すべてのおすすめ
身体を澄ませて

夜が囁く言葉に

精神を傾ける時

無限に広がる天球から

探していた答が

静かに降りてくる

五月の真夜中

足元の地球が緩やかに回転する

天恵 ....
雑草のようになりたいと思いました

何処に逃げても

ストレスって奴は
 
ホントにストレスって奴は

鬼のように

しぶとく追いかけて来ます

どうせ捕らえられるのなら

 ....
押勝の横顔は
琵琶湖に沈もうとする夕日
の照返しを受け
朱く染まっていた

湖畔勝野の鬼江から
船を出し、助かる見込みの無い闘争
せめて家族はという家長の気持ち
そんな気持ちも家族は一 ....
夜陰に潜む空蝉
気付く者だけが
月を研ぎ澄ませば
金色の刃が孤影を浮かび出す

掌に止まった蝉
月は意地悪く照らし続け
君が鳴いてるんじゃないかと錯覚する

孤独な薄い影を見逃さず
 ....
加工を免れた水分も蒸発した紙の様子 その月日は残したいから
ホームセンターで購入したコロコロを使って
紙から浮いた「好き」を構成する言葉だけ 巻き取る。


口説きも含めて たくさん言葉は貰 ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
♂「いいか。一度しか言わないから よく聴けよ。」

♀「ええ。」

♂「おまえのことが... 好きだ。」

♀「えっ? なんて?」


♂「・・・。 いいか。一度しか言わないから よ ....

小料理屋の前で
ミャアミャア鳴くお前は
「リアル招き猫か!」と
心の中で突っ込んでは惚けてみた

あの凍てつく日から
平日の朝は日課のように
小料理屋の前を守っているんだ

夜 ....
さがしています
わかりやすい たいど
わかりやすい ことば

澤にいたのでしょうか
青筋アゲハが よこぎります
そんなはずはないのに
蝶番のように 澤の景色が見えました
 ....
真っ直ぐな視線じゃなくて その少し斜め上
空中にある 円錐形を採用している 銀色の小さな突起物。
扉を開けば シチュエーションにそぐわない着信音が鳴り
詰め込まれていた伝言が 近所迷惑を心配させ ....
               110511

金曜日に助けたから
フライデーと名づけられた青年は
ロビンソン・クルーソーの従僕となり
しばらくは一緒に暮らしたという
絵に描いたような仕合 ....
いまは
なんごくのきのように
ぽつりぽつり
はまかぜにゆれている

あんなんたくさん
かたをよせあい
いきていたのに

ながされた
まつのき

ながされなかった
 ....
野原に言葉を放したい
青空の下で
道行き人に言葉を預けたい
街灯の下ででも

わたしは「わたし」を捨て去りたい
「わたし」が
わたしを拾う時まで

わたしは
「あなたがた」の影 ....
あなたの存在を
あなたの不在によって
より一層実感する

今此処にない腕や声の
あたたかさを
心で抱きしめる
君はどこの子?オマケの子
子にオマケは無いンじゃない

だって ついて来たンだもん
今夜のお味噌の具の中に
八百屋でカブを買ったのさ

薄明かりのキッチンで
慌ててピョコッと隠れて ....
こんな雨の夜は
ぼくらのさみしさも後押しされて
心強い感じさえしたものだ
ぼくらのさみしさは
夜の雨に流されてしまうこともなく
やさしいままに
悲しいままに
雨の音と同調されてゆくの ....
目の前にある一杯のぐい呑みに溢れた
桜政宗の燗酒をぐいと飲み干す

その傍らには酒の肴の赤身のマグロと
今日一日の痼(しこ)り
プルンと小鉢に鎮座して、
それを箸先で舐め
全てを忘れる切 ....
身体の中の気の流れを
頭のてっぺんから放出する
身体にとりついている雑多な生き霊たちが
いたたまれすに身体から離れてゆく
このときに肩から背中にかけて
身体は痙攣する
しかし気分は悪くない ....
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている

若者たちが集まって ....
赤い軌道をひとり歩き
真っ直ぐに日は照り
真っ直ぐに日は沈む

何故 そんなに真っ直ぐな道を進むの?
何故 ひたすらに真っ直ぐ貫くの?
何故 規則正しく礼儀良くするの?

