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春の観光ポスターの件です
佐藤議員より
福島県の「福」の漢字を
震災から復興するまではずっと
復興の「復」に変えるという提案です

わだしは賛成です
真面目くさって ....
あの日、ぼくは死期の近い人のそばにいた。基督教系のホスピスへ出入りし、ただその人の横に座っていた。モルヒネのせいで朦朧としたその人にとっての今は、50年前の初夏の昼下がりだった。そして、ホスピスは何十 .... 森の痛む肋膜は

記憶とともにアンモナイトだ

春をこじらせ

また

すみれ草を踏む
行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を

やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ

月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく

 ....
あなたの形見のランプは、魂の姿に似て
夜になると書斎の椅子に腰かける
僕の仕事を照らし出す

* * *

あの日
この世の時間と空間を離れ
自らのからだを脱いだあなた ....
猫はバンドネオン
彼女の腕に抱かれ
残像の融解と拮抗する
毛皮のレジスタンス


霧の池に耳を沈める
跳ねる魚
飛び立つ水鳥

昨夜の夢から浮かび上がる
白い死体
隠れた月が手 ....
古代はひがないちにち風を吹かせて
日捲りはやがて春を忘れてしまうだろう

肩甲骨のあたりの憂いは上等な娯楽あるいは
ながれついた憎しみをも拭い去ってしまうのかもしれない

あの娘はときどき ....
真夜中の台所で 小さく座っている
仄暗い灯りの下で湯を沸かし続けている人
今日は私で 昔は母、だったもの、

秒針の動きが響くその中央で
テーブルに集う家族たちが夢見たものは
何であったの ....
ようやく晴れた。

長い長い曇り空に軽やかな風が吹き
あっという間に青空が現れた

ユーミンが言う中央フリーウェイに乗って
先週見かけた富士山をまた眺めた。

さぁ、次は何をしよう。
 ....
古い家の
庭の奥にある
沈丁花が匂い始めた
古い家の
古い歴史の
春の匂いに
春の陽が
陽だまりが
町中が染まっていく
もう誰も生きていなかった
古い時代の春が
足元から広がって ....
おとこが夜中にやってくる
そのおとこは生まれたことがないのである
いっしょにゆこう
どこへ
とおくへ
くちびるでかすかに笑っている
いそいそと身を起こして
服を着て出ていこうとすると
 ....
手綱に導かれながらよろめく
いつの間にか鉛の靴を履いた

老いに削られ痩せ衰えた体
荒々しい息が吐き出される

ひとつひとつ生まれる幻影
熟さず霧散する己を舌で追う

間もなく土に帰 ....
その日あなたはこの場所に立っていたんだね
激しいビル風が時計台の鐘を余分に叩いて
さぞかし五月蝿かったろうね
私マフラーを何重にも巻いて
冷たくされても平気だった
だってあなたの好みなんて興 ....
私は君と手を取り合って生きていく、
なんて感傷的な表現が嫌い
怯えて無味乾燥でドライなフルーツ
牛乳が混ざり120%還元セール
うるさい子供が嫌い
オレンジジュースとコーラとポテチを
与え ....
花びらと油虫-


さらさらと指のすき間からなにも零れない


さらさらと指のすき間からなにもかもを零す美少女は
なにかを留める気などさらさらなく
校舎のような屋上から
花びらへと ....
階段の上に立つと眺めがいい
どこまでもずっと見通せる
そうしてどの階段にも
またその後ろに秘密の階段がある
それが素敵だ
神様、わたしを知ってるかい?
何度か願った者だけど
神様、わたしを知ってるかい?
なんだい、なんだい、
忙しいかい?
優先順位があるのかい?
うまれた順かい?背の順かい?

