すべてのおすすめ
太陽を食べながら
冬晴れの冷気を泳いで行く
空に笑いかけて
わたしは噴水のように歌っている

土地っ子のヒヨドリも
旅行者のツグミも
わたしとともに歌っている
白樺も我を失うほどだ
 ....

白く熱い道を
白いカッターシャツの高校生が
自転車でくる
7年ぶりに会った息子、きのうのこと
美しく花開いたのっぽのあの子

その道を今日も彷徨えば
また出逢った有り難さ

足 ....
白菜68円だったからさー
怒髪の女房に蹴り出されちゃって
憔悴とコンビニ弁当かこつ弟にも鍋いいじゃないと
思ったわけよ
一族のレプラみたいな私でも一応お姉ちゃんじゃん?
て呼ばれたこと一度も ....
忘れ去っていく言葉よりも
あなたのいのちの清さにふれて瞼が閉じる
いつまでも文字にならない
あなたの悲しげで透明な息づかい
反復するあなたの鼓動が
休もうとしている風を揺るがす

あ ....
かなしい夢をみて
目覚めた朝は
ああ、夢でよかったと思う
けれど
かなしいことが
なくなった訳ではなくて
心の引き出しを開けたら
別のかなしいことが
そこにある

引き出しをちゃん ....
静かな 待合室に響く

早口で話す声
隣りにいる付き添いの人は
慣れているのか
相づちさえ打たない

脈絡もなく
しゃべり続ける婦人

耳を塞ぐ

イライラを通り越して
不安 ....
降り続く白い冬
いまはただ
うつむいた雪が
降り積もってゆく

脊髄が 錆びついてくるのを感じる
骨が膠着し 何も言わなくなると
ますます冬は
冷たくよそよそしくなる
寒さが喉で固ま ....
 
僕の目指す
ドラミングは
 
どっしりとしたリズム
それでいて
軽やかに転がっている
 
隙間に ぴたっ とはまった
かと思えば
メロディーの上で踊っている
 
ビートを刻 ....
容疑者の写真がニュースに流れている

月が北東に隠れようとしている

あれは北西なのかも知れない

月が容疑者のように

どちらの方角にも気配を撒いている

三日月ぐらいの形を見つ ....
不思議
深く眠りながら
果てしなく醒めている心地
見えない舟が 横たわる僕を乗せて
透きとおる彼方へと 漂ってゆくよ

夜は青く
あえかな香りが僕を包む
この流れのほとりには 何処まで ....
佐藤ひろ美26歳が

電車の中でたまたま隣に居合わせた後藤洋造56歳の服装を見て

心の中でせせら笑っている時に

僕は死んだ

山田達久43歳が

家賃の振り込みを忘れて焦って
 ....
ひとりで生きられる
生きられない

それとも、ひとりで生きざるを得ない

わたしってどれなんだろうね




無責任ってわけじゃないけど
ちょうど
満員電車のなかで誰かに寄り ....
君の素肌に触れた日は
忘れもしない 夕暮れの
 君が十九の秋でした。

僕の心は君だけを
思ひ焦がれて
千々(ちぢ)となり
集めて鈍く燃えたのです。

誰にも言はず
誰にも知れず
 ....
過ぎ去ろうとしている
冬のしっぽが
白く きらめきながら
川面を流れていく午後
でも
私は
それをつかまえられない

パレットに出された錆びた金色を
時間の筆が
グラデーションを付 ....
*銀色夏生の「下心」のアンサー・ポエム

確信をもって行動したら
「そういうのは、ちょっと」と否定された
恋をしていたけど愛はなかった
貴方にも
後になって気づいたのだけど
否定されても ....
バックスペースで
だいじな文字から
消していく

逢いたいな
逢いたい
逢いた
逢い





跡形もなく
この世を去った

文字や
私のため息が

抜け殻の ....
やがて再び北風の中
道端のネコヤナギの蕾のように
やさしい春の指先が頬を撫でようと
いつか一つの曲がり角の先
私を包み、光へ導くような
誰もが期待する運命が待っていようと
もうこれ以上一つ ....
君がリリアン編んで
見上げた空は花と同じ色で
ぜんぶ、ぜんぶ春だった

