すべてのおすすめ
波打ち際の子ども

陽炎に揺れる海の家

空を仰ぐ向日葵


総てが夏を歓迎してる


僕はただその向こうの秋を見ていた


君を連れ去った夏を

受け入れられな ....
ブリューゲルの「イカロスの墜落のある風景」
野間宏に暗い絵と表現させた作品のひとつでもあろう

ボッシュなどの流れを汲んだ暗い閉ざされた色彩に
海中に墜落したイカロスの足だけがみえる

ギ ....
海がわたしたちを生んだの?
わたしたちが海を生んだ気でいる
飼おうとして噛まれた手が痛む

波はなにかを
探しているから
常にかきむしって
大地をけずってゆく

砂浜が綺麗に
みえ ....
 
もしも鳥だったら?

あたしゃ、きっとペンギンさ

灰色の空を見上げるだけのペンギンさ




 
スマートフォンを手にして
花壇の隅、おじさんがぽつん
RPGにも飽きて動画とか見始めて
キリが無い二十三時
月に五千円の小遣いを貯めて貯めて
欲しい物は飲み代に代わる

終着駅間で際すれ ....
瓢箪から駒みたいな約束
吐いて
はしゃいでみたものの
閻魔様にも負けず劣らず
舌抜いて
いっそのこと
こっそり禁○の看板
燃やしてしまおうかと取り出して

マッチ棒擦って
暖めてく ....
とんぼが にげない すこしも
とんぼの 目の中に わたしが
たくさん いるというのに

あぶらぜみが にげない すこしも
目線のたかさ で    なきはじめた
あぶらぜみ わたし ....


僕たちは毎日穴を掘る
いつか
自分自身を
埋葬するための

君のその穴は
十分な深さか
君自身を
埋葬するために

その穴を埋めるのは
我々の仕事だ
君を
埋葬する ....
おさむとかなめの家の後ろには
同じ造りの平家があって
銀髪をひっつめた細い老婆が住んでいた
地味なワンピースにいつも前かけをして
家作の花をかわいがり
ピンクと一対の青いスイートピーを息子と ....
ルノアールで珈琲を飲む
革張りの椅子に座り
香りを楽しむ

入っては出て
出ては入ってくる
人を眺めながら来し方行く末を思う

大学生のころ
通っていた喫茶店はルノアール
だったか ....
風邪でやすんだら

テレビの前にふとんをひきなおし

教育テレビを見つめていた

いちばんお気に入りの番組は

はたらくおじさんだった


あの頃働くのはおじさんだった

な ....
ここにいる私たちで
家族になりましょう
名誉も財産も忘れ
森に帰りましょう

温かいまなざしで
老婆の名を呼ぶ
海鳥の群れ

古く錆ついた甲冑を身に纏い
胸当てに薔薇を差した老騎士 ....
窓の外には
透明な沙漠の夜があり
銀の虹が架かっている

深緑のテーブルクロスの上には
白い皿があり
その上には一篇の詩がある

その席は誰のために用意されたのか
いつしか銀 ....
空のにびいろを映して
川面がはにかみながら
揺らいでいる
風の手のひらのなすが

ままに
ただしく海を目指しながらも
どこかに
屈託

これが、これがね
教えてあげる東京の色
 ....
何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月

寝苦しい夜の何処からか
微かに   悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと  水浴びをする

乳房のように膨らんだ闇 
白い 流 ....
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ....
オレンジマーマレード
草原が燃えてる?
かわいらしいわ
きれいだね
人類の手足浮かんで
おそろしいね
たぶん言葉たち湖に沈んでく?



ぽかっとひかるそらへ近寄りすぎないでわたし ....
うなじに貼りつく蝉の声を
拭ったハンカチの上に


炎天下の用水路に浸した
素足のこそばゆさを重ねて


最後の線香花火が消えた後の
かすれた火薬の匂いの上に


水着の跡 ....
おひさまに干されたふとんは
懐かしい匂いがする

平屋建ての木造家屋
屋根より高く育ったヒマワリ
リュウノヒゲにふちどられた細い通路
赤いバラのアーチでは
テントウムシがアブラムシを食べ ....
浴衣で待ってて

