久々に浅草の
{ルビ老舗=しにせ}の喫茶店「アンジェラス」に行ったら
すでに閉店していた 

「アンジェラスの鐘」は「お告げの鐘」

もう鳴らない、その鐘は
やがて記憶の風景に響くでしょ ....
真っ直ぐなんて歩けやしない
平らなところで つまずいて

ぬかるみで ぐっちゃりなんて いつものことだし
おいしくない水だって 飲んでしまうし
 ....
あしおとをきいてみよう

どすどす おこってるのか
ばたばた あわててるのか
とたとた かわいいあしか

ちりとてちん らくごかさんかな
ちどりあしの よっぱらい 
ずんずんずん つま ....
何千回、何万回
「死にたい、死にたい」
と私はずっと想い続けた

初めて母に「死にたい」と言った小二の春
「じゃあ、一緒に死のうか」
あまりに簡単な返答だった
人の命は鳥の羽よりも軽いの ....
ちょっと寝ていたら一世紀遅刻してしまった

お詫びにキラリと星を掴む 光になる

星々は銀で出来ていて

地味だけど価値のあるものを燻銀なんて言うけど

地味だけど価値のない私は何にな ....
六時起床
夕焼けのような朝日を浴びる

オレンジ色の卵
ニュースキャスターがヒステリーを起こす頃
目玉焼きかオムレツの分岐を右に曲がる
エネルギー収支で釣り合う選択を
自由と呼んでいる。 ....
何回剥いたことだろう
半日程度は剥けたままだったこともある
だけどいつの間にか
元に戻っていた
何回手術しようと思ったことか
その度に
仮性なんだからと思い止まった
それが良かったのか
 ....
過ぎ行く街並みは
コバルトブルーに浮遊して
薄暮を迎え
風はもう絶えず吹き
透き通っていく、透き通っていく
外へ外へと向かいながら

夢のなか、外に出るのは久し振り
その夕暮れ時の光景 ....
その車両には誰も乗っていなかった。ドアが開いて乗ってみると、燕尾服を着た一人の老紳士が立っていた。「ようこそ」と、しっかりと距離感を保った声でお辞儀され、こちらも軽く会釈した。車内はよくあるメトロの構 .... どんなに辛い目にあっても
どんなに悲しい思いをさせられても

そこは大人だから
人前に弱音をはいたり
涙滲ませたり
できない

そんな事したら
見せかけの同情と裏に隠された
嘲笑を ....
秋の日曜日の朝
部屋の空気は冷たいままだ
背中に回した電気ストーブに
手をかざして
かじかんだ指先をそっと伸ばして
ホッと息をつく
色んな事が過ぎていった

働くのをやめた
人に迷惑 ....
あの日、若くして病に倒れ
この世を去っていった歌姫よ

あなたは姿のない絶望の闇と向き合い 
動悸の乱れる日も
副作用で口の中が傷だらけの日も
死の不安に独り…震える深夜も
最後まで、生 ....
冴えない身なりをして
うらぶれた街を歩きたい

擦り切れた靴を履いて
ボサボサの髪で
この世の終わりの方角を見るような眼をしながら
行くあてもなく
彷徨い歩きたい

うす汚い帽子は
 ....
寒さに

身をよじりながら

電気ストーブに手をかざす

外では雨が降っている

気持ちは停滞したままだ

生きてる証のように

歯根の痛みは続いている

僕の自転車は上海 ....
ぼくは自分自身のふせいじつに爆弾を落としたいです。

あるいは、詩を一日三十は書いてそのうちの十を投稿してしまう発作に。

俳句も、白状しましょう。ああいうのは、読みふるしの文庫版の歳時記から ....
放り投げていたわたしを
私が拾い
抱きしめた時
やっと私はわたしを知り
温かな諦めで
ぽっかりと満たされた
生きるのが悲しいとき
空がありました
お金は無くとも学は無くとも
愛するものが無くとも
愛されることが無くとも

顔も髪も服もゲロまみれで目覚めて
一言
綺麗だなあ と
呟いたあの瞬 ....
 明るい声で

 おはようの言葉を浴びると

 太陽の光よりも温かく感じるよ

 それは君からだけじゃないんだ

 目を向けてくれた人

 誰からでもそうなんだ

 でもね ....
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
 ....
一番最初
病院に勤めたのは
脳外科病院だった

