海原をぎらつかせ 燃えている タンカー
空をぬるぬると鈍らせる 採掘場は炎の上
砂漠の皮膜を滑るように撫でるのは
水汲みの女 干乾びず 永い時間をかけて染み込む
水滴の艶 丸み なんて美しい女 ....
叔父がつくってくれた
平べったい玉子焼きをたべてから
小学校にでかける前に
ぼくは儀式をはじめる

父と母がまだ寝ている四畳半の寝室をすこしあけて
二人の寝姿を視野におさめる
それから目 ....
笹を切り ( 橋を渡る
)春過ぎて)風は方舟 )木漏れ日に(うねる瀑布の堰
それは、幾度か荒波を乗り越えてきた稜線
回顧する遠来の砂」
光、深く、奥へ、
奥へと足跡を辿れば
 ....
私には、物事の正しさ、何かしらの真理、確信、誠を、得よう
それらに、近付こうという、考え、向上心が、ありません。
出世や裕福さ、社会的に、自らを高めようという、生活意欲が、ありません。
何一つ自 ....
梅の花の香りを嗅ごうと
背伸びする私を視ずに
君は宙を眺めてる
白いワイシャツ姿の
君の周りだけ
特別に星が飛んでる

君の傍で季節を感じたかったし
まだ知らない景色を
穏やかな気持 ....
困ってる人がいたら声をかけてみます。
「アラアラ」「どうなさいました?」
なんてね。

泣いている人にはどう接していいかわかりません。
でも、やっぱり声をかけてみます。
「アラアラ」「なに ....
{引用=
鳥がなぜ飛べるか知らないように
花がなぜ咲けるか知らないように
人はなぜ生きるか知らないから歩いていける
手を繋いで不完全を積み上げ
明日へしかいけないいのちの行進

あやめる ....
生きる価値なんか無いクズが生き残ってしまった。
死ぬべきなのは誰よりも私だったのに。

目を閉じて、
目を開けて。
貴方と一緒にワルツを踊りましょう。

どうにかして私が貴方の為のヤ ....
魚たちは
丘に打ち上げられ
濁った空気を吸っている
けものも
けだものも
身を潜めて眠っている
鳥たちはどこか遠く
姿を見せない

灯りのない街を
明るい部屋で夢想する
シ ....
ていでんのよる
きみとみていた

あのよぞらを
わすれない

ほしでみたされていく
あのよぞらを

いきのびて
みていたよるを





せいぎのみかたは ....
膿んだ傷のある腕を
長袖の服で隠して
調子の外れたハミングは
いつでも古いシャンソンをたどって
彼女はマリーと呼ばれていた
マリアンヌみたいなコートを
いつも着ているせ ....
空の途中の領域
中途半端な浮遊感と一緒に
風を翼に受け
停止したまま浮遊する
彼だけができる芸当

地上を常に意識する狩人は
樹木の枝葉の間から
    見え隠れする野鼠ほどの小動 ....
彼や彼らが死んで
しばらく経ってから
君は埋葬する
そして理解する
人は死んでも星になんかならない
人は死んだら死体になる
そして記憶になり
いずれ忘れ去られる
埋葬される者はまだ幸運 ....
剃刀の刃のような罪悪感を拾うために
目を閉じてしまう
わたしは弱虫です

薄っぺらで
重さなんてほとんど感じられないけれど
痛くて
涙を流してしまいそうです

指先の小さな傷
それ ....
おやすみなさい 
お手上げ 手に負えないよ あなたのせい 
おやすみなさい まあお聞きなさい 

赤子が泣いている
泣いてる事を伝えたいのだ 
泣きすぎて泣き声しか聞こうとしない
顔をぺ ....
のどの奥を通過する透明な言葉
そしてからっぽになってしまう

だからってむやみに捨てないで
それは見えないだけで在るから

いろんな色のドリンクみたいに
きっと知らないものを含んでる
 ....
彼女の耳にかかるピアスの鋭さは
柔らかな曲面を拭い去る
針の先端のくぼみに
黒ずんだ色素の集合は
次第に広がりゆく
いつしか連鎖物は全身にまわり
一番外側にあね膜は
ひらりと脱げかわる
 ....
言葉など無力でしかないと
何度思い知ればいいのだろう
たった一滴の水をとめることもできやしない

いつの日も
私の言葉が間に合ったことはないのに
うたをうたわずにいられないのだ


 ....
土曜の午前6時
カーテンを開ければ 外は雲ひとつない晴れた空
散らかった部屋を朝日が容赦なく照らし出す
食べ散らかした冷めてしまったデリバリーピザ
飲み散らかしたいくつかのチューハイの空き ....
自分自身に無い自信/だから人を避ける知らない内
鏡で顔を見ることも嫌で/何も出来なくて来る者拒まずで
僕の全てに対して好意的/なだけで惚れてるもう既に
脳内では勝手に彼女に変換/だけどおさわりし ....
十代は
写真集
んー、武田久美子
二十代は
アダルトビデオ
んー、樹まり子
思わず手が伸びる
パンツの中
ああ今日も
オナニー
んー、部屋は閉め切り

自転車で覚えたと
んー ....
 

鉄鉱石の中にある海を
小魚が泳いでいく
夜の明けない方に向かって

今日は海が重すぎるから
いつまでたっても
カモメは空を飛べない

そしてわたしは
シャボン玉の作り方を
 ....
文学や報道が

対話や歴史が

この国をこの世界を

果たしてどこに導いたのか

言葉は無力か

雪が青い夕暮れ

見飽きた景色

それを揺らしている

移動している
 ....
おじさんが木にとまっている
電車に揺られて

散歩ではなく
捨てられなかったものへ戻る道だから
みんな
しずかにね

うすよごれた体液が入ったポットを
持ち帰るのね
まいにちまいに ....
夜 眠る前に
街中でそっと
花火を打ち上げることにした


それは
音のない花火


暗闇の中に
現れては広がる
色とりどりの
懐かしいひかりだ


目を奪われるのも
 ....










糸のような雨は天国から地上に降ろされた蜘蛛の糸
かもしれない。白く刷毛ですりおろしたような雨た
ちは地面を捉えようとするのか、地の底の底 ....
牡丹雪ふわり
君が舞う
見とれているうちに
悴んだ僕の手
のそりと進む冬の雲
近 々   戦 地 へ 発 つ と 聞 き 及 び ま し た


渡 し た い も の が あ っ た の で す が   
間 に 合 い そ う に あ り ....
ATの仮免に落ちる
友達は受かる
ATの仮免に落ちる
S字の縁石に乗り上げる
ATの仮免に落ちた
みんな受かったのに
ATの仮免に落ちる自分は

荒涼とした大地に芽吹く
寒空の下に頬 ....
にょうさん
にょうさん
尿酸値が異常に高いのよ
そうよ
父さんも同じもの食べているから
高いのよ

にょうさん
にょうさん
何が好きなの
そうねえ
各種肉でしょ
あっ、モツが大 ....
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