ゆびさきで、光源をたどる
なくしたもののかたちは
思い出せないけれど
なくしたものから芽ぶいたのは
街でいちばん ....
38度の熱が出て、楽しみだった 
僕の出版記念朗読会が、中止になった。  

数々の再会の場面が夢になり・・・
僕は今、ふとんに足を入れて 
ランプの灯を頼りに、この詩を綴っている  ....
結婚前の嫁さんを僕は(きれいだなぁ)
と、うっとり見ていた 

結婚後にいつも一緒の嫁さんは、時折 
いもに見えることがある 

高熱にうなされ 
布団からふらふら身を起こした僕に 
 ....
山砂はもうない
海砂ばかりが浚われ
洗われ
遠く運ばれ
混ぜられる
ごくありふれた砂粒に時折混ざる
貝の欠片の白い顔
ガラスの名残の澄んだ瞳
際立つ別嬪な粒子たち
僅かに
微かに  ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
わけてあげると
たわけたことを
のんきにみせてる
づきづき わらう

かなしばられないかおで
そようのないがしろな 
ほのぼのやわに

ちゅあちゅあ こぜり
みくだし みくるい
 ....
傘のさき

アスファルト滑らすみたいな

さびしさ

青い空の

すぐよこに黒灰色の雲の群れ

超電磁砲


追いつけば

広がるのは

明るい不穏

冷たい雨
 ....
青い風の中 僕らは目的もないまま 歩いている
これが自由だと言い聞かせ
手に掴むものは 昨日の後悔

きらめくStarになりたい なんて 
夜空に向かって呟く センチメンタル

弱虫な涙 ....
小学生の頃のいきつけの内科医院は いつも
消毒薬と漢方薬の匂いがしていた
医者の奥さんが受付の奥で薬を調合していて そこでもらう薬はとても粉っぽくて
飲むと必ずむせた

待合室から小さな裏庭 ....
うみのながさを感じていると
わたしがその手につつまれているような
不安定な安堵に満ちてくる

うみのながさを感じていると  ....
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す

昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
 ....
ナナという名前だった
もとは捨て猫だったらしいが
いつのまにか 
隣の家に居着いてしまったらしい
すごく立派な面構えで
どこかで外国猫の血が入ったのか
ブルーの眼と
むくむくの銀毛を持つ ....
こざとおおざと
大阪の部屋にいて

月へん肉づき
服薬する脳

さんずいさんづくり
混沌を彫る

ひへんいわく
時間は書けぬ

くちくにがまえ
存否の因縁

にんべん ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
輝く日に- ただのみ ...自由詩15*12-2-29
道で出逢う- 木原東子自由詩20*12-2-28
ゴルゴンゾーラのバカヤロー_1- salco自由詩8*12-2-28
まぼろし- 乱太郎自由詩19+*12-2-28
引き出し- そらの珊 ...自由詩1012-2-28
待合室- 森の猫自由詩10*12-2-28
あしあと- 山人自由詩21*12-2-28
Singer_Drums_Player- 次元☆★自由詩7*12-2-28
月の容疑者- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-27
見えない舟- 塔野夏子自由詩7*12-2-27
僕の死の時- yamadahifumi自由詩212-2-27
顔なしのひと- 恋月 ぴ ...自由詩3012-2-27
柔肌_1・5- ……とあ ...自由詩6*12-2-27
午後の川辺で- そらの珊 ...自由詩10*12-2-27
「この恋の結末」- ジム・プ ...自由詩3*12-2-27
バックスペース- umineko自由詩6*12-2-27
無理なお願い- salco自由詩13*12-2-26
春の記憶- あまね自由詩2612-2-26
夢の朗読会_- 服部 剛自由詩112-2-26
いもと嫁さん_- 服部 剛自由詩7+*12-2-26
一個の孤独- ただのみ ...自由詩13*12-2-26
散歩の途中で- 空丸ゆら ...自由詩1412-2-26
のぞ_そひ- 砂木自由詩13*12-2-26
オンリーマイレールガン- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-26
弱虫なStar- 洞野いち ...自由詩312-2-26
小さな秘密- そらの珊 ...自由詩16+*12-2-26
『うみのながさ』- あおい満 ...自由詩7*12-2-26
表面張力- nonya自由詩28+*12-2-25
Days_of_cat- そらの珊 ...自由詩10+*12-2-25
大阪にて- シホ.N自由詩212-2-25

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