早朝四時に哲学をする。
窓の外はまだ暗い。
夜と朝の過渡の時間。
現在地。
哲学とは何ぞや。
らいおんがそんなことを考える、
(梢という言葉を初めて聞いた)
そんな話を小学生のとき読 ....
生前は
それは腕の立つ人であったそうだ
また 根っからの旅人であったという
世界を旅して
知らない土地で
知らないものを見るのが
彼の生きがいであったそうだ
今となっては
生前と言 ....
詩を書き始めたのは何故だろう。多くは現実逃避が目的だった。人と、異世界に旅立ちたい。人としての言葉をかたることには成長させる意味などないのだと知っていたのだが。そうすることを許してくれたのは、気心 ....
人生は素晴らしい――
という言葉はいらない
洋鐙のらんぷの灯る名曲喫茶にて
物語の「 」だけが、真実です。
ビールを飲んだ僕のからだは
北国の暖炉みたいにほてっとあっだがぐなってくる。
心臓がどくりどくりと高鳴ってくる。
このボールペンを持つ手も、震えてくる。
しゃんそんっていいなぁ・・ ....
余計に見るからだめなのだ
だから
動けなくなってしまうのだ
考えるからだめなのだ
だから
帰れなくなってしまうのだ
すべてが既に
おまえより暗い
人が作った柱の上で
....
月が消え去った
その予兆はあったのに
みな新月の日だと想っていた
しかし 何日待っても
満月も
上弦の月も
下弦の月も
三日月も
夜空に現れなかった
月面の裏に存在したモノリ ....
悲しいこと
諦めること
薄っぺらい選択。
大切なもの
核となるもの
を切り取って眺める。
右折すれば変化が待っている。
恐れることはない。
死ねば両手も焼かれるのだから。
....
私の内側で眠るもの、を解放してくれる人や理解してくれる人を愛しては不可ない。
陰部、人目に晒されず、暗いところにある、やわらかな部分。
躊躇無くそこに触れてくる生き物を受け入れては不可ない。
無 ....
不摂生を続けた日々が
まるで罰のように
四十男の肉体と心を
蝕むその日まで
食い続けよう
遠くで点滴を打ちながら
何も症状がなかったとしても
俺を見捨てた医者を
憎んで生きるより
....
さくらはなびら
ふるふるふるる
さくらうすべに
きらきらひかる
ふるるしたにて
わたしみあげる
かぜにまうまう
さくらのふぶき
毛羽立った 古いテニスボールを
空高く 投げ上げる
ナイスキャッチ
捕まえたのは カラスのくちばし
休日の 午前十時
郊外に 散歩中
獲物をくわえたまま ゆったりと滑空するハ ....
午前四時
ブラインドの隙間から
まだ薄暗い
早朝の通りを眺める
摂氏3℃の空気を
どうってことないニュースを運ぶ
スクーターが切り裂いて過ぎる
浅い眠りが
頭にこびりついて離れ ....
塩漬けの豚肉を噛んで
その合間にビールを飲む
暮らしは歯車の間で粉々になる
粉々はグリスで練られて
出来損ないのドーナツみたいな姿
午後の闇の間でしばらくもがいて
怒りで角を生やす ....
さくらの花びらにあなた宛ての
手紙を書きました
そろそろ、そちらにつく頃でしょう
花びらが散りましたら
したためた詮無き ....
目に見えないものばかりを見つめようとしていた。自分が、他人の中にいるのだと気づかされた。遠い日には、子供だった僕。アメリカの古い歌ばかりを聴いていたっけ…。僕は、壁のレンガばかりを見つめていたものだっ ....
風が強く吹いたとき、
地球の時間はたしかに止まってしまっていた
工事中のビルはもうそれ以上育たなくなってしまった
強い風がすべての自転車をなぎ倒した
風が強く吹いて、
地球の時間は置いて ....
波うちぎわをみていた
よせてかえす、
よせてはかえす波のふち
足をあらい
かぼそい時を分断し
つまらぬ生きものを
生かしていた
視線をあげて
ふと見た
あかるくあおい
水平線
....
120319
プーブカ鳴るラッパの音で目を覚ます
漁獲規制の銅鑼が鳴り
天ぷら長屋で眼を覚ます
騒がしい朝の訪れに
着流し ....
曇天である 世界の空は
いずれの国
いずれの人
いずれの罪にも
均しく
寂しさが降り注いでいる
重々しく
曇天からは寂しさが降り注いでいる
宇宙で最 ....
意味もなく
きみの匂いを嗅いでいる
そこには
しあわせだとかふしあわせだとか
そういう類のものは
感じられない
春先のつめたい空気の中
アイスをほおばる
その口元
きすをするのに ....
特に書くこともないが、何もやることもほかにないので書き始めている。書くことのないのは幸せだ。書くことは、書くことがあるのは幸せなわけがない。恨みつらみを持った人は書くことが ....
高層ビルから見渡すと月曜朝のビル群はとても礼儀正しい
きちんと整列して太陽先生の訓話を聞いている
向こうの背の高い男の子たちは揃いの制服
近くの背の低い女の子たちは色とりどりの私服
み ....
深夜、少年は目覚め
布団の中でもじもじとする
少年は何かを予感しているのだ・・・
少年は何かを待ち受けているのだ・・・
深夜、少年は目覚め
窓を開け無意味に夜空を眺める
....
数多くの死体が目の前に散らばっていた
私は 風景を見つめていた
それは 何のためだろう
誰のためだろう
わからないけれど 街は どこにも 見えない
夜の闇の中を走っていくトラックドライバ ....
わたしのひたいを
ぬらす、ひかり
なまえをよんで
かしこいねこは
ここでねむる
なまえをおぼえた
つまさきが
やがてとどくまで
わたしのてのひらを
ぬらす、ひかり
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人は87年間考えて、
考えて考えて、
考えて生きていくと、
いったい何に成るのだろう。
心に硬い硬い殻を纏った
岩石にでもなるのだろ ....
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの
いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった
かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
....
去っていったものは
はじめから出逢ったことのないものと
想えばいいこと
背をむけたものは
はじめから背だけを見せていたと
想えばいいこと
そしてぼくは幼い頃に戻るだけ
独りぼっち ....
知っていること、知らないこと
どちらもきっと沢山あって
多分、僕には何もわかっちゃいない
ただ、僕は、
君が蕎麦を食べる時の顔が好きなのだ
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