14-4-19
星降る夜の恋人- 黒髪自由詩3*14-4-19
女抱いて巫女のいない神社- 北大路京 ...自由詩114-4-18
ハズレくじで折った飛行機が飛ばない- 北大路京 ...自由詩614-4-18
偶数階に止まらないエレベーターが行かず後家でぎっしり- 北大路京 ...自由詩314-4-18
アルカディア- そらの珊 ...自由詩20*14-4-18
エクスペリエンス・レクイエム[或いは]君と僕の円環- ゴースト ...自由詩4+*14-4-18
夜の洞窟で- そらの珊 ...自由詩12*14-4-17
帰ってきた、さむらごうち- 花形新次自由詩114-4-17
弾力- 梅昆布茶自由詩2114-4-15
遠い日の歌はバスにひかれる- 茜井こと ...自由詩6*14-4-15
自我像- ichirou自由詩1014-4-14
遠雷- クナリ自由詩21*14-4-14
生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる- 北大路京 ...自由詩514-4-13
教室- めー自由詩3*14-4-13
男の小さな見栄- ヒヤシン ...自由詩10*14-4-13
あったかい耳- うんち自由詩8*14-4-11
お揃いの指輪が揃って入らなくなった- 北大路京 ...自由詩614-4-11
心はいえない- オダ カ ...自由詩2*14-4-11
漂白- ソリッド ...自由詩614-4-10
コップのフチ子をもらった- ichirou自由詩18*14-4-9
五行歌連詩/コブシの花- 岸かの子自由詩5*14-4-9
かくれんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩414-4-9
頼りないショパン_不器用なベートーベン- 夏美かを ...自由詩31*14-4-9
【_春の鬼_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-9
多面体- nonya自由詩27*14-4-7
君が眩しすぎて闇の世界- 北大路京 ...自由詩114-4-6
あがき続けること- 吉岡ペペ ...自由詩614-4-6
不立文字- ichirou自由詩10*14-4-5
「え」を「ゑ」と書く女といて鏡の中- 北大路京 ...自由詩814-4-4

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