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私にとってつまらないのは言葉
そこで 物事を吐くのに
誰のためであったとしても 本当に 何にも 聞こえなかった
自分とは違うものなのだと 座り込んでいた
一体 それは 何なのだろう

 ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない

かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから

こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
きっと
当たり前すぎて前景化しない
大事な「大切」と抵触し続けているから。


しこりというには形はなく
重石というには存在感が希薄。
だけど気持ちの辛さは確かにそこにある。
場面場面 ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
節電ムードの中

いっぱいに
電気の明るい部屋で
うたた寝をして
しまった

少しの罪悪感と
安らぎ。

罪悪感は
安らぎを
与えてくれる


貴方の夢を見た

逢っ ....
一年生になった息子が
おねしょした

小学校には
楽しそうに通ってるけど
子供は子供なりに
新しい環境に緊張してるようだ

昨年
死んだばかりの父も
あの世でゆっくり
 ....
 葬儀場では僧侶がお経を唱え 
 遺された息子と母親はじっと 
 額縁から微笑むひとに 
 何かを、語りかけていた 

 お焼香の短い列に 
 思いの他早く僕は腰を上げ 
 額縁から微笑 ....
わからないから不安になるんだよね

好きなひとの心うちと
明日の空模様

開けてびっくりでは困るけど
あてにはならない春の天気予報を頼りに
ご機嫌いかがなんて訊ねてみる

わたしから ....
白く降り止まぬ豪雪に立ちつくし
枝は のしかかる重みにバリリと折れ
春の澄み切った青空の下

まるたんぼうになって
根はネズミにかじられ
もう売り物を実らせない

切り倒され処分される ....
関わっている仕事が

いまの福島第一のようになったとき

ぼくのチームはどんなふうになっているだろう

おさえこむことが出来るだろうか

おさえこむまで諦めずに考え抜けるだろうか

 ....
面と向かって会うのもいい。
電話で同時的又は即時的に会話するのもいい。
でも、時間的遅れが不可避な交流が好き。


言葉を文法に乗せて
読みつつ認識する意味と
気持ちと
記憶から浮かべ ....
私の番が来て
何も用意しない言葉で
飾らない言葉で話す
体育館のステージは
私のワールドになっていく
子どもが泣いている
嗚咽が聞こえる
素直な痙攣が拡散して
好きな気持ちは
失って ....
ある日何かが落ちてきて、
頭に当たった
痛い、凄く痛い
地面に落ちた音がして
そこを見ても何もない
手を伸ばすと 感触だけで
これが何だかわからない
何が何だかわからない

不思 ....
柔らかい日に晒され
赤いチューリップが一本
咲いているのを見たら
その花びらのなかに
人差し指をそっと
入れてみてください

ひんやりとして
少し怖くはありませんか

花びらの形に ....
夕暮れるのに少しだけ
早い時の中を自転車で
漕いで回れば耳に届く
ピアノを練習する
くぐもった音色や
郵便配達のカブが
ダダ・ダダと駆ける音
引き戸をカタカタカタ
と閉める音
家に帰 ....
ぼく迷子です
迷っています
地べた見ながら歩くので
道の長さわかりません
どこ行く道かわかりません

ぼく空っぽです
カラカラです
硬く固めて
乾いた言葉を探します
語る相手を ....
貴方の言葉に
みたされている

冷静で
熱い
表の顔とは
ちがう

甘くて
切なくて
さみしい

言葉たちに

あたしの
脳は
刺激され

言の葉を
生みだす
 ....
どうしてもさむい感じがする、
雄弁なのは街の明かりだけだって
ひさしぶりに思い出した。
冬を選ばなかったぼくたちは
ようやく目の当たりにできた互いの身体に
みょうな、他人行儀な感覚と
懐か ....
かどの さかなや
まがった まがった