院長先生がこれからは
男の看護婦が
手術室で勤務すべきだと
雇ってくれたのだ

男性用の更衣室やトイレも
設置しなければならなかった ....
 書かないでおこうと思うことはむろん書けばいいし、書こうと思うことの大抵はただ、書いてみればいい。信濃路の秋を作り付けのファンタジーに貶めることなく、どうやったらそこに厚みある輪郭と衒うことのない調べ .... 花が咲いた

わたしの頭に
きれいな花が

とりえのない
わたしに
とりえのない
あたまに

人は近づき
はなれていく
花に近づき
はなれていく

わたしは
わたしの名 ....
むなしい
と声に出ることはなく
ことばは秋に静かに枯れていき
地面に落ちては
たくさんの足音に踏みつけられ
悲鳴にもなれず
冷たい風にたやすく飛ばされる

ここで
ここで腐りたくはな ....
冷たい雨

青い雨

ノイローゼのように震える雨垂れ

記憶を宿した暗い雨

金色の雨の音

昆虫たちの巣に流れ込んでいく雨

秋のやらずの雨

湿った車の音

国境に ....
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
初めて
お酒と女性が売りの店に入った

入口の重たげな扉は引いて開けると鈴が鳴る仕掛けになっていた
照明が落とされて暗くなってる店内には
酒の匂いと酒を呑 ....
ビルが建ち並ぶ街
連なる山並みに囲まれた農村
海が永遠に押し寄せてくる漁村

人は何処にいても
何処に棲んでいても
生きている限り
そこから収穫しなければならない

泣いたり
なき ....
1日が
黒い地平線に
呑まれるように傾いて行くよ

地球は丸くなんかないんだ
確信があるよ
長く伸びたボクの影が追いつかない程に
転げ落ちるんだもの
刻一刻
地面が傾いて行くのが分か ....
夜風
白銀色の月光り
かじかむ指先の、爪に落ちて、ちいさく照らし返す

甘い潮の香

はなうら 花占 花占ら
月明りの浜辺に咲き
揺れている花々を
一本一本摘んでは花びら千切り
時 ....
小学校の時
転校してきたボクは
ヒョロヒョロの
末成りの青瓢箪だった

クラスで仲間外れに
されない為に
必死でお道化ることを
覚えて剽軽者になる道を
選んだんだ

タッカは
 ....
カミノクニの
アマノガワ近くに住む
神降ろしの婆が

病んでいるボクに

約束して
守らなかったことが
あるはずだ

八百万神に伺いを立て
深く頭を下げた後
おもむろに言った
 ....
山人さんのおすすめリスト(5886)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お告げの鐘- 服部 剛自由詩420-11-18
わらしべ長者- 鵜飼千代 ...自由詩14*20-11-18
足音のひとつひとつ- 帆場蔵人自由詩320-11-18
私だけじゃなくて- 月夜乃海 ...自由詩420-11-17
アルミニウム- おろはげ ...自由詩2*20-11-17
エンドレス無関心- asagohan自由詩120-11-17
皮に包まれて- 花形新次自由詩120-11-17
夢のなか- ひだかた ...自由詩520-11-17
Happy_Birth_4_stations- komasen333散文(批評 ...1*20-11-16
極力、眼を現実から反らしたい- こたきひ ...自由詩420-11-15
秋の日曜日の朝- ジム・プ ...自由詩3*20-11-15
三色の流星- 服部 剛自由詩320-11-14
うらぶれた街が好き- こたきひ ...自由詩720-11-13
秋の平日- ジム・プ ...自由詩2*20-11-13
接地のための投下- 道草次郎散文(批評 ...1*20-11-12
_- 小原あき自由詩420-11-11
生きるのが悲しいとき- 印あかり自由詩820-11-11
最上の日めぐり- 佐白光自由詩3*20-11-10
night,_winter,_last- mizunomadoka自由詩620-11-9
柏葉脳神経外科病院- 板谷みき ...自由詩2*20-11-9
燃える秋へ捧げるもの- 道草次郎散文(批評 ...4*20-11-8
突然変異- TwoRivers自由詩9*20-11-8
ことばは秋に枯れていく- かんな自由詩920-11-8
- 由比良 ...自由詩720-11-8
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に- こたきひ ...自由詩420-11-8
根も葉もない樹木には- こたきひ ...自由詩420-11-8
転げ落ちる- まいこプ ...自由詩3*20-11-8
はなうらら- 田中修子自由詩20+*20-11-8
本当なら入院してるのお前の方だろ- 板谷みき ...自由詩3*20-11-8
神降ろしの婆の修祓の儀- 板谷みき ...自由詩1*20-11-8

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