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見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
( 駅を降りてあなたに会いに行く
  草切れだらけの細い道を )


石に刻まれた文字は失っている
それは削り取られた石屑の体積
こなごなに飛散した言葉の
名残のように鋭く尖って傷付ける ....
本の隙間から

ふとした時間の割れ目から

長くあけることのなかった引き出しから

ふいにあの頃のあなたが顔を出した


懐かしさに時間を忘れ
あの頃の自分になってしまう


 ....
手を握りしめる
懺悔でなく
まして後悔ではない
荒れた手を
その皺をつたう
しみる年月を
ただ握りしめる
切実にもつよく
握りしめる
細い手を
よわよわしい時を
迷妄のはての
 ....
生理を迎えたときのように
始まりを得たのに何かを失った気がするのは
まぼろしだったらよかったのに

{引用=
紺色のプリーツスカートを下ろす
布と肌が擦れる音がする
それでも無音 ....
激しい雨
重く深い雲の隙間
金色の夕陽
霞む虹


フロントガラスの滴り
暗さの垂れた前方
真横に広がる黄昏
対向する光のパズル


終わりを支えた始まりが
忘れ去られようと ....
ピストルを背中に押し付けられて
細い路地へ連れ込まれる

そんな夢を見た

銃弾が放たれた瞬間に
ちょうど目が覚めるとは限らない
痛みのない苦痛を味わうこともある

それ ....
青  い       光





{引用=
沸点が異常に高いキスをしたら
囀りさえも昨日のもののようになって
ぼくは、いつ救われるんだろうと
指先で境界線に触れるくらい難しいこと ....
するどいエンピツ
つきささない

とがったじょうぎ
なげつけない

ノートにすうじをならべてみて
ほらここから

せんそうのはじまり

てきはあいつだ
けしごむとばせ

ひ ....
君は 必死にボートを漕ぎ進んでいるんだね

でもボートは後ろ向きで前に進むんだ

いつか必ず 大きな船で舵をとるんだよ





あなたはいつも 牙を剥き 鋭い爪で私を威嚇 ....
あなたは変わらず
ぶっきらぼうで

歯に衣着せぬ物言いが
むしろ心地よい

十数年ぶりに席を並べて
仕事をする

あの頃とは
立場も背負っているモノも違うけど

変わらぬことに ....
草の葉が
風にゆれて
風景と対峙する
その葉のさきに
とまる爬虫類の眼に
やどるのは人だ

さようなら

葬列のむこうへ
風はゆくが
寂寥とした気配に
残されたものは
石積み ....
世界は現実味がなくて
絵葉書を見てるみたい。遠い。

この窓を開けて
風を部屋に送り込めば
少し生きてること
実感できるけど

ねぇ、なんだか
とうめいにんげん、になった気分

 ....
静かなサーカスから 流星を追い越して
痛みの隙間を 夜明けが埋める

眠れぬワインで嘴濡らす
ジェラシーに踊る海燕

群青の恋を抜け
空の終わりへ 羽ばたく
傷だらけの翼をいたわりなが ....
自分で考えてみても些細過ぎる悩み事を
頷きながら聞いてくれる
復縁できたらとか下心あるのかな

彼だった頃は喧嘩ばかりしていたのに
なんだか不思議だよね
今では心を開いて相談できる
同志 ....
悲しみに黄昏れた

僕を包んでくれたのは

両手広げて迎えてくれた

温かい母の胸

悩み 迷い 閉ざされた

僕の瞳に映るのは

厳しい試練に ものともしない

大きな父 ....
真昼の星座のように
記憶の中で物語を紡ぐ
思い出せるだけの登場人物が
いつも同じ台詞
終幕はいつも引かれないまま
あきらめきったような時報で
私の視線は花壇に戻る

鬱金香、まっすぐだ ....
{ルビ人気=ひとけ}の少ない
菜の花ロード
あなたと肩を並べ
静かに歩き始める

記憶の隅っこを
居場所に選んだ
幼い記憶をたどって

とおくとおく
忘れてはいけない

ささい ....
酸素を吸っているよ

少女が酸素を吸ってるよ

少年も酸素を吸っているよ


酸素を吸ってるよ 
酸素を吸っているよ



酸素は どこからくるのだろう
酸素は いつまで ....
この詩はいいな
栞を挟んでおいてじっくり読もうお茶を飲みながら
後で

しばらく前から
こそりと胸の奥で隠れて
それを書けそうな気がしている

この期待だけで書いてきたんだ

紙の ....
暑いのきらい いら
汗かくのきらい いら
残りひとつ
いら 三つで
あのひと爆発

扇風機にあーってやって ほう
かき氷で頭きーんってさせて ほう
残りひとつ
ほう 三つで
あのひ ....
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて

忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎるがゆえに
止まることができなくて

傷ついたと言われるまで
君に言葉を投げてしまう

 ....
たった
一つの愛しみを
抱いて
思うところを
見つめ
寄りそう人の
片時


ほほ笑んで
いる
貴女の
握りしめた
左の手の
小さな 小さな
種に
なりた
 ....
この栓を抜いたら
この水は死ぬ
この栓を抜かなかったら
この水は死ぬ




私には関係がないことなので
チェーンにかけた人差し指をくっと曲げて
生まれる音をききながす


 ....
いまあたしは ふたりのおとこをすきでいる
そんなことはありふれたことにすぎないが
あたしには おおきおもすぎてはちきれそうなのだ


 まるいゆびのさき おおきくない て
 ち ....
夕方
ベッドで
横になっている

台所からは
母の立ち働く
音が聞こえる

サクサクいう
包丁の音

ガスレンジをつける
チッチッという音

何か炒める
ジャッという音
 ....
自分の身勝手から
すべてに放り出された男

孤独と挫折を繰り返した
男の左手首には
すべてを終わりにしたかった
一本の深い傷跡がある


何も聞かず
何も言わず


後ろから ....
この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール

吸って スッとして
吐いて ハッとして




ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー

 ....
まだ
ほとんどの人が
眠りの中

早い朝は
静かに静かに

小鳥たちは
もう起きている

テーブルには
茹で卵が積み上げられ

昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ....
ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
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