かどの おすしや
まがった まがった

かどの ポストで
まよった まよった

ゆうびんやさん
かえらない
こころの場所を探してみましたが
結局、わかりませんでした

たましいも
いのちも
しも

どこにあるのか
いまだにわからないでいます

さっき電線にとまっていた
たくさんの鳥 ....
頑張ろうと
肩にばかり力を入れても
腰はひけている

仕方がないと
諦め顔で薄笑いを浮かべても
目は出口を探している

雨のような運命を
受け止めるのは
傘ではなくて腹の真ん中 ....
忘れようと
あがいてみたけど

余計に
思い出は
濃くなって
いきました

似ているって

書くものが
似ているって
言われました

どこか
遠いところで

つながって
いるのかも
しれません

そう ....
深く刺さった
棘のように

貴方の名前が
とれないの

つぶやき過ぎたせいかしら
泣き過ぎた せいかしら

棘は
痛みはしないけど

あたしの身体の
一部になった

まっ ....
ある日のデイサービス送迎車内にて 
ハンドルを握る所長は 
助手で乗るパート職員に、愚痴をこぼした 

「最近、パートのハットリって奴が 
 妙に俺にたてつくんだよ 
 何であいつがあんな ....
 川面で光の魚がはねている
 春と霞を点描で描くのはぼくではない

 土手の並木の樹勢のなかを
 グングンふくらみ育ってゆくもの
 ふくらみみもだえて勢いを増してゆくもの
 樹 ....
機上で
伯母は落下し脳挫傷で眠る孫の為に
満腔の震えを帯びた痩躯を折り
瞑目で何やら呟きながら手かざしを始めるのだった
高度1万2千メートルからの この上なく真摯な神通力が
ポリカーボネイド ....
わたしが
いのちをみてるのか

いのちが
わたしをみてるのか

みてるものみな
いのちをみてる

わたしもわたしの
まどのそとを
上澄みの中を泳いでいた
透明ではなく薄く白濁した温い水の中を
紅い尾鰭をゆらゆら振って
指差すふくみ笑いを払い退けて
腹の下に感じる見えない水底の冷たさに慄きながら
ゆるんだ流れに身をまかせ ....
            110412


ふしだらな
感じやすい
企みを
ひそかに抱き
か細い悲鳴をあげて
かわは流れてゆく
拡がる景色の果て
外国船が汽笛を鳴らし
風が凪いだそ ....
微笑み浮かんだら 授業は うわのそら
教室で運命・赤い糸さがしてる

願いが叶うなら 君の泣きじゃくる顔も
見たい 見ていたい 10年後も その先も

 君に惹かれるのは なぜ だろう ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5726)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手の中の何を思えば- 番田 自由詩211-4-20
かなしみを- はるな自由詩811-4-20
半端の効用- 電灯虫自由詩3*11-4-20
白を塗る- プル式自由詩10*11-4-19
うたた寝- 森の猫自由詩4*11-4-19
おねしょ- 小川 葉自由詩411-4-18
いのちの灯_- 服部 剛自由詩311-4-18
落ちるひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-4-18
添う_春に- 砂木自由詩14*11-4-17
唇ぎゅっと- 吉岡ペペ ...自由詩211-4-17
遅れるのがいい- 電灯虫自由詩6*11-4-17
離任式- 西日 茜自由詩611-4-17
空から降るもの- Seia自由詩211-4-17
チューリップ十本の赤い花びらのなかを- あらら自由詩211-4-16
小さな楽団- 佐倉 潮自由詩811-4-16
迷子- シホ.N自由詩311-4-16
みたされて- 森の猫自由詩6*11-4-16
三度目の春- アオゾラ ...自由詩411-4-16
ダンジョン- 小川 葉自由詩4*11-4-16
目の前のすべてが不確かに見える日- 小原あき自由詩5*11-4-16
覚悟- nonya自由詩11*11-4-16
あの日- 森の猫自由詩6*11-4-15
- 森の猫自由詩6*11-4-14
こだまでしょうか?ー所長とパート職員の門答ー_- 服部 剛自由詩411-4-13
春に酔う- 石川敬大自由詩22*11-4-13
聖域- salco自由詩9*11-4-13
- 小川 葉自由詩311-4-13
紅い尾鰭- 渡 ひろ ...自由詩19*11-4-13
ぷらちな- あおば自由詩7*11-4-13
春笑- 北大路京 ...自由詩10*11-4-12

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