とんでもない
好きでもない
嫌いでもない

一緒にいたい
わけでもない
もう別れたい
わけでもない

なんでもない
が積み重なり
どうでもない
ことで争って
一人でもない
 ....
夕暮れと焼き芋

晩秋に映える

落ち葉をクシャクシャ踏みしめて

公園のベンチに座って

君は皮を残す派

食べちゃう派

赤い夕日に照らされて

片手に焼き芋持ったまま ....
夕方に
スーパーマーケットの食品売り場で
品定めをしながら
行ったり来たりしていたら

中年女性から、突然
「イタヤ君⁉」と声を掛けられた

吃驚して声も出せず
マジマジと見詰めてる ....
「お客様は残り3時間で亡くなります。その辺よろしくお願いします。」
某所、M区にあるフレンチレストラン。僕は彼女の光希(ミツキ)と来ている。
「いや、どういうことだよ。」
俺は思わず怒鳴り声をあ ....
寒い、銀河があるだろう?
私はそれに話しかけているんだよ
言葉は空から降ってくる
みんながそれを浴びるといい
私の顔がゆっくりと拡がっていく
薄い、銀河に

みんなが言葉を浴びるといい
 ....
穂のゆれる
夕方まえ
ゆれてるね といい、
すわったまま
夜をむかえる

つめたい月をちぎっては
たべ、
いくつかの
物語で暖をとり
ちらばった行間をたばねて
舟を編んだ ....
真昼の空、俄に暗くなり
青い青い地球 巨大に浮かんでいる

凝視しながらわたしは
驚きの余り震えている

存在していることのただ異様

青い青い地球 ぽっかり浮かんでいる



 ....
兎に角お金が無かった
手っ取り早く稼ぐのに
趣味と実益を兼ねた商売に
ホストになろうと思い立ち
当時
梅宮辰夫の店で知られていた
「レデースクラブ梅宮」を
面接しようと電話したが
酒は ....
地方巡業にも格付けがあるらしく
歌手とマネージャー二人で
車で移動しながら
キャバレーやクラブを
巡業していた演歌歌手の
付き人をしたことがある

演歌歌手は移動中
のど飴を舐めながら ....
忌々し気にジャングルブーツでガードレールを蹴飛ばした女を横目で見ながら今夜の行く先を探してる、夜は突然に身も凍るほど寒くなり、そしてポケットには僅かな金しかない、一時間でいい、ほんの少し腰を下ろし .... 繁華街の雑踏で背後から呼び止められた
気がして
思わず立ち止まってふり返ると
自分ではなかった
と女は落胆した

知らない誰かが知らない誰かと
そこで偶然再会した様子だった

ただそ ....
光一つない
山の中で
炭をおこした

闇夜をほのやかに
照らす燠を見ていると
忘れたものが
思い出されたものが
くるくると
火花のように
散っていった

刹那!
火が燃え上が ....
表面を撫でるだけの言葉では
伝わらないと思うから
激しい言葉使いも
厭わなかったが
もういい加減枯れるべきだと
いう気がして
どうせ伝わらないなら
何も言わない方を選ぶことにする

 ....
かなしいから
  やさしくしかなれない

かなしいから
 おこることしかできない

かなしいから
 ふてくされる

かなしいから
 いじわるになる

かなしいから
 もってい ....
茄子の古漬けで
茶漬けを流し込む

「もう酸っぱくなってしまったわね」
「ああ、そうだね」

と言いつつ
俺はそれほど
悪くないと思っている
一日の終わりに
地面の端と端を結んで
気球のような空が出来る
飛んでいるみたいで
浮かんだままの時間に
赤く染まってしまう
心も葉っぱも
この瞬間に燃えて
脈だけを感じる
音になるか ....
僕は横たわる
頭は学習机
手は洗面台
お腹はキッチン
お尻はトイレ
太ももは窓から出て
木漏れ陽で
あたたかくなり
つま先で雲の先っぽに触れる
部屋は大地に続いていく
今日は主に庭の雑事、それから農地の草刈りをした。

北信五岳は早くも雪をまとい始めている。秋風の透明さよりもその厳しさの方が身に染みるようになって来た。今のうちにしなければならない事は、早 ....
季節があわただしくすぎてゆく
いま、どこにいるのだろう
さっぱり わからない

わからないから歩いている
ながいあいだ歩いてきたような気もするし
ついいましがた歩きはじめたような気もする
 ....
かくこと
かかないことの傷口として

飛躍し過ぎの言葉
人工衛星
時々
ジャングルジムへ墜落

おんがく
巻貝
自己愛の十六分音符

意味は無意味
咽びのタイミングで
スリ ....
あれは忘年会だったか新年会だったか忘れたけど
職場の宴会の夜
俺はまだ若かったんだ

酒を飲んでもしらふでも
俺は他人と打ち解けられない
性格がどうにもならなかった

いつものように俺 ....
諸事情で母と寝る部屋を交換した。今は独り立ちする前の私の部屋に居る。私の部屋にはロフトベッドがあって、高校時代と大学を入学してた時期はずっとこのベッドにお世話になっていた。今、このベッドに寝そべるとベ .... 詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。

まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。

魚とか青色と ....
雷を髪に飾ることはできる、とあの人は言いました。
プラスチックの黄色い髪留めのことかと思いました
あるいは単なる冗談なのかと

朝食は取らない主義で
それはお腹が弱いから
薄紫の傘が立て掛 ....
西日のざらざらで
描いた影の絵を
なぞる蜜の指
終わろう終わろうと
切っては捨てた
いろいろな物が
日の沈むあたりで
燃え残って鳴っている
世界と水平な心でいて
こまかい こまか ....
毎日ではなかったが
うまい卵焼きをつくって弁当にいれてくれた

君のできる最大限のことをしてくれていて
ぼくもそれは同じだった
お互いずるさはあったけど
ぶつかるとどうしても引けなかった
 ....
この地球もろとも
人間も人間以外も滅びてしまえ
なんてさ
願ったりしたのは
絶望に打ちひしがれたからさ

欲しいものは何も手に入らなくて
いらないものばかり投げつけられてさ
受け止めき ....
生が喉までせり上がって
うるさくなって
苦味とアルコールが手を繋いで踊って馬鹿騒ぎ
ああ
そういうものであれたらなあ
この胃の腑が馬鹿の遣り方を知っていて
薬をアルコールで飲むようなこと
 ....
一人キャンプで火を起こし
網で焼き鳥をする

網目が語りかける

民族という縦割りがあり
男女という横割りがある
能力という密度があって
貧富という奥行がある

目を離すと
焼き ....
飲んだ帰りの電車で漏らしたあなたの吐息が

なにか面白いことないかなとなにげなく呟いたあなたの一言が

ポテトチップスの油にてかる唇から吐いたあなたのゲップが

細くたなびき空に登っていく ....
山人さんのおすすめリスト(5853)
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