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遠くまで来たねと言うが それは嘘
散々愛して 行止まりだよ
底なしに冷えるからだとしゃぼん玉 愛されながら 高く飛べずに すみれの日あなたは今もそこにいて横断歩道を渡らない

右岸には青い鳥がいて左岸には神様が居る 私ふやける

だれだって皮膚を剥いたら一緒でしょ いいえあなたの骨はとくべつ
出来損ないの風船みたいな赤い丸答案用紙に不時着をして

さびれたふうの手芸屋で鮮やかすぎるフエルトの青

今そこをよぎっていったリスこそが運命だったとキミは知らない

犬たちが水平線を見て ....
かたむいてみていた月のかたえくぼ きっとだれかがキスしたのね と
左手をすりむいたなら右側も おなじでないと真っ直ぐたてない
こぼれゆく砂時計の砂かなしくて寝かせてみれば どこへも行けず

 ....
つらいことなんて無いよと言いながら触覚を抜く触覚を抜く 君とならどこに住んでも天国だ できれば家賃折半がいい 地球儀を逆にまわしてもう一度お別れしようサヨナラ言おう 誰かより自分に届く歌を詠む私よ私あきらめないで あったかいひざにはにゃんこ足元にも猫が寄り添う冬の寒い日

今もなお大きな体でひざに乗る重たいけれど嬉しいにゃんこ

移動するたびにどこでもついて来るストーカーだねほんとに君は

引っかか ....
許されて溢した水の それ以上逃げようもない泡の内側 木苺に僕が夢中になってたら ずるいよ母さん消えちゃうなんて

どんぐりをバケツ一杯食べた日は 僕の内からひしめく芽吹き

こんばんは独りになって見上げれば月も偉大なひとりぼっち

熊の皮か ....
陽当たりがいくら良くても 部屋は部屋 風は吹かぬがあなたもいない 影が道路に映る
ただそれだけで どんなに悲しくとも
私が生きていることを教えてくれる
遠吠えが連鎖してゆく昏れた空おおかみだったチビとかルルの

むしのねがあんまり近くにいるもので内なる声かと耳をすますよ

秋の日に縁もゆかりもなかった人と過ごした時をたどってみたり

はら ....
この路地のつながる先がどこなのか知るはずなのにわからなくなる

とちの実が落ちてきますと言うから手を繋いで走った

ほとんどがみどりの中にひとふたひら色素の薄いきみの熱情

内陸の町の夕陽 ....
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い 心の声 風邪ぎみだと感じるのが常
風邪ぎみでない日は いつまた風邪ぎみになるか不安で
その事を考えたとたん ゴッホゴッホと心が咳をする
映画館で隣死んだ彼女

私は

楽しいギャグで

笑いました

舌を噛みながら
花は枯れて

生みました

年老いた子を

優しく抱っこするのに

隙間から溶けて

牢屋より

殺伐とした

住まい
咲かない花 見えない光
咲く花 見える光
隣同士 長い距離 でも隣同士
鳴かぬなら 翼で示せ ホトトギス
空を睨んで 星を黙らせ

鳴かぬから 翼を広げた ホトトギス
温もり手放し 愛を求めた

鳴かぬけど 月夜に泣いた ホトトギス
かつての遠き 梅の実 想 ....
   不機嫌なジャングルジムに傘さして水たまりにジャンプする夏


   たしかです不確かなのはたしかです雨粒ほどにたしかなのです


   雨粒をあつめて海をつくり ....
柔らかい 布団の中で 夢を見る 起きたくないな いい夢だ 幸福は匙で掬ったアイスクリーム みつめていても溶けてしまう たばこへの率直を置いてみるならばおまえがこの世に居なかったなら



泣きながらマスターにでも絡みつつ飲める体を持ったとしたら



嫌煙家を広場に集め尋ねたい他人に迷惑かけてないかと ....
優しいね けれどあなたも男なら 私に「好きよ」と言わせてごらん 失敗の過去片隅に追いやって未来待ってる今が幸せ 焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す

くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ

ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く

世の中の ....
【寂寥】

ふくろうの骨格をみて少しだけ悲しくなったハイウェイと森

やせこけた我の心の貧しさよ地をはいさまよう腕の細さよ

全身を氷漬けして大砲で発射後すぐに赤く弾ける

憂鬱がおへ ....
まーつんさんの短歌おすすめリスト(75)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
行止まり- はるな短歌324-3-24
しゃぼん玉- はるな短歌324-3-22
すみれの日- はるな短歌324-1-16
まだら猫の予言- そらの珊 ...短歌10*15-3-29
かたえくぼ- はるな短歌315-3-17
つらいことなんて無いよと言いながら触覚を抜く触覚を抜く- 北大路京 ...短歌415-2-22
君とならどこに住んでも天国だ_できれば家賃折半がいい- 北大路京 ...短歌115-2-18
地球儀を逆にまわしてもう一度お別れしようサヨナラ言おう- 北大路京 ...短歌115-2-11
誰かより自分に届く歌を詠む私よ私あきらめないで- 北大路京 ...短歌715-2-5
猫溜まり- 未有花短歌18*15-1-23
- はるな短歌215-1-19
月と小熊- そらの珊 ...短歌12*14-11-19
部屋- はるな短歌414-11-15
- 陽向短歌4*14-9-28
むしのね- そらの珊 ...短歌614-9-27
もりおか- フユナ短歌714-9-26
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い- 北大路京 ...短歌1514-9-6
風邪ぎみに戻る不安- 陽向短歌1*14-9-3
「耳障りの良い自殺」- 宇野康平短歌114-9-1
「優しい地獄」- 宇野康平短歌214-9-1
萎れない花- 陽向短歌4*14-8-30
鳴かぬなら_翼で示せ_ホトトギス- Neutral短歌314-8-18
青の夏- 石田とわ短歌11*14-8-14
幸せな時間- 陽向短歌3*14-8-13
アイスクリーム- はるな短歌614-8-8
「たばこのうた」2014.07.30_(一〇首)- もっぷ短歌6*14-7-30
少年の日の夢- Neutral短歌314-2-16
時間の三権分立- Neutral短歌314-1-18
新聞紙- そらの珊 ...短歌1314-1-10
日常漏泄- 木屋 亞 ...短歌4*14-1-3

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