疲れないかな ....
AといえばA

されど

BといえばB
地球に空いた穴から あまりに巨大な鯨が二頭
海面抜けて 縦に重なって飛んでいる。
キャンプに使うつもりだったカヌーに乗っている僕は
救命胴衣を付けて 海流に巻き込まれないように 逃げつつも
見 ....
一日忙しく働いた後 
たった五分でも本を読めば 
のんべんだらりと過ごしつつ 
一日一冊本を読むより 
開いた頁の一行が輝くかもしれない 

毎日なんにも悩まずに 
呆けた顔をしてるより ....
古書店で偶然みつけた 
昭和二十一年の「 四季 」という詩誌の 
頁を開くと、誰かの髪の毛が一本 
栞になって挟まれていた 

「 すて椅子 」という題の詩の中で 
公園に置かれたすて椅子 ....
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい

最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
アールグレイの薫りが
そこはかとなく漂う部屋に
雨のそぼ降る初夏の午後
遠くの岸辺を見つめていた
それが美しいと思って
そうやって この岸から かの岸へ
水辺の鳥にまたがって旅人となる

近くの岸辺を歩いていた
ここが息苦しいと思って
そうやって この岸から ....
手を伸ばしても届かないって識っているからさ

ちょっとだけ黙っててくんない?


頭も良くないし、
難しいことから逃げんの得意だけどさ

とりあえず諦め悪いんだよね


手を伸ば ....
  空色の
  ポリバケツに
  堆積する



  首を
  寝違えた詩人の
  寝違えた詩



  綺麗で
  あくまで綺麗で
  読む気がしないほど綺麗だっ ....
五月の空といいながら
空はどんより鈍色で
雲と空の境は淡く
地平線は黄砂に吹かれ
やはり視界の球体の内部
己の認識世界の端と端が
すべて曖昧な灰色グラデーション

その球体の中を
て ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
身体を澄ませて- ジム・プ ...自由詩6*11-5-14
雑草のように- subaru★自由詩4*11-5-14
仲麻呂- ……とあ ...自由詩911-5-13
投影- subaru★自由詩3*11-5-13
失恋後- 電灯虫自由詩5*11-5-13
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
ラブストーリー_告白- 北大路京 ...自由詩11*11-5-12
野良猫チャトラン(仮名)- subaru★自由詩7*11-5-12
変態の季節- るるりら自由詩12*11-5-12
返答- 電灯虫自由詩4*11-5-12
cloudy- あおば自由詩6*11-5-11
砂防林- 小川 葉自由詩411-5-11
願い- 乱太郎自由詩18*11-5-11
absence- れもん自由詩411-5-11
君はどこの子?オマケの子- subaru★自由詩7*11-5-11
さみしさの雨- シホ.N自由詩211-5-11
ぐい呑み- ……とあ ...自由詩17*11-5-10
僕のささやかな儀式- ジム・プ ...自由詩7*11-5-10
暴動、そしてヒグマの影- 真山義一 ...自由詩2811-5-10
赤い軌道を歩く- subaru★自由詩9*11-5-10
- 殿上 童自由詩9*11-5-10
櫂を漕ぐ- 電灯虫自由詩3*11-5-10
夢の種_- 服部 剛自由詩511-5-9
髪の栞_- 服部 剛自由詩411-5-9
かおるひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*11-5-9
アールグレイの部屋- れもん自由詩511-5-9
この岸_かの岸- subaru★自由詩7*11-5-9
RUN!!- 涼深自由詩511-5-8
捨てられた詩- 草野春心自由詩13*11-5-8
球体の内部- ……とあ ...自由詩611-5-8

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