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海になる体へ雷の槍をふらせる
うねる波の頭の
ひとつひとつへと
国産みの神を模倣して
空になる体は
すみやかに 確固とした
愛の執行を撃ちつける

脊髄どうしがリンクして ....
降りつづく雨のせいで
部屋の空気が重く感じる
ポツリポツリと奏でる サティのピアノはけだるい
大きめのポットにダージリンティを入れて
ゆっくりと茶葉の広がる時を待つ

雨の匂いと紅茶の香り ....
あさ
窓をあけると
庭が砂浜になっていた
知らない赤ん坊の小さな手から
さらさらと
砂がこぼれている

そこには昨日まで
たしかアサガオが咲いていた
そうか
もう秋だったんだ
お ....
わたしのナーヴァスをあなたは知らない
胸の奥に巣食う腫瘍から
躯中に毒が廻る
身悶えするような熱情が
不完全なわたしに火を放つ

赫い林檎を食べた日から
この身に孕んだ
情欲という炎の ....
やんやんやんちゃに のこのこゆきぐも
すてりんころげた おなかは ぐーぐー
ちいさなつめたい おてて と おてて
ほしのしたに おちちゃった

みつけて ゆきだるまあん いたいの ゆきだるま ....
ピュイ、ピュイと鳥が鳴く
大潮の時の潮の薫り
夏に空から降る笹の音
雨降る前の土の薫り
田んぼからする謎の音

思い出すとすべてが美しかったのだと思う

猫の通り道
トカゲの消えた石 ....
{引用=秋空に寄りかかる鱗雲が
開け放たれた海の際までずり落ちて
きみが咳込みながらズボンを降ろすのを見ていた
秘め事はスライドガラスに貼り付けて
食べきったトマトの缶に詰めてある
きみと
 ....
その声でいくら呼んでも
けして届くことはない
ここは夢の中だ

有限な大きさの球体に追われても
濃くなる暗闇に突き落とされても
肥大した意識の中に閉じ込められても
けして声を上げてはいけ ....
秋夜長
あばばばば
厳めしき隣家の親父の孫あやす
馬鹿くさき猫撫で声の懐かしさ
そは日暮れ
秋刀魚焼く家を過ぎし時
我が胸をも焦がしし寂寥よ
そは薄暮
子らの絶えたるグランドに
天の ....
広い道のうえには

太い夜空が延びていた

商店街を脇にそれて

焼き鳥屋で腹をみたして

通りにでると風

風が吹いていた

外灯がまだ優しくなかった

宇宙基地に取り残 ....
差し障りのない罪を
いくつも背負い込んで
眉の間に深い縦皺を寄せて
のうのうと生き長らえてきた

脱ぎ捨ててもいいような昨日を
ご丁寧にたたみ込んで
誰が見てもわかるように
不幸の ....
次第に人との距離を感じ
次第に人との言葉が減り、
次第に人と会う機会が減り

言葉は外で無く内に向けられ
言葉は形が無く反芻できず
言葉は脳髄の中で霧散し

色は次第に発色しなくなり
 ....
昼下がりの人気の少ない公園のテーブルで
ノートを広げ
考え込んでいる様子

まさか遺書でないでしょうね
まだまだ若そうな女性の人差し指が
あごを支えて止まっている

見知らぬ人だか ....
暑い夏が続いていた

人々は日々のざわめきを忘れて

海水浴を楽しんでいた

今日のプチトマトは福島産か鹿児島産か

それが人々の生活の全てだった

僕は空を飛んでいた

 ....
現住所に越して早4年
アシナガバチと共存して早4年

越して一ヶ月目に
換気扇から進入してきた時には
家中大騒ぎだったけど

今では お互いに干渉しない!ってことで
良い距離 ....
二子玉ライズの空中歩道は
向かいの広大な更地へ伸びるらしいが
この世界不況下
行き先の着工が遅れに遅れて伸び悩み

曇天の早朝
工事途中の突端には
長い銀髪の天使がしゃがんでいる

 ....
手持ち無沙汰に見上げれば夏のような雲の動きと

山すそは無残に切り開かれ
ひとの忌み嫌うものの一切合財を

そのはらわたに黙して受け入れているのか
それとも受け入れざるを得なかったのか
 ....
内臓と筋肉と精神と
空を見上げれば
口からこみ上げるほどの
未消化な感情が
胸焼けの原因で

とりあえず君と映画を見に行こうと誘った。

有楽町のシネマ1では
Born to b ....
貴方が囁く愛の言葉なんて
もう要らない

それが真実のものだなんて
思わない


切れる寸前の蛍光灯のような
途切れ途切れの白い光に手を伸ばす


この耳に届く頃には
誰かのノ ....
時の器に
夜がすこしづつ満たされていく

眠りついた月の横顔

埋もれた砂時計の砂丘は、はだしのぬくもり
天よりふる砂を見つめては
閉塞されたガラスにふれる



砂の音はや ....
谷底から吹き上げる風に向かって
飛び込んだ僕の身体は
そのまま上空に飛翔し
十五夜の月 月面に向かって落ちて行く

青い地球の表面で
わずかに塵芥のように
へばり付いていた
悩み後悔の ....
 
{引用=
 しろやぎさんからおてがみついた
 くろやぎさんたらよまずにたべた


::


不穏な空気に包まれた景色を見ていた
不安があちこちに転がっている
ひとつの石の周 ....
きゅっとひねって
ぐいと飲み干す
なんでもないことのように
そうできたらいいのに

あこがれと崇拝が
近づけて遠ざけるから
私はどんどん小さくなって
ペットボトルの首飾りになって
た ....
いつも七時二十四分発の各駅停車
難波行き二両目のいつもの扉の列で
君を待つのがボクの日課だった
布施までの短い時間の満員電車の距離が
ドキドキする未来の始まりだと信じて

アルバイトが早く ....
たった1年で
大人になった猫は

春には泡立つ光の匂いを
丹念に嗅ぎ回りながら
ひとつ歳をとり

夏には風呂場のタイルの上に
長々と寝そべりながら
ひとつ歳をとり

秋にはふ ....
アキアカネ つ、つ と飛んで
サルスベリの花は墓場に相応しい
しろい花 あかい花 
手に取れば 鷺草、彼岸花に似て

柿の実色づく帰り道
家々に祭禮提灯 
横腹の赤三つ巴 火の玉舞うに似 ....
昼夜繰り返される試み
この街が雨で埋め尽くされる頃
呼吸を許されたとき
空っぽの胃
歌う

泣きたい、と
ひっそりのたうつ
こんなにも女(の子)だったかと
雨粒に色を閉じ込める作業
 ....
全部全部ネットの上にあるなんて思うのは大間違いだ
本当に伝えたいことはこんな画面の中にはないのだ
夕暮れの空の色がグラディエーションで変わっていく美しさを
言葉で表現することはどだい無理なのだ
 ....
金の入日に 繻子の黒 
金波 頭上に おわします 
思えばオーロラ 光のループ

金の入日に 銀の水輪 ゆれる人蔭 金輪奈落の水際の 
あのかた あちらに いらっしゃる

昼間 ....
街が正常の仮面を被るなら
僕は異常の素顔をさらす

君は異常な僕に守られ
正常な君は病む



言葉とは誠に
都合のいいもので

みてくれだけでは
脳内までは探れない

何 ....
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