すべてのおすすめ
冷たい草の上を滑っていく夢から
覚め
ると
白い天井に規則
正しく描かれた水玉模様
が乱雑に
降り注いできた
過去はどんどん小さくなり
アスファルトを石で擦った跡も
今はもう見つから ....
窓の傷がその数の分だけ
月日を遡らせる
傷の向こうの青空は
ヒトの体温に近い温度を
眼球に投影させようとする
手に触れる距離に 砂が
あるといい
砂の付着した手で
窓の傷をなぞる
 ....
旅行者たちの
スーツケースの色のひとつひとつを
記憶に残して
休日を満たす
左側の視界が急に
暗くなり
右側の明るさが少し
邪魔になる
蛇行しながら
虚構に近い方へ
わずかな猶予に ....
近い距離
想像できるよりもはるかに
近すぎて
見るときに痛みを感じることも
できないような距離に
光源があった
安っぽい紙を巻いた芯が
屹立している
その光源から柔らかな
色彩がいく ....
宣井龍人さんのnomanさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
同意した見返りに- noman自由詩416-1-17
地面に手を埋めるのは止めることにした- noman自由詩215-5-28
否定の時間帯- noman自由詩215-5-21
楔が欲しかったのに- noman自由詩215-5-21

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する