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あぁ 今日もまた 鳥かごの中から世界が見えるよ

ほんのちょっとした、ありふれた病気

なのに体が思うように動かない

心には沢山の傷がついて紅い血を流してる

きっと助けて欲しいのに ....
うだるような夏休みの夜
水を求めるように
冷凍庫から氷をとり
口に入れる

がりがり
噛み砕いたり

飴玉のように
ゆっくり溶かしたり

氷は40度に満たない
僕の身体にすぐ溶 ....
学者のエタは考えた。
西のお空の姫星が
ある夜不意に消えたのは
一体何が悪かろと。


のまず喰わずで
三日三晩
寝ても醒めても
空ばかし
あるとき派手に転がって
こさえた擦り傷 ....
{画像=090909004233.jpg}
現場監督が路面に
配管図面をトレースした
作業の痕跡

解かれることを意図しない暗号が
街の中に密かに生きている


それはシンプルな記号 ....
わたしが
立つはずだった
あなたのお店のカウンター

これからは私の知らない女の人が立つんだ。

わたしが
あなたとの子供授かり
大きいお腹で立つのが夢だった
あなたのお店のカウンタ ....
年月とともに
町並みが変わるように
この畑も
様子が変わっていった

ビニルハウスは
引越しを繰り返し
屋根の下で育ったものは
町へ出荷され続けた
そのことだけは
変わらずに ....
顔に影さし

世界を影絵に

ぼくが見たのは

宇宙の空

黒かった

淋しくて

自由だった

腰をつかい

恥骨を

きみの草むらに

撃ちつけた

顔 ....
{引用=ただいま}
毎年の
「ただいま」
が年々ぎこちなくなってゆくのを
自分で感じているのに


{引用=おかえりなさい}
あなたの
「おかえりなさい」
は年々なじんで
小川の ....
                    080619



不動でも
男のロマンと気取っていたが
乗れないバイクはつまらない
どうにかこうにかお金を集め
ユーザー車検も通ったので
玉 ....
アポトーシス
聞き慣れない言葉だけど
つまり僕達の体は最初から
死ぬために作られてるってこと

テロメアが段々短くなって
細胞が徐々に脆くなって
すべての力を使い果たしたあと ....
耳掻きをしたら
大きな塊が出てきて
それはティッシュペーパーに包んで捨てたけど
なんだか聞こえが良すぎて
虫の鼓動まで聞こえた時は
部屋に入って来て邪魔な虫も
どうしても殺せなくて
埃の ....
帰宅と同時にパソコンを開いて
お互いの近況を報告しあう
なんてことない平凡な出来事だって
それを聞いただけで安心できる

遠距離って大変じゃない?
友達はよく聞いてくるけど
 ....
青のジャージ、歯の抜けたおっさんが、にへにへ洗濯機回り、ゴミ置き場周辺を回っている。


アパート備え付けのランドリーな所で変質者はいつでも登場し、不動産屋が不正な自転車が置かれてないかと見廻り ....
タマゴ焼き
ふわりふわりと
足取り軽く
タコのウインナーと
ダンスする

揚げたばかりの豚カツが
レモンのギターをかきむしる

ちょっと嫉妬な
千切りキャベツ

箱につめて
 ....
優しい歌になれ
赤子をあやす
母親の子守唄のように
美しい旋律を奏でる
きみの笑顔よ
優しい歌になれ

孤独の闇に眠る誰かの
あるいはそれはきみの
その心に届くのは  ....
『何をしたらいいんだろう』

と、思うとき、それは

『どうしたら納得するんだろう』

という意味で

結局、自己満足なのかと


疑る心もまた

偽善者のようで


 ....
雨がしとしとと降り 家の中がじめっとするこの季節が 私はあまり好きではない

肌にまとわりつくようなべたついた じめじめした感じが
絡み合う男女の一時を思い出させるからだ

「好きだ。愛して ....
夕暮れ、薔薇は香っていた
まだ残る夕光の中で
私は花びらをそっとむしりとる
指先がいとしくて
何かを待ちわびて


ふっと夏の透き通る波が
心に押し寄せて来て足先を濡らし
すべてを呑 ....
蝉鳴かねど

暑き日あり

失いし御霊いろ濃く

かなしみ育みし日あり


或るひかり満ちたり

失いし御霊

霊線の開拓

そは追憶となりけり


蝉鳴かねど
 ....
開けた覚えもなく外に出ている
知っている
扉の向こうに何があるか
誰が微笑んでいるか

辿り着けるかどうかをわかってもいないのに

10時と16時にお茶を飲み
回転しすぎて聴けなくなっ ....
光と闇が交ざり合う瞬間
セピア色の記憶がフラッシュバックして
時間が止まったような気がしたけど
変わらずに月は夜を連れてきた

