あじさい柄の、
日傘が咲いています。

梅雨の間の、
晴れの日の、

左目が痛みます。
叫びは暗闇に飲み込まれ、おれたちは
財布を落としてきたみたいな心もとない気持ちでいる
神さまは金持ちにだけ整理券を配り
おれたちには聖書みたいに硬いパンを施すだけさ
適性検査を受けて戦いに ....
この夏に飛ぶはずだった白球よ、君はバニラアイスではないはず!
この夏を溶けることなく越え、君はいつか必ず青空へ駆けるはず!
気づいたら
こうしてインターネットの宇宙に
言葉を蝶々の折り紙にして
息を吹きかけて飛ばしている
私がいた

だけど
表現の自由が無限に与えられてるなんて
あり得ない

けして
 ....
カゲロウのようなヒトだと
おもったんだ。

はじめて
からだをあわせたしゅんかん、
カゲロウのようなヒトだと。

うまれたときから、
たべるための、
はなすための、
クチをもたない ....
落ちこぼれの僕たちは、硝子瓶の外へこぼれ落ちてしまおうぜ。
美しいだけの硝子瓶の外へ、泥臭いトレッキングブーツを履いて。
片田舎の単線はこころの隙間を
ゆっくり増やしてゆく時間がある
まるで泥水のなかを泳ぐように
深くヘッドフォンを刺す

信号のない、点滅した街の
壊れたコンクリートの道を
みんなに ....
夜明けの太ももは
物事を知りすぎて
動く気配もない
左よ、流れろ

真夜中のフラッシュバックに
首筋が次々と
反応したからなのか

カーテンの隙間に殺菌される
右脚が
あきらめ半 ....
今日も空は青かった
にこりともせずただ青く
無限の沈黙のうちに
それは在った

今日も私は無力だった
宇宙の虚無に耐えかねて
あなたにあることないこと
喋っていた

今日も黄昏は優 ....
 

今夜は魚の塩焼
ちょうど良く焼き上がって
美味そうだ
食べようと箸を近づけたそのとき
そんなはずあるまい
魚と目が合った
どうかしたのと向かいの母が尋ねるので
なんでもないよと ....
名前が
水たまりに落ちてて
のぞくと君が宿った
空のひろい方を
私は知った
朝起きて
カーテンを開ければ
片目の右は色を失い
半分白黒
週刊少年ジャンプ55ページみたい
左から右
スズメバチが私の視界を横断する
鮮やかな黄色の体躯
右に移れば
腹の濃い黒と薄 ....
そうこうするうちに
なんだかつめたい夕暮れがきて、

影たちがふれ合う
街は灯る
日々は揺れ
そこかしこで蓋がひらかれる

完全な夜がどこにもない
まぶたの裏にも
スカートの中 ....
 瓜田リウはストーカーである。正確には市の市民生活部共生局共生推進室特別調査員である。共生推進室とは「みんなも、みんなじゃないひとも」をスローガンに、深刻化する住民の孤独の問題に取り組むべく設置された ....  菜の花を食べて
 咳きこんだ


 あの日の熱は
 そのあたりに置いてある
 曇り硝子
 ロー・テーブル


 けれども 一体どこなのだろう
 ぼくはきみを見たことがある
 ....
果てしない空にいる
姿なきしゃにむに
あるときは
つまづいて転がっていく石ころ
あるときは
風が止まったやにわに交わすキス
ときどき現れては
影だけを残して
もとからいなか ....
アレが来た夜
紫色のコガネムシは
仲間の死骸を食んでいた。

ニュースキャスターは
アレの被害者をランキングにして
並べて分析して
怒りを露にしながら
内心
自分がアレになっていない ....
降り続ける雨は永遠の化身
わたしたちは閉じ込められている
どこかで花の匂いがするけれど
確かめに行くことはできない

濁った窓の外から聞こえてくる
心を削り取る無数のノイズたち
に耳を傾 ....
お酒とバカ騒ぎの魔法が色褪せ
宴の糸も解れて独りになる時刻
酔いが醒めると共に膨らんできた
得体の知れぬ不吉で黒々とした塊から
逃げるように入ったファミレスの
無機質なトイレで化粧を直せば
 ....
とてもつらいことがあったとき