言えなかった

散歩するため

浴衣で待ってて


愛するひととのすれ違い

こどもの肌に三角の目

暗闇には光などなかった


浴衣で待ってて

 ....
死ぬのを拒否すること
生きながら死ぬのを
拒否すること
おかしを食べること
あなたを想うこと
様々なものに出会い、感じ
そして何かを表現すること
生きながら死んでいる亡者達を
拒否する ....
そういえば二十数年も前のことだったかなぁ

三輪車に夢中だった孫の
   遊び相手をしながら
公園の勾配がある芝生の上に腰をおろし
それは それは 楽しいひととき と
   ためらはずにお ....
場末の神話から時間と空間を引っ張り出して

自分の居場所を作ってはみたたものの
他に追随するものはなく、いつも独りぽっちで、

もちろん光りは射さない

自分のフィールド ....
遠くで歓声や笑い声が聴こえる
輪に加われない
何時だって 私は唯の傍観者

影のように
ひっそり誰かの後ろについて歩く
存在自体消えてしまえばいいのに

眩しすぎて目を開けていられなか ....
ウェルテルの背中が小さくなっていく
愛せなくなることに怯えて
幾度と無く人は追い求めて

人は空を捨てきれず
荒れ野の空を
靴も履かずに
裸足で駆け抜けて

心の空が
家族の溜息を ....
僕の冷蔵庫ではつぎつぎとものが腐ってゆく
賞味期限は半月前は当たり前野菜は黴としなびで
使い切れないぞ独身奇族

そこで整理もかねて古い野菜をかたっぱしから検閲し
余命少ないあるいはアンチエ ....
よく行く空き地の向かい
おさむとかなめの家はくぼ地にあって
ペンキの剥げた木造平屋だった
変な名前!とからかっていた
一学年上のかなめは面白くて
運動神経抜群だった
兄のおさむは頑丈な体つ ....
電話を待っている

便利になったものだ
子機を取りにいかなくても

いつも電話はかたわらにある

包み込むような
文学的文章を書く人は
どんな声をしているのだろう

そう思いなが ....
奈良の大仏 ふさの国
ならは 国の意
奈良の都は遠い過去
盧舎那仏にはほど遠い
寂(すた)れた山里の如来立像

並木の参道 山桜
古木巨木のスダジイ、銀杏
木肌と瘤の古色な造形
その ....
あなたを無人島に閉じ込めたい
それだけ

私は家に帰って
当たり前の生活に戻って
時々
無人島にいるあなたのことを考える
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋を待ってる- 永乃ゆち自由詩4+*12-8-8
イカロスの墜落- 梅昆布茶自由詩812-8-7
海のさがしもの- 朧月自由詩612-8-7
ペンギンさ- 殿上 童自由詩25*12-8-7
風邪をひくなよ。- プル式自由詩412-8-6
禁煙- 乱太郎自由詩15*12-8-6
すこし- るるりら自由詩25*12-8-6
海面上昇_10- rabbitfighte ...自由詩6*12-8-6
まえのばちゃん- salco自由詩7*12-8-6
喫茶室ルノアールにて- kauz ...自由詩16*12-8-5
はたらくおじさん- 吉岡ペペ ...自由詩412-8-5
heartbeat- mizunomadoka自由詩312-8-5
Happy_Birthday- 塔野夏子自由詩3*12-8-5
手紙- もっぷ自由詩312-8-5
冷熱帯夜- ただのみ ...自由詩21*12-8-5
『子ども達』- 永乃ゆち自由詩9*12-8-4
ポイントいりません(オレンジマーマレード/草原が)- モリマサ ...自由詩512-8-4
盛夏- nonya自由詩18*12-8-4
黄昏待ち- そらの珊 ...自由詩2312-8-4
浴衣で待ってて- 吉岡ペペ ...自由詩712-8-4
生きること- yamadahifumi自由詩312-8-3
クィック・ライフ- 信天翁自由詩412-8-3
詩を書く人- ……とあ ...自由詩7*12-8-3
とるにたらない人間の戯言- れもん自由詩312-8-3
それでも人は空を飛びたいか- subaru★自由詩18*12-8-3
怪しい料理教室- 梅昆布茶自由詩2012-8-3
おさむとかなめ- salco自由詩3*12-8-2
着信- 森の猫自由詩17*12-8-2
ふさの国の大仏- ……とあ ...自由詩6*12-8-2
lust- mizunomadoka自由詩212-8-2

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