俺も60になる。
じつにいろいろなくしてきた。

育ちゆく過去でさへ
朽ちてゆく未来にも

信じるのは事実のみ。
あらゆる記述は虚構。

なにも戒めるつもりはない。
死ぬん ....
朝、温めたミルクの上の薄い膜に
ちいさな子どもたちの
つけた足跡を見つけると
その日、いち日中
胸の奥で
ちいさなサーカスが
開演するので

すこしうるさい
おまえは、
おまえ、という
やっかいなやつを
みごもってしまった
孕猫だ。
  
赤ワインをかたむけながら
あいつが、ぼそっと、いった。

うまいこというなぁ
カルボナーラをほおば ....
髪がふさふさしていた
あの日に帰りたい
肌がつやつやしていた
あの日に帰りたい
妻と手をつないでデートしていた
あの日に帰りたい
バリバリ仕事をして飲んで騒いでいた
あの日に帰りたい
 ....
何もかもが
ゆるされていくような
冬のおわりの鍵穴を覗くと
幼い春が
喃語でつかまり立ち
(あ、ぶぅ。)
ひらかれてゆく胸のうちでは
とても鼻のきく仔犬が
雨をより分ける

雨上が ....
特にこれといって上手く続けられる仕事もなく、思い出したように働いては数日後には辞めている俺たちにとって、のんびりとしけこめるモーテルなんかあるわけもなく、だから俺たちはいつでもなんとかガソリン代だけを ....  

 今朝は寝起きから眠気がなかなかとれず、なにかイベントめいたことがある日は必ず眠たいので、今日もなにかあるのかな、と思いつつ過ごしたが、平凡な日だった。

 朝食はトースト二枚にヨーグル ....
ちょっと待ってね
という間に五行は終わって
つぎの五行を考えている暇人は
たぶん僕ぐらいだろうな
五行の緩さがとても好きです
作りかけで壊れた
断片を繋ぎ合わせ
星のように祈った

暗がりから白手が伸び
祈りのカタチを崩していく 

後腐れのない別れ、転がる骸

哀しみは億万と木霊し
形態は次々と破壊され ....
お花があって
それから
けむり?
雨ふりの森の中みたいな
ちがうよ
びゃくだん!
くすくす
しっ!
こえだしちゃ だめ
おそーしき?
そう
おそーしき
ぼわぼわって空気が
静 ....
2022.01.28(金)

 さて、禁煙をはじめようと思った。考えた。
おそらく、もっとはやく煙草はやめるべきであった。私は脳に障害を負っているのだが、煙草はその薬のとりこみを阻害するのであっ ....
白く切り取られた窓枠を
鋭角の冷たさで打ちつける
無数の横顔が
冬の静脈に溶け込んでゆく

*

血の色をした道標を
ひとつ、ひとつ
指で辿りながら
埋葬した言葉を
ひとつ、ひと ....
海の鉱石は
どこにあるのだろう
潮水
浜辺の砂の中
海底の岩窟
松毬魚の眼球?
独りぼっちのエメラルドグリーン
ずっと見惚れていたいけど
視線は波にさらわれて
浮島の両脚のように ....
わたしがまだ幸せの形をしていた頃、恋人と暮らしていた
春の夕暮れの匂いのする水槽の底で、わちゃわちゃと低砂をつつくコリドラスの口許にある二対のヒゲのように仲良く暮らしていた
彼は時おり水面から顔を ....
仮寓の蝸牛には
やり残したことがいっぱいあるのだが

奇遇という気球に乗って
無音の空の旅をしてみたかった

修羅場という修羅場がなくて
絵になる風景も知らずに

雑踏に紛れて遺伝子 ....
「かかったらかかったで
その時に考えましょうよ」
いちいち不安がっていては
心が持ちません
感染拡大のテレビは
見すぎないように気をつけましょう
不安も拡大していきます
「正しく恐れる」 ....
僕は無を感じ取る
僕は窓の外を見て 立っていることで
僕は一本のタバコの煙を吐き出そうとしていることで
僕は冬の布団に潜り込むときに
僕は寂しげな音楽を思い浮かべている 
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく

