ある程度
ルールがあるって素敵じゃない
赤信号
渡っちゃいけない死ぬ気なの
自転公転 月に潮
無秩序と
がんじがらめは勘弁で
笑いが起こる中身には
笑う同士に共通認識あ ....
使い古された財布が
波打ちに漂っていた
誰かの落とし物だろうか
それとも海に帰したのか
迷いながら通りすぎた
次の晩
そこを通ったとき
もう財布はなかった
満ち干にひきとられたのか ....
自由になりたい と空を見上げていた頃
自由だった
自由になった と地面を確かめて歩く今
体が重たい
自由になろう と走り出した頃
自由だった
自由になれた と後ろを振り返る今
....
私が私に犯した罪について
羽根のある人に懺悔してから
電車に乗って海へ向かった
トマトジュースを飲みながら
透明な人の住む海へ
テキーラを飲みに行こう
喪服の紳士が
ホームの ....
眼鏡の奥でながれた涙
ワイパーで弾かれた雨の粒
砂漠に咲く花
とどきそうでとどかないキャラバン
真っ黒に染めた羽根
低い位置で飛んでいる鳥の角度
あのトンネルを潜れば吹いて ....
黄金の街を走っていた
朝靄の薄い空虚を吐き出しながら
黄金のメッキに塗り潰された鳥たちが
高速回転しながら
物凄い速さで
垂直降下し
渇いた微粒状の粘膜を切り裂いている
街の ....
背を向けて眠る
あなたのかたちを
なぞるかたちで
空洞が訪れ
わたしのかわりに
あなたを奪っていく
シーツの重みを
じっ
とみていると
だんだんと
時間が失われていくのがわ ....
知らなかった
知らなかった
知らなかったんだよぉ
あんたがさ
いつも笑ってるからさ
俺は安心しちまって
わからなかった
わからなかった
わからなかったんだよぉ
あんた ....
雨よ 降れ
俺達の世界を濡らせ
おんぼろ小屋にも大豪邸にも
等しく雨を叩きつけてやれ
豪邸の中にも貧乏長屋の中にも
等しく人の醜さと卑しさが満ち溢れているから
雨よ 降れ
そうして俺達の ....
雨の日に梅酒を作った
晴れの日にはスケッチに行って
昨日の晩はお皿を割った
夢も見るし電話もかける
こんな何気ない毎日を繰り返して
それでも私
幸せ ....
会社の中で長渕剛の歌を流していた。だけど、誰一人として耳を傾けている人などいなかった。なぜ、このようなことになるのだろう。人間の情念のようなものが、人に理解されないのはなぜだろう。暗いからだろうか ....
僕の昨夜の窓から
お通夜のような
山腹のともし火が
見えていた
夜が更けるほど
冷えかけの
マグマのように
増して行く
くれない
やがてそれは
手を加えた
薔薇のように
....
猫が死んだ
でもそれは嘘だった
しばらくしたら動き出した
なぁんだ嘘か
騙されて損した
猫が死んだ
でもそれは本当だった
しばらくすると体がカチコチになってた
なぁんだ ....
雨に濡れ
ネロは行く
自らの死骸を引きずって
彼は昔に死んだ
その時に彼には
彼の死を詠んだ一人の詩人がいた
今はもういない
ネロは行く
自身の死そのものを
廃棄場に捨てに行くために
迎えに来たのに誰もおらず
よそいきの顔は漂っていた
見知らぬ仲良したちが
通りすぎていった
じつは夜ではないのです
聞こえないざわめきに
種あかしをされても
どう ....
朝の冠
光なぞる指
覆い
覆いて
凶事とともに
庭に埋まり
花露の熱
打ち寄せる音
寒い光の底から出て
雑な緑を集めている
昼の明るさ
何も無 ....
赤い 熊出没注意の看板の右端上に
白い小さな張り紙で「最近」と補足されている
死ぬことより死に方が問題だ
熊に食われるのは天罰のようでどうもいけない
残された妻と子が葬儀の席で困ってしまうだろ ....
単眼を置き
銃を肩に外した
穴の中で
泥のように眠る兵卒を
撃つことはない
赤い砂が流れていく
石灰で暖をとり
廠舎の壁にもたれ
レーダーで
空爆位置を確認する
朝にな ....
夏頃から 気になって居た
昆布みたいな ドロドロの物体に
今日 触れたんだ
真夏は カピカピに 乾いていて
ソレが 何なのか
想像も 出来なかった
例えば 川原で バーベキュー ....
鳥と話そうとする者がいた
鳥は陽気にさえずり明るく応えた
石と話そうとする者がいた
石は沈黙したまま
ただその表面に瑞々しい苔を宿らせ
思いを告げていた
森と話そうとす ....
回りは何もくっつかない空気が佇む 曇りの外気に文句はない
プラスにもマイナスにも ぶれない数値 平常心 圏外の感動は小波
大きめに砕いた珈琲豆 酸味嫌いも薄い酸味 熱さだけ口移し
今 ....
地球に月の影おちる
いつもは月に地球の影
いつものお返し月の影
地球に月の影おちる
月曜日
いまの宇宙の法則に
スナオにそれに従って
静かに黙って交差して
....
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する
なんであいつがリーダーやねん?
そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
....
日本という国についてを考える。今の時代の中で、我々がするべき行動とは何だろう。我々が培ってきた細かな技術力は、世界の平和を見据えることができるだろうか。全くできないだろう。同時にサービス業も頭打ちにな ....
おもうんだけれど
すべての真実はきっとどこかの看板の裏にでも
ちいさな文字でこっそりと書いてあるんだ
ぼくの夢の中の沙漠の入り口で老人は言ったのさ
誤解は理解の種
迷妄の畑にも真実の苗は ....
きみが跳ねると
青と赤のガラス玉が
ぶつかって
カチカチと音をたてた
秋からこっち
そのままの
藻のプールの水面を
ギーチョンが滑っていく
ほら
音楽室の窓から
ツバメが
透 ....
「あなたが居なけりゃ楽なのに」
何度思っただろう
疎ましくてたまらない
考えると腹が立ってくる
が
こんな事書いても
....
真実は
森の端に
そっと咲いている花のよう
人がそれを見まいとしても
やはりそれは美しく咲き誇っているから
生態系における一次消費者としての Physalia spp.は未記載の詩胞動物。些少な刺激にも反応し触手の nematocyte から詩糸を発射するが採餌ではなく詩糸の発射そのものが目的という説もある ....
詩人がどんどん集まって
目玉と言葉をぐりぐりさせて
自分が一番すごいのであると
くるくるくるくる喧嘩ゴマ
困った山猫裁判ひらいて
ご存知通りの判決ですが
森のドングリ大漁なれば
小鳥 ....
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