雪はライトに照らされて
数千万の点の直線になる
雨よりストップモーションで
風より自由はないようで
そんな光景を外に置きながら
ひとり畳のうえでうたた寝をする
....
疫病神が青ざめている
丘をのぼってまたひとりになったならそこには
すがすがしい空気の夕暮れが凛としてあるのだ
街の喧騒が遠くでささやくように聞こえても
揺るがずにきちんとたたずんでいるものに逢いたかった
自 ....
ザクッザクッ・・・と霜柱
冬を踏みつぶしていく・・・快感♡
2014/02/06
2月3日 午後8時
そうだ、今日は節分ではないか!
豆まきをやらねば、と突然思いつき
子供達を呼ぶ
「ねえ、豆撒きやるよ〜。おいで〜。」
「豆撒きってなあに?」
「節分の豆撒きだよ。」 ....
【 ユニゾン 】
人はなぜ歌う
その言葉を
伝え残すため
変わらぬ日々を願い
感謝と畏怖に斉唱する
【 フリジア旋法 】
ゴジラがくる
破壊によって目覚める怒り ....
オリオン座を見てくると ダウンを羽織りタバコを持って
ベランダへゆく あの人
最初に惚れたのは あの人だけれど
今は遥かに私の方かもしれない
にやけた幸福の笑みは空気を至福へ空へと押 ....
夢精の度に水子供養
妊娠すると涙もろくなる
涙腺は加速する
幼児虐待のニュースが目に入り
頭が痛くなるほど 泣いた
悲しい世の中は終わらない
養子問題のニュースが目に入り
身勝手な ....
身の丈にあって泣いている
好きになってくれる人を好きになりたい
次女の髪を梳いた櫛に付着していた
薄茶のフケのようなもの
それが動いた!
二ミリにも満たない生物が
私に与えた衝撃
一体どこでうつされたのか?
GHQが散布した白い粉によって
やつらは絶 ....
ご先祖様のため息が聞こえた
選択肢がない街の
未来図は完成しない
更新されることが前提だから
豊かさは新しさに両替される
> 懐かしさは噛み終えたら
> 紙に包んで捨てましょう
> それ ....
風呂を楽しんでいて
ふと手のひらを見ると
こんもりした泡から毛が1本生えていた
おおっ!
ついに新細胞発見かと思ったが
そんなわけはない
偶然と
常識に捕らわれない若き科 ....
黒いアイリスは
男の喪に服した女だ
ジョージア・オキーフが描いた
花の絵は
どれも女の顔に見える
花が儚く美しいという概念は
もしかしたら幻想なのではないか
もうこれ以上
対象に接 ....
心に咲いた花が枯れた
薄暗いその部屋で わたしの足にそれは抵抗した
拾い上げると白いおりがみ
おりがみだと思い込んだのは それが真四角だったから
左下に気持ちの悪い折り目がある
不幸なことに 左下 ....
私っぽい
と変換しようとしたら
綿しっぽい
になったので
採用します
夢の中で元妻が
やっぱり子供をつくればよかった
と笑いながらいうので
....
私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった
さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
どんな人間にも感情がある、と
果たして断言できるだろうか?
有名人を射的の的に見立てて
あるいは自分達の全てを誰か他人の責任にして
その人々をひたすらにエアガンで打っている人達 ....
二度迎える零時には
広く全ての主語を解き放ち
わたし、や、ぼく、を
発音しないように
気をつけながら、
静かな旱魃に横たわって
そっと
息を引き取る
砂丘の青さに
ためらいの ....
ティファールでお湯が湧くまでまばたきを一度もせずに君の瞳を見る
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした
今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
パドックに寒き影ありオッズ板
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く
あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと ....
夏の扉が開かない
おおっ
第一次反抗期
ショッピングモールのフードコートで
隣の坊やが
反抗してるしてる
どうやらコップをいたずらして
ママに叱られているらしい
「ダメでしょう!」
....
竹馬やしっぺデコピン馬場チョップ
部品がいっぽん足りなくなって
このままじゃあ埒が明かないから
町まで買いに行かせてくださいと頼んだのに
ひょいひょいとあばら骨を抜かれて
蛸みたいに伸びている
宣井龍人さんのおすすめリスト
(2613)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雪の光景
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
14-2-8
疫病神が青ざめている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-2-7
丘をのぼる
-
梅昆布茶
自由詩
20
14-2-6
【_霜柱_】
-
泡沫恋歌
自由詩
14*
14-2-6
節分_in_アメリカ
-
夏美かを ...
自由詩
26*
14-2-4
地の響_芸能山城組_東ヨーロッパを歌う_を聴く
-
ichirou
自由詩
3*
14-2-4
あの人
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
13*
14-2-3
夢精の度に水子供養
-
北大路京 ...
自由詩
8+
14-2-3
妊娠と優しい大人
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
11+*
14-2-3
身の丈にあって泣いている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-2-2
好きになってくれる人を好きになりたい
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-2-2
ミクロの脅威_マクロの奇跡
-
夏美かを ...
自由詩
22*
14-1-31
ご先祖様のため息が聞こえた
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-1-31
35_41_22_N_139_41_30_E_2014
-
nonya
自由詩
15*
14-1-30
手のひら上のOBAQ細胞
-
ichirou
自由詩
2*
14-1-30
閉経
-
そらの珊 ...
自由詩
23+*
14-1-30
心に咲いた花が枯れた
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-1-30
おりがみ_くらやみ
-
芦沢 恵
自由詩
28*
14-1-28
綿しっぽい
-
ichirou
自由詩
10*
14-1-26
きゃりーぱみゅぱみゅが、上手く言えない
-
小林螢太
自由詩
20*
14-1-26
最後の涙
-
yamadahifumi
自由詩
2
14-1-26
旱魃の夜
-
hahen
自由詩
3
14-1-26
ティファールでお湯が湧くまでまばたきを一度もせずに君の瞳を見 ...
-
北大路京 ...
短歌
5
14-1-25
魂
-
そらの珊 ...
自由詩
17
14-1-23
パドックに寒き影ありオッズ板
-
北大路京 ...
俳句
1
14-1-22
しろい四角
-
るるりら
自由詩
26*
14-1-21
夏の扉が開かない
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-1-21
がんばれ_坊や_がんばれ_ママ
-
ichirou
自由詩
7*
14-1-19
竹馬やしっぺデコピン馬場チョップ
-
北大路京 ...
俳句
1
14-1-18
部品
-
春日線香
自由詩
3
14-1-18
1
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