残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る

(人生の椅子は失われ
 ....
若く美しいモデルもまた画家をみつめている



背景は色彩を分割する役割しか与えられず


一つの静物も足されない



窓からの景色はいつまでもあらわれることなく

 ....
いつつけたかわからない傷口が急に、
息をするように濁濁とさせた
特に痛みは感じないのに

意識が揺らいでいくのを、当然のように身を任せて

宵闇に細君は竹林と透かして、
永遠の処女に咥え ....
嫌いなことで身を滅ぼした人は
聞かないが
好きなことで身を滅ぼした人は
数知れず
好きな酒で
好きなタバコで
好きな賭け事で
好きなスポーツで
好きなゲームで
好きな食べ物で
好き ....
当時、カレーライスという料理はそれほど有名ではなかった。カムパネラが初めてそれを食べたのは海の上だ。それは「沈まない要塞」と呼ばれ、バロック調の広間や食堂を備えたとても戦艦とは思えないくらい豪華でお洒 ....  
2022.01.22(土)

 今朝は六時半に妻に起こされた。
大寒の朝である。窓開け放てば青空、春をおもえば、現状に溜息ばかり。

 ともかく去年の年末から、自由律俳句を書き落としつ ....
何の解決にもならないことは
分かっているのに
また紙巻タバコを買ってきた
今、一時、良ければそれでいいと
問題を先送りにしているだけだ
これでは現政権がやっている事と
同じじゃないかと思う ....
まったくお前みたいな可愛い夕焼けにつま先で挨拶すると深海みたいな鱗が踝に貼り付いてプラタナス並木が裸で震えてら
俺は嘘つきでインチキな星座だプラネタリウムの秘密を暴かなきゃならないし何処までもプラス ....
なんにもしらない明日が
瞳を
ゆっくりと 
あけるとき
朝が
ざんこくな産声をあげる。
最近やたら難しい漢字を使った詩が多い。いちいち検索するのも面倒なので
、そんなものはスキップする。いったいこれらの詩の作者たちは何様なのだ
ろうか。有名な詩人のものなら、そんな手間をかけても読む価 ....
 今日も、妻の体調が優れず、コンビニエンスストアで妻におそば、私はカップラーメンと、夕食を買ってきた。
 こづかいを食費にあてるのも心配なので、はやく妻には全快してほしいものだが、心因性の病気な ....
石油になっていく鳩の群れをみていた


盗み見られることで失われるものなどなに一つなく

ウォールストリートジャーナルと朝日の波間で
水鉄砲を撃ちあう月曜の子供たちが

迎えの車を ....
冬の曇天が続き部屋の中は寒い
セラミックヒーターから出る温風だけが温かい
背中で詫びながら
16本390円のフォルテをまた買ってきた
1本149円のコカ・コーラも止められない
赤字覚悟の確信 ....
山人さんのおすすめリスト(5886)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言いたいこと- ナンモナ ...自由詩3*22-2-8
サーカス- ちぇりこ ...自由詩522-2-8
孕猫- 草野大悟 ...自由詩322-2-8
残り火- zenyama太 ...自由詩1*22-2-8
立春- ちぇりこ ...自由詩722-2-7
ボロボロの壁- ホロウ・ ...散文(批評 ...4*22-2-6
日記_2022.02.04(金)- 田中恭平散文(批評 ...422-2-4
五行詩- マークア ...自由詩9*22-2-3
- ひだかた ...自由詩1222-2-2
good-bye- ちぇりこ ...自由詩822-2-1
禁煙_2022.01.28(金)- 田中恭平散文(批評 ...322-1-28
冬の雨/夜- ちぇりこ ...自由詩1222-1-27
海の鉱石- 壮佑自由詩11*22-1-27
コリドラス- ちぇりこ ...自由詩4*22-1-25
蝸牛のうた- マークア ...自由詩18*22-1-25
コロナ感染情報- zenyama太 ...自由詩2*22-1-25
冬のオーディオ- 番田 自由詩322-1-25
光の午後は渦巻いて- ひだかた ...自由詩922-1-24
裸婦- 末下りょ ...自由詩8*22-1-24
座礁- あらい自由詩222-1-24
好きなこと- zenyama太 ...自由詩1*22-1-23
戦艦パラダイス号- atsuchan69散文(批評 ...3*22-1-23
日記_2022.01.22(土)- 田中恭平散文(批評 ...322-1-22
途方に暮れる冬の宵- ジム・プ ...自由詩3*22-1-20
プラネタリウム- ちぇりこ ...自由詩7*22-1-20
明日の瞳- 草野大悟 ...自由詩222-1-20
あらたな詩小説の世界- st散文(批評 ...422-1-20
日記_2022.01.19(水)_夕べ- 田中恭平散文(批評 ...322-1-19
投票の朝- 末下りょ ...自由詩3*22-1-18
みんな疲れているんだよ- ジム・プ ...自由詩6*22-1-18

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