自分の姿も見えないくせに 多くの人を傷つけて
その傷口に入り込んでは 自分の居場所を見つけたりする
端役のくせに 主役をエキストラにしてみたり
助けたと思った相手に 救われたり
大事な ....
夜の静寂に歌のような言葉
耳たぶに引っ掛かって時を揺らす
此処にはいないはずの
あなたが聴こえてくるのです


  朝の雑踏に歌のような言葉
  靴紐を解いて時を忘れさせる ....
しゃぼん玉のような瞳を漂う
異形のチューリップ
コクトーの詩がめらめらと
記憶から皮膚を炙る 匂い
生まれたての羞恥心に注ぐ
冷たい炎のバプティズム
春を纏ったものたちは戸惑う
羽化した ....
本当の愛を見つけて満たされて光にかわる新月の夜 やわらかくなるなら、
山も食べたい、
山を口にするとゆうれいが跳んできて、
目を見張る仕草がくべられた薪のように、
ぱちくりと聞こえる、
そこでぼくに歩くことを決めさせた、
ゆうれ ....
今日は
風がお休みだから
空気がのんびりしている

日向ぼっこをしている庭を
転げまわる
子どもたちが
僕の人生の
すべてになる

老いるのも
成長するのも
同じ時の流れ
ただ頷いている風合いでいいのです
経年変化に経年風化なく
裏地にでも縫い付けてください

西のまちは
貴族により栄え
東のまちは
西洋により栄えた

その北みちのくは
辺境の地とし ....
蟻の動物病院があった
保守的な虎が営業してきたパチンコ店のはす向かいだった
病院の前はりんごの親分が毎年受粉してきたりんご園があったはずで癇癪を起こす体質の親分はもういない
だから蟻が来たの ....
俺次第泣くも笑うもし放題闇に消えるか光となるか 死ぬまで生きるしかない
兎に角死ぬまで生きるしかない
どうせ生きるのなら
清らかに、力強く生きたい
青空には虹が見えるじゃないか
近づくと消えるけど
虹は確かに見える
僕たちの生と死みた ....
生まれたての心臓が
黒い樹木の網を逃れ
薄曇りの頬を染めながら
眩さを増して往く
震える瞼の隙間
扇ひらいて
火の海
潜る魚のよう
夜女は身をひそめる
ちりぬるゆめごを
泥の小舟に ....
1

冷えた容器を手に リビングへ行くと
あなたは爪を切っている
手がふさがっているので
スプーンですくったむきピース
口に入れてあげる

一昨日とった出汁に
気持ち良さそうに浸かっ ....
人間はこの世界が自分達が
嫌いなんだと思う
19xx年の人類滅亡の予言が外れたから
今度は20xx年だと言って騒いでる
結局最後には何もなくなるのだから
その時が来るまで待てばいいのに
そ ....
あんた お笑い芸人やて
名門大学出のあんたが
なんでアホなことやってんのや

わたしら
笑われてなんぼやさかいな

ほな 
笑われ芸人ていうのんが正しいちゃうか
なんで訂正せえへんの ....
恐ろしく過酷でも
愛のため
信念を貫く人々がいる

混乱の中でも
平和を求め
自ら活動する人々がいる

シリア
南スーダンでの混乱
西アフリカでのエボラ危機
兵士として徴 ....
道端に吐き捨てられた痰
ファミレスで騒ぐ大学生
電車で泣き止まぬ赤子
電車に飛び込むサラリーマン

公共の場
みんなの空間
空気読んで
距離を測って

つかず離れずの赤の他人
見 ....
墓場の運動会でアキレス腱を切った 春雨のあいだ得点2倍ですスキップしてるやつ撃ちゃクリア やそ ここのそ 
ふたほ みほ
灯が消えるたび現われる
花を数える花の声


