すべてのおすすめ
引っこ抜かれた紅葉が
真っ黒に凝固して
光る路面の上
じっとりと持ち場を離れない
南北にかかる星のアーチ
まばたきのようにパチパチ弾けて
青白い薄雲をこしらえ
光の翼を噴射している
....
夕焼けは葡萄酒
そしてウミネコたちは翼を広げる
水平線、
海と太陽が
昼と夜を描き分けるその場所で
羽ばたきは燃える
わたしの視力が
永遠に追いつけないその場所で
世界の一部始 ....
空はうるさく、
紅茶は、すっかり生温くなっていた
じっとりとした沈黙が、
部屋中に散布されてから、
物語を見守るふたつの眼が
ゆっくり剥ぎ取られて
くり返しうつ寝返りの音
汗ばんだ背中が ....
都会の夜に咲き歩く
ビニール傘の音にまみれて
発光する液晶の向こうから
同じ待ち合わせ場所を目指す人
思いつめては煙草に火を点け
頬が緩んだらまた火を点ける
忙しない駅前の雑踏も
今 ....
1
酔いどれ船の上で
朝日を待っていました
海のない部屋で
発泡酒の空き缶を
3つ4つ潰す夜
浮かび上がる船体に
千鳥足で乗り込むだけの
シンプルな船旅
朝日は
僕らが ....
飲屋街のネオンのなかを
ふらふらしたまんま
繋いでいた手は どの「あなた」だったのか
いずれにせよ笑っていた
時のかわりに
出会いを打つ時計がひとつ
心臓のなかで ハート型に眠って ....
まーつんさんの風呂奴さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
臭気
-
風呂奴
自由詩
1
12-11-14
防波堤
-
風呂奴
自由詩
4
12-7-25
雷光_Part2
-
風呂奴
自由詩
1
12-7-16
雨のち晴れ
-
風呂奴
自由詩
1
12-6-14
「詩は、酔っ払って落水しても溺れる心配のない便利な海だ」と言 ...
-
風呂奴
自由詩
4
12-5-9
ワンナイトなんとか
-
風呂奴
自由詩
1
12-4-20
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する