もういいか ....
緩やかに
空気が流れる
弥生の宵、
懐かしい匂い
鼻腔を巡り
大気圏から降って来る
息吹く命の源を
ゆっくり静かに呼吸する

 ああ、魂はうっとりと
 息吹く命の香に包まれ
 何 ....
一晩中軒がガタガタとなっている
大きな手が壁を叩くような音がする
このまま屋根がなくなりそうだ
この屋根が飛ばされたなら
ボクもボクの暮らしも無防備になる
これが自由ということであればだが
 ....
かつて健康だった時、責任も余り無かった時、自分の中のどろどろした感情を殆ど感じずに済んでいられた時、ぼくはよくピクニックへ出掛けたものだ。天気が良く、気持ちのいい風が踵を掠めるような土曜の朝などはとく .... あるいはがらんどうの街に棲む
たまさかさびれた繁華街で遊ぶ

恋の歌は春の猫のように
かなしいやさしい歌だろう

愛は重すぎていつも栄養学的に
分析できないものなのでしょうね

失わ ....
昔 ベトナムを旅行した日に
戦争歴史博物館に僕は入った
様々な思いを感じさせられながら 展示された写真の数々と
そこで使われたのだと言われる兵器を僕は見ていた


僕はその事実を知ることで ....
水族館へいきたかった。動物園へいきたかった。映画館へいきたかった。プラネタリウムへいきたかった。遊園地へいきたかった。じつはぼく自身、それ程好きじゃなかったのだけど、一緒に行った人が「わぁー」って喜ん .... 海よりもとおい海の
浜辺には声の真空があり
水と石だけがきざまれて在る

列島の等高線をきりおとして
おんなたちは口々に
あれが星の曲率なのだとささやく

だがひとえに言ってしまえ ....
僕 は
僕 僕 僕 は

季節外れの海浜で
生成色の薄ら湿った砂を
ざんざん と蹴りながら
ただ独り言ちた

午前10時の 日立の海
青白く続く空の果ては
限りなく力ない空虚
こ ....
また怒られてしまった
しかし、忘れてしまおう
いや、忘れられるものか

悟りを開かないと出世できんのだ
出世できんと生活出来ねぇんだわ

ぼくはさんざん血を吐いておりまする
でも、解脱 ....
立ち寄った風に
何処に行くのか尋ねた

風はそれには答えず
貴方は何処に行くのか尋ねた

何処にも行かないよ
と私は口ごもった

全くの戯言だと
中途で気付いたからだ

風は別 ....
主治医に休むようにと言われてね



主治医に休むようにと言われてね、まだ頑張らないとって思ったけど、主治医に休むようにと言われてね、まだできてないって思ったけど、主治医に休むようにと言われて ....
春になると

あたたかい

おひさまが日差しを背負わせてくれる

味わいたいのはあたたかなスープで

抱きしめたいのは大切な体温

あたたかな一日である
{引用=「不思議な天気」}

I don't know why but
{引用=何故だか}

I like "the sun shower"
{引用=「天気雨」が好きだ ....
山人さんのおすすめリスト(5739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
復興するまで復島県- イオン自由詩1*21-3-11
夕焼けの記憶- 道草次郎散文(批評 ...5*21-3-11
地層と人- 道草次郎自由詩5*21-3-10
歩行- ひだかた ...自由詩12*21-3-9
風の吹く午後- 服部 剛自由詩421-3-6
三面鏡に挟む春- ただのみ ...自由詩4*21-3-6
誕生日のきみに- 梅昆布茶自由詩1121-3-6
くりかえしの水- 為平 澪自由詩8*21-3-6
アフターダーク- ラムネ自由詩121-3-6
匂い- 黒田康之自由詩221-3-5
- 春日線香自由詩11*21-3-4
老犬- 宣井龍人自由詩16*21-3-4
舌と筈- 妻咲邦香自由詩121-3-4
インスタントなドライ- 這 いず ...自由詩221-3-4
2Χ0- 末下りょ ...自由詩2*21-3-4
階段の上- 黒田康之自由詩421-3-4
神様、- 高山夕自由詩221-3-4
来る春- ひだかた ...自由詩821-3-3
- 黒田康之自由詩121-3-3
ピクニックへの餞- 道草次郎散文(批評 ...3*21-3-2
春のうた- 梅昆布茶自由詩1221-3-1
昔ベトナムで- 番田 自由詩521-3-1
カナリヤ- 道草次郎散文(批評 ...2*21-2-27
海のパース- 新染因循自由詩16*21-2-25
6号線を下って-日立の海で砂を蹴りながら- Giovanni自由詩5*21-2-23
出世したい来世- 入間しゅ ...自由詩1021-2-23
風に尋ねて- 宣井龍人自由詩10*21-2-23
主治医に休むようにと言われてね、- 入間しゅ ...自由詩521-2-22
春の日- 黒田康之自由詩321-2-22
Strange_Weather- 墨晶自由詩3*21-2-22

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