晴れた夜に飛び交う羽
影は枝 影は茎
すりぬけてはひとり
水たまりの径


食 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
ほとんど同じ
服しか着ないのに
ストレスが溜まると
服の買物へとはしる
ぺんぎんがいる
広い海には百貨店があって
青空を飛べないぺんぎんは
翼を使って海を泳いでいく
飛べないことを
 ....
若い頃私は新宿の歌舞伎町で遊んだ
女性経験が無かった 私は
しかし すこしばかりの金だけは持ち合わせていた
友達と 待ち合わせている間
歌舞伎町に ぼんやりと 足を向けた

私は路地を ....
目の痒み 天に蔓延(はびこ)る春霞

イヤイヤ 踊り
ヒソヒソ 話し
ハラハラ 散るらむ

花びらたちは地面に広がり、お喋りを始めている。人間達にジロジロ見られるのも、愛想笑いをするのも、 ....
毎日の夢の終わりに旗を振っている人達がいる
あれは何だったか分からない

勢い良く脇を通り過ぎる獣の
ひとつひとつに名前をつけるわけにはいかない
本当にあれは何だったか分からない

押し ....
朝目覚めても
コーヒーが飲めない日に
貯金箱を壊して
小銭を数える
1円玉の散らばる布団の上で
とうとう俺は自分のために
何もできず
何もできずに寝転がる
自分のためにということが
 ....
春に、ついていく、少女に、
ひとひら、ひとひら、
名を、羽織らせる、
少女に、ついていく、
少女も、また、
春に、ついていく、のなら、



「くだらない」



嘔吐で隠ぺ ....
推されて出た選挙が0票 満ちる月は腹み
欠ける月には衰えの
母は産み育て
月にさらわれ
ふたたびの生まれかわりが
あるのです

乙女のあなた
母のあなたは
女神となって月にいるのね

妻をなくした
 ....
低い雲がたなびく
雨空のなかで生まれたばかりの冬猫が
ふんわりと尻尾をまるめながら
きっとこの春のどこかで
ゆったりと昼寝をしているように
彼女はまだ目覚めない

もう夢のなかでは
序 ....
―瑞雪―


季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと

散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2607)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
盲目ピエロ- 為平 澪自由詩8*15-4-19
夜想曲_(四行連詩)- 乱太郎自由詩16*15-4-18
たいこともべきこともなくていい- ただのみ ...自由詩12*15-4-18
本当の愛を見つけて満たされて光にかわる新月の夜- 北大路京 ...短歌315-4-18
_- ズー自由詩4*15-4-18
風が休みの日- 金子茶琳自由詩2115-4-18
染め織- 黒木アン自由詩1415-4-18
_- ズー自由詩4*15-4-16
俺次第泣くも笑うもし放題闇に消えるか光となるか- 北大路京 ...短歌315-4-16
- 渡辺亘自由詩615-4-16
- ただのみ ...自由詩9*15-4-15
ラブ&ピース- とよよん自由詩9*15-4-14
予言のこと- リィ自由詩2*15-4-14
笑われ芸人- イナエ自由詩7*15-4-14
無名のヒーロー- 黒木アン自由詩8*15-4-14
パーソナルスペース- たいら自由詩415-4-13
墓場の運動会でアキレス腱を切った- 北大路京 ...自由詩615-4-13
春雨のあいだ得点2倍ですスキップしてるやつ撃ちゃクリア- 北大路京 ...短歌115-4-13
夜と虚像- 木立 悟自由詩615-4-13
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩36*15-4-13
ぺんぎんの浪費癖- りゅうの ...自由詩17*15-4-13
あの日歌舞伎町で- 番田 自由詩215-4-12
散桜- とよよん自由詩6*15-4-12
それじゃあ電車に間に合わないから- カマキリ自由詩315-4-12
人のためにと- 奥畑 梨 ...自由詩6*15-4-12
春について(ホットケーキ)- 竹森自由詩3*15-4-12
推されて出た選挙が0票- 北大路京 ...自由詩3*15-4-11
月の女神- 黒木アン自由詩5*15-4-11
彼女の午睡- りゅうの ...自由詩5*15-4-10
瑞雪- 黒木アン自由詩6*15-4-10

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