暖かいご飯を一口食べて

涙が止まらなくなったことがあったな



生きるって

そういうことだな
私は魚ではなく
人だから

海は
陸とつながってる部分が
好きだ

見渡す限り海だけの映像は
空恐ろしい

そこに岸があるからこそ
安心して美しいと思える

そして
岸から ....
愛は真っすぐ丘を登って行った
蹄の跡を頂に置き去りにして
光は渦巻いている
春の風がむき出しの土を{ルビ弄=まさぐ}っている

あの日太陽を塗りつぶしたのは誰だったか
わたしの心臓を突き刺 ....
世界は薬品用小瓶に入っていた。

そんな朝に動物園でキリンが

生まれたよ。



きみは喜び、驚いた胸の地平線から

太陽がのぼり世界を照らす。



ぼくたちの世界 ....
空間に
手を差し出し
ゆっくりと
上下左右にかき混ぜる 
けれども
存在する
はずのグラスは
見つからない
空間は
次第に重く澱んでいき
だらんと開いた手のひらに
粘りつくように ....
たれさがりが奇麗だね
魚竜の鰭の一夜干しかと思ったよ
春のおわりを
そしてそれは夏のはじまりを
予感させる
夜の漆黒の稲光
瞬間を狂喜する視覚野
背後から呼ばれたような気がした
雑踏に立ち止まり振り返ると
それは自分ではなかった

ぜんぜん知らない誰かが
知ってる人間を偶然見かけたらしい
呼び止めて懐かしげに言葉をかけていた

 ....
人権を守るべきか

人命を守るべきか

否 否 否

2020年の春も終わった

やはり独我論に至らなければならない

国家にころされてはならない

水たまりに気を ....
瞼のおくに
鼓動がやどって
かなわなかった祈りも
血肉となって
いつか
癒える日を
ゆるさないでいる

それぞれの
さいはてに立って
白い旗をふる
くさはらのそこここは
まあた ....
バターは素晴らしい
バターは偉大だ
バターを見ているだけで幸せな気分になれる
人類はバターの前にひれ伏すべきだ

おかしいな
ぼくはバターが好きなだけなんだ
それがどうしたことか
こん ....
あなたがわたしの近くや遠くにいる
騒がしいので目を塞いでいた、
この暗くて曖昧な場所に
午後の日差しがようやく届き始める
長い時間がかかって
忘れ物はないかとポケットを確かめる
駅の時刻表 ....
山人さんのおすすめリスト(5886)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
残った夢- ナンモナ ...自由詩11*20-6-9
ロックンロールはだれのため- ホロウ・ ...自由詩8*20-6-7
白球- クーヘン自由詩7*20-6-2
たがら何と- こたきひ ...自由詩620-5-31
いつも- 草野大悟 ...自由詩120-5-30
落ちこぼれ- クーヘン自由詩13*20-5-29
JKだって自殺したい- ゆるこ自由詩9*20-5-28
代謝- 木葉 揺自由詩820-5-25
今日もまた(改訂)- ひだかた ...自由詩720-5-24
命日- 自由詩13*20-5-23
空が落ちてる- かんな自由詩13*20-5-20
色覚半半- 秋也自由詩6*20-5-20
なんだかつめたい夕暮れがきて- はるな自由詩720-5-18
震え- ブッポウ ...散文(批評 ...220-5-17
菜の花- 草野春心自由詩620-5-17
しゃにむに- 自由詩11+*20-5-17
アレが来る- asagohan自由詩320-5-13
やわらかい牢獄- もとこ自由詩13*20-5-10
もう若くない- もとこ自由詩7*20-5-7
茶碗- ガト自由詩6*20-5-4
堤防- ガト自由詩7*20-5-4
術もなく- ただのみ ...自由詩10*20-5-3
非常事態宣言が出された日- フリーダ ...自由詩920-4-29
空と盲目- ひだかた ...自由詩920-4-25
終雷- ナンモナ ...自由詩8*20-4-22
傷口が塞がらない- こたきひ ...自由詩720-4-19
ケムール人はこう言った- ナンモナ ...自由詩6*20-4-17
くらげの骨- むぎのよ ...自由詩10*20-4-16
バターのうた- 一般詩人 ...自由詩820-4-15
あなたがわたしの近くや遠くにいる_____________( ...- ふるる自由詩520-4-14

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