アイツがいなくなっただけなのに
この町がいつもと変 ....
ジャングルジムを覗くマンションが
瞼の裏に座標を描く
月から見えない場所で
星もない悴んだ空間を占拠する
空っぽのブランコを一瞥し
ポケットの中 手を突っ込み
旋回して竜巻を生み
つま先 ....
一面の草むらから、湧きあがる青い空。
向き合うわたしの窓は、青い空をもたない。
手にした一枚の写真を見て、
水を得た魚のように泳いだ海は、
黄ばんだ家族の笑 ....
かりそめの日を生きる
ちとそらのきわへと
ながくつづく道を愛したのだ
はらはらと
はらはらとふりかかる日々
ふりつもる日は
うつりゆくきせつとともに
とけてゆくけど
いたみやぬくもりの ....
綿ぼこりが部屋の片隅で
クルクルと回っている
小さなつむじ風が
部屋の中で起こっている

ふたつ、みっつ、
意志を持って踊るように
寄り添ってクルクルと回る


部屋に吹き込む風が ....
黄海からの繊細かな風が

葉アカシアを揺らす

二週間まえの

白い花は散りくさり

葉アカシアが揺れている


きみと歩いた

アカシアの大連

きみのいない

葉 ....
もう ラヴソングも描けないのさ
日の入りが終わった天空の
マゼンタがきれいでね
良い絵が描けた後の
水入れみたいでね
そんなことを伝える人も居ないのさ

眼球の奥でつくられる
とろんと ....
火のみ
火のまま
始原と同じ勢いで
燃え続けている

口は知ることにより変わってしまったから
音の響きに意味を持たせてしまう
愛しさも
熱情も
それらしくまとわせてしまう

無邪 ....
「次のニュースにまいります」

淡々とした口調でアナウンサーは暗いニュースを読み終え
明るい話題に切り替えた

よくある日常の風景

僕は暗いニュースが風化してしまうことが

ただ  ....
 

あたし象がなくのをきいたことがあるわ

ミルクが冷めるので
君は急いで言うのだった

カーテン 君の室内とその壁

日が射しても 虫がいない日が多いので
もうテーブルクロスは ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鳥かご- 知恵自由詩5*08-6-22
氷喰症- 藤原有絵自由詩608-6-22
西の姫星- 亜樹自由詩108-6-22
路上の絵画- kauz ...自由詩12*08-6-21
ごめんね- こころゆ ...自由詩6*08-6-21
- 小川 葉自由詩608-6-21
影絵- 吉岡ペペ ...自由詩408-6-21
ムラサキサギゴケ- AB(な ...自由詩23*08-6-20
桜桃忌に捕まえて- あおば自由詩2*08-6-20
テロメア- 1486 106自由詩2*08-6-20
耳掻き- 小原あき自由詩10+*08-6-20
リンク- 1486 106自由詩4*08-6-20
1階のコインランドリー- 山内緋呂 ...自由詩2408-6-20
しみじみと- 舞狐自由詩5*08-6-19
優しい歌になれ- 朝原 凪 ...自由詩5*08-6-19
マスター- 桜瀬ろろ自由詩1*08-6-19
梅雨と男女- 知恵自由詩3*08-6-19
夏至- 石瀬琳々自由詩23*08-6-19
或るひかり- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-19
- よしおか ...自由詩4*08-6-19
サヨナラ- 1486 106自由詩4*08-6-19
光源- 佐々木妖 ...自由詩8*08-6-19
青いひかり_______- 前田ふむ ...自由詩28*08-6-19
- Etuj ...自由詩308-6-18
つむじ風- kauz ...自由詩8*08-6-18
葉アカシアの大連- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-17
みかん(未完)- たちばな ...自由詩30*08-6-17
たえがたくうたわれたうた- 楢山孝介自由詩4*08-6-17
紅く染まる心- 知恵自由詩7*08-6-17
こいびと- 縞田みや ...自由詩7*08-6-17

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